狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

シャンプーやめて1年と2ヶ月

時事通信の記事(→こちら)より。

米ハーバード大の研究チームはこのほど、ストレスが白髪をつくるメカニズムを解明し、22日付の英科学誌ネイチャー電子版に論文を掲載した。

研究チームはマウスにストレスを与え、白い毛が生えてくる過程を観察。ストレスを感じると放出される神経伝達物質のノルアドレナリンが、毛根付近の細胞を過剰に活性化させることが原因だと突き止めた。

毛根付近にある幹細胞は通常、髪が生える過程で徐々に色素細胞に変化し、髪の色素を生成している。ところが、ノルアドレナリンによって過度に活性化すると、急速に色素細胞へと変わり、枯渇してしまうという。

……だ、そうです。

白髪が増えるメカニズムもよくわかっていなかったんですね。

髪といえば……「狩猟採集民やアメリカ先住民の年寄りは、それほど禿げてないし白髪の人も見ないよなあ」とふと考えたのが1年2ヶ月前のこと。彼らは水浴びをするくらいです。『所さんの目がテン!』で取材したハッザ族は温泉に入っていましたね(→リンク)。白髪の原因のひとつがストレスだとすると、彼らの生活はストレスが少ないと思われます。日々猛獣と命のやりとりをしているというのは先入観です。彼らは自然の一部として楽しく暮らし、労働時間は短いし、出世争いも学校もありません。

何でも読書から入る私。宇津木龍一さん、渡辺新さんの著書を読み、その後、おそらく男性読者を想定していない山口麻子さん、平野卿子さんの本までも読んで、「シャンプー、リンスは要らない」と考えるにいたりました。本来、皮脂や汗を分泌するはずの毛穴から、毎日大量の化学物質が取りこまれるのは不自然です。

液体シャンプー・リンスが大々的に売り出され、1日1回それらを使って洗髪するようになったのは1960年代です。すなわち、五十代の我々は「生涯シャンプー第一世代」なのです。

詳しくは過去の記事をご覧いただきたいんですけど、私は猫っ毛で、年とともにペチャーッと寝て地肌も透けていました。ところが、塩シャンプーを始めたら、一週間ほどで髪の毛が太くなり、自立するようになったから不思議です。

洗面台に短い毛が落ちていたら、妻が「剃ったヒゲはちゃんと掃除して」と言ったっけな。妻よ、私はヒゲを剃ってない。理髪店から帰ってきたところで、そこに落ちているのは理髪師が払いそこなった髪の毛なのだよ。たしかに私の髪は以前はヒゲより細かった。

髪が伸びるのも早くなりました。理髪店や美容院で、「シャンプー不要です」と説明するのが面倒だな、と感じていましたけど、街にたくさんある安い床屋さんってそもそもが洗髪しないのだと知りました。ラッキー✨️

塩シャンプーは塩っ気を落としきるのも難しいし、そのうちお湯だけにしました。丹念にシャワーをかけながら汚れを流します。髪の毛が増えたとはいいませんけど、太くなってボリュームが増えましたし、頭皮とともに健康的になったのは確実です。

身体は純石けんで洗っています。ただ、いまのところ皮膚に目立った変化はありません。
 
《過去の記事》

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