狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

『死してなお踊れ 一遍上人伝』

死してなお踊れ: 一遍上人伝 (河出文庫 く 20-1) 作者:栗原康 河出書房新社 Amazon 一遍たちは未知の領域にふみこんでいった。人間の限界の限界の、さらに限界をこえて、ありえないようなうごきをみせはじめた。まるで痙攣でもおこしているかのように、ブル…

4月前半終了。今年見た桜

4月前半終了。 膝が痛くて走れないなんて日もありましたが、徐々に増やしてきた月間走行距離をいよいよ200kmにするため、15日までに100km走らねば、と意識していたんです。厚底シューズはスピードが出ちゃうので、がさごそ下駄箱からミズノ・ウェーブエンペ…

国会議事録を検索してみよう

みなさん、国会見てますか? YouTubeでもいくつかのチャンネルで中継されています。私は野党(立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社会民主党)の質問は極力チェックしています。自ら「ゆ党」を名乗る日本維新の会や、旗幟鮮明でない国民民主党はほとんど見…

誰が法律や総理大臣を決めているのか?

日本の法律や政策は誰が決めているんでしょうか。日本の政治家? ★ ★ ★ 岸田氏が訪米する少し前、第6次アーミテージ・ナイ報告書が公表されました。(→ 日米同盟は「より対等」から「より統合」へ 米有識者ら提言 | 毎日新聞) 元国務長官リチャード・アー…

神一行『閨閥 改訂新版』

閨閥 改訂新版 特権階級の盛衰の系譜 (角川文庫) 作者:神 一行 KADOKAWA Amazon 政略結婚で姻戚関係をつくり、政財界を支配している特権家系がある──と書くと、藤原摂関家や中世の話のようですが、現代日本もそうなのです。 たとえば、いまの総理大臣の岸田…

アシックス エボライドスピード

厚底シューズの、アディダス スーパーノヴァライズを履き始めたんですが、ゆっくり走っているうちにどんどんスピードアップしてしまうのです。 私は、市民ランナー時代の標準体重62.5kgに下げるまで、6:30〜7:00/kmで充分だと思っているので、がんばって遅く…

『スモール・イズ・ビューティフル』2/2

スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫) 作者:F・アーンスト・シューマッハー 講談社 Amazon 引きつづき、『スモール イズ ビューティフル』(講談社学術文庫)からメモ。雑談みたいなものです。 ★ ★ ★ 民主主義、自由、人間の尊厳、生活水準、自己…

『スモール・イズ・ビューティフル』1/2

スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫) 作者:F・アーンスト・シューマッハー 講談社 Amazon 私は技術の発展に新しい方向を与え、技術を人間の真の必要物に立ち返らせることができると信じている。それは人間の背丈に合わせる方向でもある。人間は小…

朋あり遠方より来る

Facebookではやりとりしているけど、高校卒業以来会ったことのない──そもそも、在校時代はオールバック&そり込みで、私のほうからは近寄らなかった──友人が大阪から上京したので再会。総勢8人集まり、六本木で昼呑みしました。写真は、東京ミッドタウンを…

草の家、木の家、レンガの家

台湾で大地震──。能登半島の地震につづき、ニュース映像にショックを受けました。1人でも多くの人が助かりますように。わずかながら支援のため募金をしました。 ★ ★ ★ ジャレド・ダイアモンドが『昨日までの世界』下巻に書かれていたエピソードです。本が見…

ワオラニ

前回ちょっと書いたエクアドルのワオラニ族(アウカ族)に関して、アレックス・リバス・トレド/山本誠・訳「世界システムとアマゾン先住民──タゲリへの襲撃をめぐって」(四天王寺大学紀要・第46号 2008/9)という論文を読みました。トレドは、メキシコ市立…

『ミッション:「サタンの最後の砦」に挑んだ宣教師』

『ミッション:「サタンの最後の砦」に挑んだ宣教師』(原題『THE MISSON』)というドキュメント番組が昨年ナショジオチャンネルで放映されました。 インド領アマンダン諸島のひとつ、北センチネル島に、外来者を拒絶するセンチネル族が住んでいます。2018年…

2024年3月のジョギング

3月の月間目標は180kmと書きました。ラスト5日で49km残っていたのでダメかな……と思いましたが、なんとか走り切りました。 1月 120km2月 150km3月 180km ……と走り、4月から200km走ることにします。200km走れば、市民ランナーと言ってもいいんじゃないか…

3月30日のお気楽ジョグ

「町中華が好き」という方々には好評らしいお店に入ってみました。町中華とは、おそらく北尾トロさんたちがいい始めた用語ですが、今じゃみんなに通用します。いかにも町中華という呼称がお似合いの、家族経営っぽいお店。ジュリーの色紙が数枚貼られていま…

毎日更新することにします。

毎日更新することにします。 先週の金曜日は友人の通夜、土曜日は親戚の結婚式でした。どちらも埼玉県だったので、安宿に泊まって埼玉県をジョギングしようとおもっていたんですが、「お通夜と結婚式を掛けもちするなんてとんでもない」と妻に言われ、「そん…

