狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

菅原和孝『ブッシュマンとして生きる』

菅原和孝『ブッショマンとして生きる』を読みました。

サブタイトルに「原野で考えることばと身体」とあるとおり、名づけ、会話、性、身体性などを丹念に見ることにより、著者いうところの「ブッシュマンセンス」を抽出していきます。ボツワナによる再定住計画により狩猟採集生活をやめてしまったものの、ブッシュマンセンスは簡単に近代化されることはありません。著者は彼らの話を録音し、考え方や話法を学際的なやりかたで分析しています。

たいへん面白く読みましたが、本の紹介や感想を完結にまとめるのは難しい。とりあえず通読したことをメモして、そのうち断片的に言及することにします。