狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『皮膚の秘密』

皮膚の秘密 最大の臓器が、身体と心の内を映し出す 作者:ヤエル・アドラー 発売日: 2021/03/15 メディア: 単行本 『皮膚の秘密』という本を読みました。著者はドイツの皮膚科医。原著は2016年刊とのこと。スキンケア、セックス、皮膚に関連した病気や栄養の…

ソロー「市民の抵抗」

市民の反抗―他五篇 (岩波文庫) 作者:H.D.ソロー 発売日: 1997/11/17 メディア: 文庫 岩波文庫のH.D.ソロー『市民の抵抗』の表題エッセイを読みました。1849年に発表されたもののようです。 ソローは、非道な政府より自らの良心に従えと書いています。 私の…

今月はお尻強化月間

今月はお尻強化月間でして、1日100回スクワットをしています。「30回スクワットを1日に3セットやって、10回をスクワットジャンプ」とか「50回、30回、20回」とか、とにかく100回です。休息日を設けたほうが効果があると知っていますが、決めたことをやれ…

アチェベ『崩れゆく絆』

アチェベ『崩れゆく絆』(光文社古典新訳文庫)を読みました。著者チヌア・アチェベ(1930〜2013)はイギリス領であったナイジェリアに生まれます。キリスト教信者の両親に育てられイギリスにも渡っています。本書は1958年刊行。アフリカ文学の先駆という位…

まさかコロナ第4波?

親戚のうち何人かの、10年目の命日を迎えました。 今日は東日本大震災のときほどではありませんが、コロナに影響されて彩りのとぼしい暮らしをしています。テレビはポポポポーンと言わないでしょうし、電気は灯っていますが、晴れていても街の色がくすんで見…

『「縮み」志向の日本人』

私は狩猟採集社会と対立させることで現代社会を捉え直していますが、同じように、欧米と比較対象した日本人論をときどき読んでいます。『菊と刀』の新訳も買わなきゃ。 未読だった李御寧『「縮み」志向の日本人』(講談社学術文庫)を読みました。原著は1982…

四季の話

四季の創造 日本文化と自然観の系譜 (角川選書 638) 作者:ハルオ・シラネ KADOKAWA Amazon もうすぐ春ですね彼を誘ってみませんか、春なのにお別れですか、夏は心の鍵をあまくするわご用心、夏夏ナツナツココナッツ愛愛アイアイアイランド〜翔んで夏しました…

ソロー『森の生活』

ずっと積ん読状態だった、H.D.ソロー『森の生活』上・下を読みました。私は飯田実訳の岩波文庫で読みましたが、今泉吉晴訳の小学館文庫『ウォールデン 森の生活』上・下がよいという人もあります。小学館文庫を立ち読みしたところ、レイアウトが工夫されて…

山崎柄根『鹿野忠雄』

ブログをサボっていたときに読んでいた本の話を……。 山崎柄根による伝記『鹿野忠雄』(平凡社)を入手し、読みました。かのただお、と読みます。鹿野の人柄をもっと書き込んでほしかったけど、「わからないことを想像で補わない」という姿勢かと思います。本…

『JR上野公園口』チグハグ県『JR上野公園口』

柳美里『JR上野公園口』を読んでいました。全米図書賞受賞と話題になりましたが、わたしはホームレスが主人公であることに惹かれ、少し前に買っていたのでした。 ハナニアラシノタトヘモアルゾ いきなり脱線します。これを書いている日は「春の嵐」だそうで…