狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

まさかコロナ第4波?

親戚のうち何人かの、10年目の命日を迎えました。

今日は東日本大震災のときほどではありませんが、コロナに影響されて彩りのとぼしい暮らしをしています。テレビはポポポポーンと言わないでしょうし、電気は灯っていますが、晴れていても街の色がくすんで見えます。

さて。

東洋経済オンラインの新型コロナウイルス情報(→リンク)でときどき実効再生産数をチェックするんです。実効再生産数は、1人の感染者が何人に感染させたかという数字ですから、1を越えれば新規感染者は増えていき、1未満であれば減っていきます。潜伏期間の中央値や感染期間(何日間にわたって感染力を有するか)がどの程度かわからないので、発表されたデータをただ眺めているだけです。

全国的に見ると、ここのところ「1」をわずかに越えているんですよね。

東洋経済オンラインの実効再生産数に新規陽性者のグラフを重ねてみました。

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最近の話で言うと、クリスマスなどで街が賑わったあと、12月28日に GoTo トラベルを全国停止した影響か、1月初旬に実効再生算数1.5以上まで上がったのが減少に転じ、1月中旬あたりから1以下になっています。新規陽性者も減っていき、みんな一安心したところです。ところが、0.7台が続いたあと、漸増。いま現在1オーバーとなっています。

実効再生産数が数十日連続して1を切るのは大きな波のあとです。では、第1波、第2波、第3波のあと、1未満の日がそれぞれ何日続いたでしょうか?

  1. 2020年4月19日〜5月28日(40日間)
    または一時期1を越えますが、4月19〜6月13日(56日間)
  2. 2020年8月11日〜9月29日(50日間)※9月中旬に2日間1を越えたが誤差として無視。
    もしくは、10月の4日連続を加えて8月11日〜10月10日(61日間)
  3. 2021年1月17日〜3月4日(47日)

およそ40〜50日、長く見積もっても60日といったところです。

(ちなみに、実効再生産数「1」以上を波としてみると、
 第1波は2020年3月24日〜4月18日として26日、
 第2波は2020年6月14日〜8月10日として58日、
 第3波は2020年10月11日〜2021年1月16日として98日)

ここ数日の1.0台が長期的に見て無視できる程度ならいいんですけど、第3波のあと底を打ち、もう第4波が始まっている可能性があります。政府やとくに大都市の首長は、医療体制の改善や検査拡充など、早め早めに手を打ってほしいけど、あの人たちに期待できるだろうか……。

予定通り、3月21日に1都3県の緊急事態宣言が解除され、27日には聖火リレーがスタート、そのうえ GoTo トラベル再開なんてことになったら……。