一時期、走る気がだんだん失せてしまい、去年なんて短距離に転向すべく、ダッシュしたり筋トレしたりしていたんです。酔っ払ってランニングクラブの入会募集をポチってしまったため、また持久走の練習をすることになりました。
短距離に浮気していたことでリフレッシュされたようで、今はマラソン初心者の気分です。2度目の初心者。
「1度フルマラソンを走ってみたいな。怖いな〜」なんて感じです。2010年の自分と競争しようと考えています。2010年の私は、1月の勝田マラソンで初めてサブフォーを達成したものの、目標を失い、4月のかすみがうらマラソンで自己ワーストを記録。そこで奮起し、サブ3.5を目指す練習をすれば3時間45分切れるだろうと、5月から月間300キロ走っていました。すると、秋のつくばマラソンで(ネットではありましたが)3時間半を切れたのです。
2020年度の初ランは4月2日。
ランニング足袋「無敵」をおろしました。先月は、同社の「Toe-bi」でよく走ったんですけど、穴が空いてしまいました。白い無敵は、きねや足袋のHPでしか売ってないのかな? 染められるそうですけど、今は初心者気分なので「あなたの色に染まります」的に、白でいきます。(なんじゃそりゃ)
数歩走ると、ソールが厚いなあ……と感じます。Toe-biのソールが3ミリなのに対し、無敵は5ミリなのです。たった2ミリの差で全然違うんですね。
以前よく走っていたときは、キロ7分半ペースのLSDなどもやっていました。4時間ジャストで32km走ったりね。
田中宏暁先生によれば、ニコニコペース(主観的運動強度で「ラクだ」と感じるペース)でもPGC-1αというホルモンが発現してミトコンドリアが増えるため酸素をとりこむ能力が高まるそうです。1度目の初心者時代、私は距離を増やすだけでそのままタイムに反映されました。月間200kmで4時間切り、300kmで3時間半を切り、400km(1年に1度は500km)で3時間10分を切ったのです。
でも、フォームが良くなかった。レースペースで走るときはそうでもなかったのですが、LSDなどのときは腰が落ち、小さな筋肉を使っていました。だからふくらはぎが太いのです。
今は、ゆるジョグでも、きちんとお尻やハム、大腰筋などが確実に使えています。お尻の窪みが小さくなってきたような……。足袋シューズで走れば、効果は覿面です。翌日、大きな筋肉にダメージが残るのです。
2度目の初心者である私は、前回の初心者のときより確実に良い走り方ができているのです。2010年の自分に、ゆるジョグのコツを教えてあげたいわ。
参考になるのは、無敵やToe-biの開発にかかわった高岡尚司さんの『ゼロベースランニング』です。私の素人考えはカテゴリ「フォームの話」にまとめています。今とくに意識していることをひとつ挙げるなら、
「走りながらストレッチをする?」
「フォームについての考えアップデート」
に書いたようなことです。一部手直ししたいところがありますが、大意に変わりはありません。ポイントは、「走りながらストレッチをすること」です。