狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

11月のラン

10月は月間走行距離、たったの90km。 11月は、ゆるジョグで月間距離は100km。最長不倒記録は11kmというお粗末でした。16日しか走っていません。 12月の目標は120kmにします。1日6kmで、20日走りたい。でも、ゆるジョグなら、1回に最低でも8kmくらい走ら…

『「利他」の生物学』と『緑の哲学』

「利他」の生物学 適者生存を超える進化のドラマ (中公新書) 作者:鈴木正彦,末光隆志 中央公論新社 Amazon 『「利他」の生物学』に教わったことのひとつ。 ★ ★ ★ 植物の三大栄養素は、窒素、リン酸、カリウムです。以下、リンと窒素について。 リン──植物の…

『「利他」の生物学』

「利他」の生物学 適者生存を超える進化のドラマ (中公新書) 作者:鈴木正彦,末光隆志 中央公論新社 Amazon 10日前にも触れましたが、狩猟採集生活の本を読んでいると、「利他」というテーマにも突き当たります。 ★ ★ ★ いろんな動物で、血縁者のあいだでは、…

大谷とジャニーズに関して誰も触れないこと

東京オリンピックに腹が立ったあまり、広島カープの試合以外はほとんど見なくなりました。今年は、WBC、ラグビー、バスケットボール、卓球……ええっと、ほかにもあったっけ。日本は一年中大騒ぎでした。今日から大相撲やってるらしい。駅伝やマラソンは毎週で…

知性、利他のことなど

長沼毅「ヒューマニティの未来」(「現代思想」特集=変貌する人類史 2017.6)から、メモ。 ★ ★ ★ スタンフォード大学のジェラルド・クラブトゥリー(1946〜)の論文「われわれの脆弱な知性」(2013)によると、人間の知性や感性は2000〜6000年前(もっとも…

道路を歩行者に返せ(後編)

コンヴィヴィアリティのための道具 (ちくま学芸文庫) 作者:イヴァン イリイチ 筑摩書房 Amazon 自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 B-47) 作者:宇沢 弘文 岩波書店 Amazon 社会的共通資本 (岩波新書) 作者:宇沢 弘文 岩波書店 Amazon 五輪と戦後: 上演として…

道路を歩行者に返せ(前編)

先日、マラソン愛好家に知られる方が次の記事を紹介していたのです。 記事がなくなるかもしれないので、引用。 福岡県那珂川市の市道をランニング中に、ぬれたこけが原因で滑ってけがをしたとして、県内の50代男性が市に1650万円の損害賠償を求めた訴訟の判…

E・M・トーマス『ハームレス・ピープル』

店名は内緒ですが、ある古本屋には人類学関係の本がたくさん置かれています。そこで、E・M・トーマス『ハームレス・ピープル──原始に生きるブッシュマン』(1977、海鳴社、原著は1959刊)を見つけたのでした。 エリザベス・マーシャル・トーマスの母ローナ…

小国善弘『戦後教育史』

戦後教育史-貧困・校内暴力・いじめから、不登校・発達障害問題まで (中公新書 2747) 作者:小国 喜弘 中央公論新社 Amazon 10月はいろいろあって90kmしか走っていません。来月は100kmだ(苦笑)。仕事が落ちついてきたので、ここ1、2ヶ月考えていること・…