間永次郎『ガンディーの真実』2/2

ガンディーの真実 ――非暴力思想とは何か (ちくま新書) 作者:間永次郎 筑摩書房 Amazon ロンドンで英国法定弁護士資格を取得したガンディーは、南アフリカにわたり、インド人移民が多かった南アフリカに渡ります。 1880年代、彼の地で、ガンディーは理不尽な…

間永次郎『ガンディーの真実』1/2

ガンディーの真実 ――非暴力思想とは何か (ちくま新書) 作者:間永次郎 筑摩書房 Amazon あたくしは、反権力について考えています。ガンディーの非暴力不服従とはどんなものだったか、知りたくなりまして、ちょうど書店で『ガンディーの真実 非暴力思想とは何…

春分の日

春分の日、今年は3月20日。風が強いなかのジョギングでした。 リボンが真横に揺れています。俺が進むべきは左か、右か……。結局、向い風6キロ、追い風7キロ。自分を1キロ分甘やかしてやりました。 夏になると走る不整地が、舗装されていました。ここで行わ…

アディダス スーパーノヴァ ライズ

[アディダス] 陸上/ランニング ランニングシューズ スーパーノヴァ ライズ メンズ 27.0 グレイシュブルー×グレー adidas(アディダス) Amazon アディダス スーパーノヴァ ライズというシューズを購入しました。 数週間前、あるスポーツショップに行き、勝手に…

2月のラン

2月は150km走るぞ〜って宣言し、28日までに達成しないと、閏年だから得したね、と言われるところ。きちんと28日に、ジャスト150kmに到達しました。 全部、6:30〜7:30/kmくらいのダラダラジョグです。 寒い日、暑い日、雪の日、雨の日、風の日。猫の目みたい…

イリイチ『シャドウ・ワーク』

シャドウ・ワーク (岩波文庫 白232-1) 作者:イリイチ 岩波書店 Amazon 中学のとき日本史の先生がこう言いました。「古来、男は外で仕事をして稼いでくる。女はセックスでお返しをする」──そのときは言葉の成否を深く考えず、セックスという言葉を聞くだけで…

『奴隷のしつけ方』

奴隷のしつけ方 (ちくま文庫) 作者:マルクス・シドニウス・ファルクス,ジェリー・トナー 筑摩書房 Amazon 少し前に、マルクス・シドニウス・ファルクス著/ジェリー・トナー解説『奴隷のしつけ方』(橘明美・訳、ちくま文庫)を読みました。 私は、階級のな…

川田順造『「悲しき熱帯」の記憶』

「悲しき熱帯」の記憶―レヴィ=ストロースから50年 (中公文庫 か 29-2) 作者:川田 順造 中央公論新社 Amazon ちゃんとメモしておかないといけないなあ。読んだことを忘れてた! 川田順造『「悲しき熱帯」の記憶 レヴィ=ストロースから50年』を読んだのは、昨…

1月のラン

目標達成。120kmですけど……。 ★ ★ ★ 現在、妻と義兄は、私にとっての義父母の介護でバタバタしております。前にも書きましたが、年末年始は、私も緊急入院した義母や、施設から実家に一時帰宅した義父の介護の手伝いをしていました。 1月1日は、午前1時く…

亀井伸孝『森の小さな〈ハンター〉たち』

森の小さな〈ハンター〉たち―狩猟採集民の子どもの民族誌 作者:亀井 伸孝 京都大学学術出版会 Amazon バカ・ピグミーの子どもの遊びを研究した亀井伸孝『森の小さな〈ハンター〉たち』を昨年12月に読みました。「ヒューマニエンス」という番組の「遊び」の回…

コリン・M・ターンブル『森の民』

森の民 (1976年) (筑摩叢書) 作者:コリン・M.ターンブル 筑摩書房 Amazon コリン・M・ターンブル『森の民──コンゴ・ピグミーとの三年間』(筑摩叢書)。 自然と一体となって暮らす人たちの話は心地良い。ほかの狩猟採集民の民族誌もそうですけど、何百万年も…

鶴見済『0円で生きる』

0円で生きる―小さくても豊かな経済の作り方― 作者:鶴見済 新潮社 Amazon なにかの本で紹介されていた鶴見済『0円で生きる』(新潮社)を読みました。サブタイトルは、「小さくても豊かな経済の作り方」です。 著者はなるべく金を使わない生活を実践している…

ケイレブ・エヴェレット『数の発明』

数の発明――私たちは数をつくり、数につくられた 作者:ケイレブ・エヴェレット みすず書房 Amazon 最近読んだ本から。 ケイレブ・エヴェレット『数の発明』(みすず書房)を読了しました。著者は、『ピダハン』を書いたダニエル・エヴェレットの息子で、父親…

新年とっくにあけました。

1月最初の投稿です。とっくにあけました。 120kmを目標にした12月のラン。12月10日に、れいわ新撰組主宰の増税反対デモ──昨年は、10回くらいデモに行きました──で、渋谷の車道をごくごくゆっくり1時間歩いたのがいけなかったか、急に両膝が痛くなりました…

自民党(とくに安倍派)の裏金問題は時代劇

「あいつもか、あいつもか……」 自民党とくに安倍派の裏金問題が、燎原の火みたいに燃え広がっています。昨年夏、旧統一教会と関係を持った議員(とくに安倍派)が次々と明るみになったのとよく似た現象です。 安倍派議員は当選回数などに応じて政治資金パー…