狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

お前は今日から「象徴」じゃ!?

私は土曜日の短距離練習会で、ダッシュやジャンプトレやあれやこれやで筋肉痛です。お尻やハムが痛くて痛くて……散歩くらいしかしていません。

10月22日(火)が休みだと知ったのは前日のことでした。

朝から天皇の話題でもちきりだったようです。14時過ぎの昼食どきにテレビを点けたら、どこも皇居を映していました。いやいや、私は天皇制に絶対反対なんていうことはありません。とくに今の上皇は尊敬しています。

ただただ、天皇家のみなさんが可哀想なのです。彼らには国民が享受すべき自由がありません。選挙権も被選挙権もない。引っ越しもできない。職業選択の自由もない。男の子として生まれついたら、早く結婚しろと言われる。結婚したらお世継ぎをつくれと急かされる。子どもが産まれたら「なんだ女の子か」とガッカリされる。だからといって天皇なんてやってられるかよ、なんてグレることも許されない。──足に鎖をつけられ檻のなかにいるけど、高貴な人です。私には彼らが置かれた状態がとても非人道的に見えます。

天皇は、主権の存する日本国民の総意に基く国民統合の象徴として振る舞うよう憲法で規定されています。言動から察するに、いまの上皇は憲法を遵守することをかなり意識していました。

象徴ってなんでしょう。

もしあなたが「今日から会社員統合の象徴になってください」とか「今日から町民統合の象徴になってください」と言われたら、どうするべきしょうか? 「象徴」を演じるなんて、前衛劇でもなかなかなさそうです。それを忠実にこなそうと、現上皇や今上天皇は模索しているのです。現政権下では、政治家が平気で憲法を無視しているというのに……。