狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

裸足でロードを走ってみました。ちょっとだけね。

「♩あ〜なたに、お〜んなの子のいちばん〜大切な〜ものをあげるわ〜」
「その曲、歌っちゃいけないと言ったでしょ!」

ええっと、何書きたかったんだっけ。

夕方、田中宏暁先生流30秒ダッシュ4本でした。強い向い風でしたが、精一杯やらせていただきました。おっと、これ、本題じゃないな。

体幹トレ&ケトルベルトレーニングやったあと、時計を見たら23時過ぎ。ふと「2キロだけ裸足で走ってみるかなあ」と思いついたのです。夜中だと目立たないしね。

ルナサンダルで1キロ走って多摩川の遊歩道に出て、裸足になりました。サンダルはザックにしまいます。

過去、ビブラム・ファイブフィンガーズ、ルナサンダル、無敵やToe-biなどのランニング用足袋など、裸足感覚のシューズを楽しんできた私ですけど、素足で走ったのは数える程度、それも草地だけでした。

いよいよロードの裸足デビュー。

残念ながらスマホ忘れたので証拠写真はありません。

レッツ、ベアフット・ラン!
 

 い、いたたたたたたた!


舗装路、雨風で劣化して石つぶてが剝き出しになっています。

こんなにヒリヒリするものか。足裏や爪先が敏感なセンサーだと聞いていたのは本当でした。路面のざらつきや傾きや温度がビビッドに伝わるのです。たった数ミリのソールが介在するかしないかで全然違います。5本の指もひとつひとつ意識できます。内反小趾気味の小指、うまく地面を捉えてないんだな、やはり。

地面の刺激は足つぼマッサージと割り切り、黙々と進みます。腰を引いてオドオド走らないように注意。ペースは終始キロ6弱だった模様。

1キロ過ぎたころ、後方から足音が近付きます。裸足が恥ずかしいから夜中に走ったのに気づかれたらイヤだな、話しかけられたらもっとイヤだな、と思っていたら、果たして「裸足なんですね」と声をかけられました。「今日初めてなんです」と、私。珍しいものをご覧になりましたな。

その方、イベントで見かけた記憶があります。1分ほど併走。いつも(今日も)サンダルですが、なかなか裸足デビューできないとおっしゃいました。私もロードを裸足で走るのに52年半かかりました。

 アスファルトの道路やゴムタイヤは19世紀の大発明でしょう。シューズの歴史はぐんと遡り、紀元前5000年以上前に始まるとか。クッション性があるシューズとなると、つい最近です。こいつもすごい発明でした。もっとも偉大なるシューズにより、人間は外反母趾や足底筋膜炎、ハンマートゥ、膝痛、水虫などのミスマッチ病に悩まされてきたわけです。

そんなこと考えながら、予定の倍の4キロ走っちゃいました。

公園で足を洗って終了。集中していたらしく、どっと疲れましたわ

今年のかすみがうらマラソンで、伊豆倉さんという方が、裸足マラソンの日本記録を樹立されました。タイムは2時間42分。世界記録はアベベ・ビキラの2時間15分。彼らの足はどうなっているのか?

この動画の51秒くらいから、何度も見ちゃいます。