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東京都は100人に2人が感染──TOKYO2962

季節性かもしれないけれど

ラジオで、コロナウイルスは春、夏、冬の季節性ウイルスだと上昌広さんがおっしゃっていました。たしかに、昨年夏、東京都、全国ともに、8月10日に実効再生産数が1を切り、10月いっぱいは感染は低めに抑えられていたように見えます。寒くなるにつれて第3波がやってきました。

波の浮き沈みが季節に左右されるものだとしても、人の接触を減らしたり、ワクチン接種や特効薬の開発が進めばひとつひとつの波の高さを小さくできるはずです。

東京都では100人に2人が陽性に

今年も、東京都では実効再生産数が1に近づきつつありますが、なかなかピークアウトしません。16日の新規陽性者は2962人で、月曜日の過去最多とのこと。オリンピック期間につくった4連休や3連休やお盆に都市部から地方に人が動いていれば、全国レベルでピークアウトするまでにもう少し字間がかかるかもしれません。

さて、みんな気づいていないようですが、東京都のコロナ陽性患者は累計28万2272人となりました。東京都の人口1404万9146人で割ると、2.009%。すなわち100人にちょうど2人が陽性になった計算です。広くPCR検査をしてないため、実際は2〜3倍の累計感染者がいるとも言われます。

100人に2人ですから、去年のいまごろは新型コロナに感染した人は「知り合いの知り合い」くらいだったのに、何人もの「知り合い」が陽性になっています。ここ数ヶ月はとても多くなり、私も何度も会っている友人の母親はワクチン接種2回をとっくに終えているのに感染が判明したとのこと。(ワクチンのおかげか、いまのところ軽症でおさまっているそうです)

次の選挙までは自助?

もはや菅政権や小池百合子都知事はワクチン頼みのようで、病床や検査を増やそうともしません。うちにいろと言いますが、はたして保障はあるんでしょうか?

都のモニタリング会議は「制御不能。自分の身は自分で守る段階」(→東京新聞)と言い、豪雨とのダブルパンチに小池都知事は「もうこれ、複合災害ですよね」(→東京新聞)と口走ります。複合災害であることはその通りですけど、天災に限らず、菅政権、小池都知事、バッハ会長らによる人災もふくまれます。

コロナ対応以外にも入管問題やオリンピック・パラリンピックのことなど、たくさんの問題があります。憲法53条には、「内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」とあるのですが、与党は野党の要求に応じて国会を開きません。憲法を守らない理由などあるはずがないのに。

みなさん、自己責任らしい。次の選挙まで、くれぐれもお気をつけください。