狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

大阪国際女子マラソンとコロナ

大阪国際女子マラソン(→公式HP)、松田瑞生選手(ダイハツ)が優勝しました。2時間20分52秒の好タイムで、大会記録を更新。本人は、昨年、一山麻緒選手が名古屋ウィメンズで記録した2時間20分29秒を破るのが目標だったそうですが、30キロ過ぎて少し疲れましたね。

昨年同様、男子選手がペースメーカーをつとめました。大阪国際女子マラソンは昨年から男女混合スレースということになっていて、記録の扱いが女子単独レースとは別らしい。ペースメーカーは正確にペースを刻むというより、半分サポート役に回っていた感じですね。であるならば、単独走になった2位の上杉真穂選手にも、ひとりついてあげればよかったのに。

ハーフの部を引退レースとした福士加代子選手、お疲れさまでした。

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それにしても、新型コロナウイルス第6波の感染者が増え続け、各地の市民レースが中止になるなか、よく大会を開いたものです。

リンクした記事には、大阪市の経済戦略局スポーツ部スポーツ課が、

「まん延防止等重点措置や緊急事態宣言などが決まると、大阪府の新型コロナウイルス対策本部専門家会議が行われ、各市町村に通知がきます。そこにイベントや飲食に関して明記されてある。イベントの中止が書いてなければ、市から止めてくださいとは言えない。大会で決まっている感染対策のガイドラインを徹底して行ってくださいということになります」

と語っています。

つまり吉村洋文大阪府知事の責任で開催されたということです。

沿道での応援を自粛するよう呼びかけていましたが、戸外でマスクつけて声援を送ることにどの程度のリスクがあるのか伝えられているわけではないし、近所で走るとわかったら、みんな見に行くでしょう。現に、大勢の人が沿道に集まっていました。

大会後の表彰式やテレビのインタビューで、誰もマスクしていないのに驚きました。テレビに映るということは鼻も口も隠さないということらしい。芸能界で感染者が増えているそうですが、さもありなん。

このイベントの影響で市中や大会関係者に陽性者が増えることがありませんように。

大阪府の1月30日の新規陽性者は9135人で、死者が5人。1月25日に10人亡くなったと発表されてから、3人、8人、5人、6人、そして30日の5人。オミクロン株は致死率が低いそうですが、ここ7日間の100万人あたりの新型コロナ新規死者数は、大阪府がワースト(3.8人)です。医療が行き届いていないんじゃないかと心配しています。