狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

島田雅彦『パンとサーカス』

パンとサーカス 作者:島田雅彦 講談社 Amazon 島田雅彦『パンとサーカス』読了。550ページの長編エンタテイメント小説でした。作品に書かれたテロリズムが安倍晋三元首相の銃殺を連想させるのか、事件後、よく読まれているらしい。 パンとサーカスとは、2世…

映画『テレビで会えない芸人』と余談

日本映画専門チャンネルで『テレビで会えない芸人』を録画して、少し前に見ました。松元ヒロを追ったドキュメントです。2月に、もう一度再放送があるそうです。(→日本映画専門チャンネル)。私は『松元ヒロの世界』を見なくちゃ。 松元ヒロは以前ザ・ニュ…

『従順さのどこがいけないのか』

従順さのどこがいけないのか (ちくまプリマー新書) 作者:将基面 貴巳 筑摩書房 Amazon 狩猟採集生活を知って驚いたことの一つは階級がないということです。リーダーさえいません。親も息子や娘に向かって「大人に従え」とは言いませんし、体罰もないようです…

『コン・ティキ号探検記』

コン・ティキ号探検記 (河出文庫) 作者:トール・ヘイエルダール 河出書房新社 Amazon 島泰三『魚食の人類史』で、簡単に魚が獲れる例としての話が出て来たので、ヘイエルダール『コン・ティキ号探検記』(河出文庫)を読みました。その昔、子ども向けの本を…

『魚食の人類史』

魚食の人類史: 出アフリカから日本列島へ (NHK BOOKS) 作者:泰三, 島 NHK出版 Amazon 島泰三『魚食の人類史』(NHKブックス)は、霊長類としての人間のニッチ(他種と競合しない食べ物)は魚であるということを前提に、人類史を俯瞰する一冊でした。島氏はサ…

放送大学や王将戦の話

終わった〜! 放送大学『フィールドワークと民族誌』全15回の講義動画を視聴して各回の小テストを終え、勢いにのって2本のレポート(どちらもたった400字ですけど)を提出したのです。11日の〆切に間に合いました。小テストは計45問。1問間違えました。問…

新年の一句

富士の影背負いて駄馬往く三日かな 毎年、同じような写真を載せています。2日からトボトボジョギングし、3日に富士山が見えました。この日、富士のてっぺんに太陽が沈む、いわゆるダイヤモンド富士は多摩川の7、8キロ上流ですが、この地点では、中腹から…

『ぼくは猟師になった』

ぼくは猟師になった (新潮文庫) 作者:千松 信也 新潮社 Amazon 私もいずれ罠猟をしながら生活できないかと夢想しています。 千松信也『ぼくは猟師になった』(新潮文庫)を読みました。著者がどうやって罠猟を始めたのか、どんなふうに猟をしているのか、が…

いつもの年末年始です

放送大学の課題をボチボチこなしながら年の瀬を迎えました。あとは、お決まりの年末年始。 例年、大晦日は妻の実家に行きます。テレビでは紅白歌合戦が流れていますが、飲み食いやおしゃべりに忙しく誰も見ていません。妻は、三山ひろしの剣玉チャレンジも最…