狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

2019-01-01から1年間の記事一覧

12月24日の坂道ジョグ

坂道を登っていると「走ってる〜」っていうか、大袈裟に言えば「生きてる〜」みたいな気持ちになりますね。私だけ? RUNNETのこの記事を読んで、坂道を選択したのでした。 ★ 「クリスマス・イヴはランナーが少ない」という私の説、やはり正しいのではないか…

クリスマス?

年々歳々、クリスマス・ムードが小さくなっていると感じるのは私だけではありますまい。バブルのころは渋谷かどこかのイルミネーションがどんどん早まって、10月1日にツリーが登場した年は腰を抜かしましたが、今は昔。 12月になるとガンガン流れていたクリ…

『ごんぎつね』兵十の読み方が!?

走ることにも狩猟採集民にも関係のない、ただ思い出した冗談です。 昔、「タモリ倶楽部」の空耳アワーに出そうかな、と思ったネタがあったんです。 曲は、ビートルズ「ヘイジュード」。ラストでポール・マッカートニーが「ジュッジュード、ジュ、ジュドジュ…

新国立競技場の光と影

前々回、オリンピックは光ばかりではないと書きました。影の部分をもうひとつ。 ★ 船尾修『循環と共存の森から 狩猟採集民ムブティ・ピグミーの知恵』(新評論)にこんなことが書かれています。 ──ピグミーが住むアフリカの森がタイの業者によって伐採される…

『いだてん』最終回、15分くらい見ました。

「いだてん」の最終回再放送、カンニング竹山の登場シーンまで見ました。15分くらいでしょうか(その間、オープニング曲が流れなかった気がします)。ドタバタ喜劇風なのはわかるけど、私は阿部サダヲのハイテンションな喋り方がちょっと耳障りです。グルー…

『いだてん』最終回を1分くらい見た感想。

私、何度か大河ドラマ『いだてん』について書きましたが、金栗四三ファンからすると伝記との乖離が気になるのです。妻スヤと幼馴染みだったというところからモヤモヤします。「フィクションだからといって歴史をねじまげていいのか問題」について考え込んで…

南高尾山稜、失敗続きの巻

来年からランニングクラブに入ることにしてしまったし(酒だよ、酒のせいだよ! ちくしょう、あの日、呑んでなければポチらなかったのに……)、少し持久力を戻したいのと、やはり人間はたまには自然に囲まれなきゃいけない気がして、本日はトレイル。トレラン…

『火星のタイム・スリップ』

火星のタイム・スリップ (ハヤカワ文庫 SF 396) 作者:フィリップ K.ディック 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1980/06/01 メディア: 文庫 L・ヴァン・デル・ポスト『カラハリの失われた世界』(1958)の話をしたところ、ある知人がフィリップ・K・ディッ…

講座「人類は何を食べてきたか?」

先週の話です。「人類は何を食べてきたか?──フィールドワークから探る肉食の30万年」という講座を聴いてきました。世界中をフィールドワークされる池谷和信先生の講演で、イヌイットを研究される岸上伸啓先生がホスト役でした。 ハラリは、認知革命・農業革…

ジョグノートやめるってよ

ある日突然、ジョグノートにこんなリリースがありました。 「JogNoteは2020年3月末を持ちましてサービス終了いたします。」 ガーン。 私がジョグノートに記録をつけはじめたのは2007年のことらしい。つまり12年分の記録が残っているわけです。いや、ラン記録…

出来心で、つい。

来年から一年間、近所のランニングクラブに入会してしまいました。 短距離の練習(ドリルやダッシュや筋トレ)やっているうちに、ふだんのジョギングも少し感じがいいんですよね。そんないい気分のときにメンバー募集の要項を読んでしまったのです。サブ3.5…

スポーツと戦争

未開社会の生業は段階的に変化してきました。エルマン・R・サーヴィスは『民族の世界』で次のように整理しています。 バンド(少人数血縁型集団)=移動的狩猟採集生活をする 部族(トライブ)=バンドより大きい。定住し、園耕や牧畜をする 首長制社会=人…

『民族の世界』

エルマン・R・サーヴィス『民族の世界──未開社会の多彩な生活様式の探究──』を読みました。初刊は1958年。伝統的な社会を段階的に整理してまとめています。翻訳は抄録で、23の社会のうち、10を紹介しているらしい。 目次は以下のとおりです。 ・バンド アン…

10日もブログを更新していない。

ずいぶん更新していません。走る日は1日5〜8キロくらいゆるジョグし、筋トレしています。狩猟採集生活の研究もそこそこ怠りなく。飲み会もあれこれ。1週間ほど前に、54歳になりました。54歳の新人なんて普通はあり得ませんが、新人賞に応募しようと小説…

