ランナーを悩ませるピッチとストライドの関係が、「大学入学共通テスト」の【数学Ⅰ・数学A】で問題になったそうです。ふむふむ。以下はわしの解答速報じゃ !
*私は数学が苦手でした。
受験生のみなさんは参考にせず翌朝の新聞などで速報をご覧ください。
第2問 簡単ですが、妙な問題じゃありません? x(ストライド)の単位は最初に「m/歩」、z(ピッチ)は「歩/秒」とある。そして、2ページ目に〔 ア 〕の単位は「m/秒」とあるから、答えが書いてあるようなものです。「m/歩」と「歩/秒」を掛ければ〔(m÷歩)×(歩÷秒)〕「m/秒」になりますから、正解は②です。
それよりピッチが1歩/秒で、ストライドが10m/歩の人や、ピッチが2歩/秒でストライドが5m/歩の人が仮にいたとしたら、どちらも10秒ジャストで走れると考えればいいか。
わしの解答 ②
太郎さんは研究熱心でとてもよろしい。(1)で出した計算式によれば、太郎さんは1回目10秒3788、2回目10秒3519、3回目10秒3359(1/10000切り捨て)で走ります。練習でこれだからね。高校生なら全国大会優勝も夢ではありません。
でもなあ、これもなんか変なんですよ。わざわざ「ストライドが0.05大きくなるとピッチが0.1小さくなる(略)1次関数」と書いてある。単純に、xが0.05大きくなるたび、zが0.1小さくなる式をつくればいいんです。計算するまでもない。xが5大きくなれば、yは-10になるんですから、xには「−2」(イウ)を掛けましょう。2回目の数字で計算すると、4.60=−2×2.10+(エオ)÷5です。エオ=(4.6+4.2)×5ですね。
わしの解答 イウ −2 エオ 44
カ・キクに対する問いは何を言っているのか30秒くらい考えました。ただ単にz(ピッチ)が最大4.80であるなら、xはいくつになるか、というわけです。
んんん……? これ、計算要る? 表を見れば、ピッチが0.1変わるごとにストライドは0.05減っているんだから、カ.キクは2.00ではないの?
わしの解答 カ 2 キク 00
ええっと、だんだんややこしくなってきた。
y=〔 ア 〕って、ええっと……アは、100/xz でした。
太郎さんはピッチ(z)2.00から2.40まで変えられます。それに対応するストライドはそれぞれ、4.80と4.00です。xzはもっとも大きくなればy(秒)は小さく(速く)なります。
x軸とy軸のグラフをつくれば、xzはU字型の二次関数グラフを描くので……あ〜酔っ払ってきたので、すっ飛ばします。ははあ、出題者がカ.キクを答えさせたのは、この問題のためのアシストだったのですね。
2.00×4.80=9.60
↓
2.10×4.60=9.66
↓
2.20×4.40=9.68
↑
2.30×4.20=9.66
↑
2.40×4.00=9.60
xyの最大値はxが2.20、yが4.40のときです。100/9.68=10.3305ですから、条件が同じ場合、太郎くんはピッチ4.4歩/秒のときに10秒3305で走れます。
わしの解答 ケ.コサ 2.20
わしの解答 シ.スセ 4.40
わしの解答 ソ ③
追い風が吹けば10.2秒台もいけるでしょう。
がんばれ太郎くんと受験生。
*もう一度書きます。
私は数学が苦手でした。
受験生のみなさんは参考にせず翌朝の新聞などで速報をご覧ください。