狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『学校制服とは何か』

学校制服とは何か その歴史と思想 (朝日新書) 作者:小林 哲夫 朝日新聞出版 Amazon たいへん勉強になりました、小林哲夫『学校制服とは何か』(朝日新書)。著者の肩書きはジャーナリストで、1960年生まれとのこと。私より5歳上です。 まずは、個人的なこと…

稲田豊史『映画を早送りで観る人たち』

映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形 (光文社新書) 作者:稲田 豊史 光文社 Amazon 稲田豊史『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ──コンテンツ消費の現在形』(光文社新書)を読みました。興味深いことが…

設楽博己『縄文vs.弥生』感想

縄文vs.弥生 ――先史時代を九つの視点で比較する (ちくま新書) 作者:設楽 博己 筑摩書房 Amazon 縄文と聞いてイメージするのは土器や竪穴式住居ですが、定住した縄文中期以降の文化であって、私が知りたいノマド(遊動)的狩猟採集民ではありません。尾本惠一…

ドキュメント映画『イカロス』

Netflixで『イカロス』(2017米国、監督ブライアン・フォーゲル)を見ました。 サスペンスものの映画や小説で、主人公が国家の命運を左右しかねない犯罪に巻き込まれる、というストーリーがあります。そんなことが現実に起きるんですね。 ★ ★ ★ 自転車競技の…

『ホモ・エコノミクス』

ホモ・エコノミクス ──「利己的人間」の思想史 (ちくま新書) 作者:重田園江 筑摩書房 Amazon 雨がやんだらロードバイクに乗ろうと思っていたのに、重田園江『ホモ・エコノミクス──「利己的人間」の思想史』(ちくま新書)を開いたら面白く、読了してしまいま…

狩猟採集民という救済?

磯野真穂『他者を生きる』を読みました。磯野氏の文章を読むのは初めてかな。集英社新書編集部はなかなか良い仕事をしていると思っています。 ごく大雑把に書きますが、死や病気に関して、われわれが常識と感じていることや、定型文みたいな情報発信を警戒し…

サッカー部コーチの暴行について雑感

秀岳館高校サッカー部のコーチによる暴行事件、注目しています。 4月20日、30代のサッカー部コーチが高校生に暴力をふるう動画がSNSで拡散されました。22日に開かれたミーティングで、サッカー部監督が、動画をアップさせた生徒を「加害者」呼ばわりし、自…

「風」と広島風お好み焼きについて

あなたは「風」(ふう)について、真剣に考察したことはあるか!? なになにスタイルの「風」広島風お好み焼き、関西風お好み焼きの「風」は、広島や関西でつくられるタイプのお好み焼き。これらは概ね「なになにスタイルの」でいいようです。「古風な服だね…

歌詞をきちんと聴く派

単なる雑談です。 以前、ラジオ番組「赤江珠緒たまむすび」で、「歌を聞くとき、歌詞をきちんと聴いているか、それとも聞き流しているか」という話題がありました。私は歌詞をきちんと聴く派なんです。洋楽でも、気になる曲は歌詞を確認します。……が、しかし…