狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

大谷とジャニーズに関して誰も触れないこと

東京オリンピックに腹が立ったあまり、広島カープの試合以外はほとんど見なくなりました。今年は、WBC、ラグビー、バスケットボール、卓球……ええっと、ほかにもあったっけ。日本は一年中大騒ぎでした。今日から大相撲やってるらしい。駅伝やマラソンは毎週ですね。またぞろ侍ジャパンと言っているけど、近く何かあるんでしょうか。

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ところで。

大谷翔平の故障について、メディアがなぜか触れないことがあります。それは──

 WBCに出たから故障したんじゃないの?

ということです。

ただでさえ、毎年、二刀流でフル回転してシーズン終盤バテバテになるのに、今年はシーズン前にWBCをこなしたのです。WBCを無視した私だって、決勝戦で大谷翔平が抑え投手をつとめ、帽子やグラブをブン投げるシーンは飽きるほど見ました。カープの試合中継の合間に、WBCの総集編DVDを買わせようとするコマーシャルが流れましたから。

WBCが大谷に余計な負荷をかけたのは当然だと思いますが、メディアはそんな疑問を持たないようです。なぜでしょうか。

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もうひとつ。

ジャニーズの問題に関して、やはりメディアが触れないことがあります。それは──

 ジャニーズ問題は安倍晋三案件ではないの?

ということです。

思い出してください。安倍政権下ではハイカルチャー(高尚な芸術)よりも、庶民的なローカルチャーがもてはやされました。国際イベントや国家的イベントにEXILEやジャニーズのタレントが重用されたのです。最近では、嵐が天皇即位のさい奉祝曲を歌ったり、新国立競技場のこけら落としに出演しました。ジャニー喜多川のお別れ会には、安倍氏の弔辞が読まれたそうです。

一方、ワイドショーやニュース番組にジャニーズのタレントがどんどん起用されました。どういう経緯かわかりませんが、安倍氏に近い事務所のタレントが情報番組に出て、政権批判ができるでしょうか。

ところが、メディアはそれに触れません。なぜでしょうか。