狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

東京マラソン応援と藤井聡太

奇跡的に8時半に目が覚めたので外出。東京マラソンの応援です。アプリで友人数人の位置を確認し、まずは秋葉原(写真)で応援しようとしたんですが、残念ながら友人が見つからず……。総武線に乗って両国へ行きました。こちらは2車線なので、見つけやすい。都営地下鉄の両国駅をくぐって両サイドの歩道を往き来しながら、20キロ過ぎ地点と27キロ過ぎ地点で待ち、何人かを応援できました。

以下、気づいたことです。

沿道で応援している人たちはみんなマスク姿で、知り合いが通るとき以外、声を張り上げません。拍手で応援していました。私も同様です。しかたないけど、かつての東京マラソンよりは静かだったはず。誰彼となくハイタッチする人も見なかった。

松田瑞生選手をちらりと目撃。力強いけど、どこか力をむだ遣いするフォームのような気がします。

タイムに関係なく、厚底シューズなんですね、みんな。

サブスリーの人の中には、私が正しいと考えるフォームの人が多かった。

その他いろいろ。

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珍しく外食して帰宅。仕事しながら、ABEMAで棋王戦五番勝負第3局を見ていました。

渡辺明棋王に藤井聡太五冠が挑戦している今シリーズ。藤井五冠が2連勝しています。中盤以降、AIの評価が次第次第に渡辺寄りになりました。現代将棋は玉の位置が不安定です。以前は、あれだけ王様を囲うことに執着していた渡辺が流行に対応し、危ない玉型で間合いをはかっているのも面白い。

だんだんAIの評価値が渡辺に傾き、私ごときにも「藤井五冠、苦しいか」と感じられます。着替えてジョギングに行こうとしたら、渡辺棋王が間違えたか、評価値は五分五分になってました。「藤井にもチャンスあるか……。でも、中継見てたら走りにいけなくなる」と、えいやっと外に出て250M走りました。でも、案外寒い。トイレに行きたくなり帰宅し、用を足したらついついパソコンを覗いてしまいます。

ふたたび渡辺が押し切りそうな局面でしたが詰みを逃したらしく、藤井に大逆転のチャンスが巡ってきました。AIの評価値が「渡辺0対藤井100」に振り切れました。正確に指せば詰むという意味です。スパッと馬を切った時点で、藤井は読み切ったかに見えます。何しろ、プロ棋士ふくめ大人が参加する詰将棋解答選手権で、小学5年生のころから5年連続でチャンピオンになった(その後、コロナ流行により大会は開かれていません)のが藤井です。八つのタイトルのうち六つめを獲得する瞬間を見逃してはいけない。

ところが! 正確無比な藤井聡太が間違えたのです。一分将棋だったとはいえ、まさかの失着。指した直後に間違いに気づき、うなだれる藤井聡太……。彼が詰みを逃すって何年ぶりでしょうか。

てなわけで、長い1日でした。