狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

「まずは、徹底検査!」……?

新型コロナウイルスの話です。

8割おじさんこと西浦博・北大教授の説明は「算数」としてよくわかるんです。

ある感染症の陽性者1人が平均3人に感染させる(実効再生産数)のだとすれば、他人との接触を通常の3分の1よりに減らせばいい。さすれば、陽性者1人が感染拡大させる数(実効再生産数)が平均1人以下になるから感染者は徐々に減っていく……という理屈です。

極端なことを言えば、誰も出歩かず、誰とも会わなければ、感染者はなくなります。むろんそれでは経済活動が停滞し、みんなが干上がります。もっといい方法はないでしょうか?……

感染者と非感染者を一緒に自粛させるから経済がストップするのです。

無症状ふくむ感染者だけを隔離して、感染してない人・回復した人だけを移動させれば、経済の停滞を最小限に抑制できます。

無症状ふくむ感染者をどうやって見つけるのかって? 答えは「ガンガン検査をすること」です。これだって小学生の算数の問題です。無症状含む市中感染者が感染を拡大するので、徹底的な検査でそういう人たちを見つけ出して行動制限し、陰性の人は社会活動してもらいましょう……なんの不都合があるでしょうか。

「検査を増やしたら医療崩壊するじゃないか」というナゾ理論がなぜか安倍信者から発せられていましたが、さすが安倍晋三首相、そんな雑音を吹き飛ばすように、2週間前に「まずは、徹底検査!」と言いました。

しかるに、安倍氏の徹底検査は実行されているのでしょうか?

54年の私の人生のなかでもいちばんつまらない夏でござる。