坂口恭平『TOKYO 0円ハウス 0円生活』感想

TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫) 作者: 坂口恭平 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2011/05/07 メディア: 文庫 購入: 10人 クリック: 107回 この商品を含むブログ (26件) を見る 坂口恭平『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(河出文庫)を読みました。…

「桜を見る会」に集まる人びと。

私は国会ウォッチャーなんです。 YouTube で配信されている中継を生で見ることもありますし、夜中や別の日に見ることもあります。予算委員会のみならず、各委員会もわりと見ているほうです。テレビ番組はほとんど見ませんけど、おそらくそんじょそこいらのヴ…

坂口恭平『独立国家の作り方』

独立国家のつくりかた (講談社現代新書) 作者: 坂口恭平 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/05/18 メディア: 新書 購入: 19人 クリック: 814回 この商品を含むブログ (89件) を見る むかしは「快適な家で好きなモノや家具に囲まれていたい」と思っていた…

腕振りと骨盤の動きに関するメモ

夜中、5:00〜5:30/kmくらいのジョグでしたが、だいぶんいい感じで走れました。 気づいたことを言語化してみると……。 以下、相変わらずの素人考えなので笑って読んでくださいませ。 ちなみに最近のテーマは、骨盤の使い方と腕振りです。 ★ 2ヶ月くらいあまり…

月曜日も走らず、文化放送の浜祭へ。

午前中に野暮用があり、その足で浜松町に向かいました。 私はテレビはスポーツや映画をときどき観る程度です。そのぶんラジオばかり聴いています。いまのラジオライフは……と、いろいろ番組名を挙げていたのですが、長くなったので10行削除。 浜松町駅に降り…

日曜日も走らず。法事から小田原へ。

法事やなにやかやで、3連休だったのに走らず。友人は橘湾岸スーパーマラニックで276kmとか走っているんですけど。すごいなあ。 日曜日は伊豆での法事のあと、小田原で途中下車。 日本近代文学ファンならこの店を知らなければならず(は大袈裟か?)、私小説…

ラグビー・ワールドカップ決勝戦

きのうのこと。 用事があって出歩いていたら、府中・けやき通りが騒がしい。ラグビーワールドカップ決勝戦のパブリックビューイングなのでした。せっかくなのでビールを一杯飲みながら、試合前のトークを聞きました。遠くてよく見えませんが、府中を本拠地と…

『「本当の豊かさ」はブッシュマンが知っている』

「本当の豊かさ」はブッシュマンが知っている 作者: ジェイムススーズマン,James Suzman,佐々木知子 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2019/10/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 『「本当の豊かさ」はブッシュマンが知っている』を読み終え…

『コイサンマン』1&2

『ミラクル・ワールド ブッシュマン』(原題:The Gods Must be Crazy、1981製作、南ア)を知っているのは50歳以上でしょうか。日本では1982年に公開され、土曜日のオールナイトを友人と見に行った記憶があります。興行収入は23億7000万円は、『E・T』の35…

『砂漠の狩人』

砂漠の狩人―人類始源の姿を求めて (1978年) (中公新書) 作者: 田中二郎 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1978/07 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る ──じつは、そろそろ純粋なレポートを読むのに退屈してきていまして、派生したテーマ…

『洞窟おじさん』

洞窟オジさん (小学館文庫) 作者: 加村一馬 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2015/09/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 世の中、新しくて便利なものが増えている。 "このままでいいのだろうか……"という疑問が頭にぽっこりと浮かぶんだ…

『贈与論』

贈与論 (ちくま学芸文庫) 作者: マルセルモース,Marcel Mauss,吉田禎吾,江川純一 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2009/02/01 メディア: 文庫 購入: 11人 クリック: 49回 この商品を含むブログ (82件) を見る マルセル・モース『贈与論』(ちくま学芸文庫…

小池百合子都知事が次に言いそうなこと

お前は今日から「象徴」じゃ!?

私は土曜日の短距離練習会で、ダッシュやジャンプトレやあれやこれやで筋肉痛です。お尻やハムが痛くて痛くて……散歩くらいしかしていません。 ★ 10月22日(火)が休みだと知ったのは前日のことでした。 朝から天皇の話題でもちきりだったようです。14時過ぎ…

君たちが来たので生返ったよ──『カラハリの失われた世界』

カラハリの失われた世界 (ちくま文庫) 作者: L.ヴァン・デル・ポスト,Laurens Van del Post,佐藤佐智子 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1993/02 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 狩猟採集民の話を読み始めたら、常識が完全に覆されま…

『ブッシュマン、永遠に。』

積ン読本から田中二郎『ブッシュマン、永遠に。』を取り出しました。 たまたまですが、南米の狩猟採集民のレポートを読む機会が多く、アフリカに縁遠くなっております(ムブティ・ピグミーについて書かれた船尾修『循環と共存の森から』くらいです)。 ブッ…