狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

つくばマラソン、撃沈……反省。

3時間47分03秒。

つくばマラソン、大撃沈でした。練習で走るタイムと同じです。反省……フルマラソンおよび道具を舐めていました。

1年以上ぶりのフルマラソン。ハーフなども出ていないので予想タイムがわかりません。「無難に」3時間半を狙うことにしました。サブ3.5の記録は、大会によっては優先エントリーできたりしますので。

3時間半は、ややきつめのペース走くらいのイメージでした。

練習として参加した非公認レースを振り返ると、多摩川マラソングランプリ(2017/1/3)は3:30:16、坂道だらけのベジタブル森林マラソン(2015/1/11)では3:30:18でした。公認レースを見直すと、風や坂道に苦しめられた長野マラソン(2016/4/17)は3:29:33、さいたま国際マラソン(2015/11/15)も3:28:24でまとめています。また、5時間走や50kmレースでも、フルの距離をだいたい3時間35分くらいで通過しています。

だから問題なかろうと舐めていたから、しっぺ返しを喰らったのです。

11月25日(日)、つくば当日は晴れていて、ほぼ無風。高低差がほとんどないコースなので、記録は出そうです。

私は、4:45/km〜5:00/kmくらいで走るつもりでいました。

今回は非陸連枠のDブロックスタート。つくばマラソンはウエーブスタートです。C・Dブロックは5分遅れの第二ウェーブ、午前9時5分号砲でした

少し時計を戻します。

私は昨秋から夏のあいだ、ジョグは、無敵、ルナサンダル、アルトラ Vanish-R、素足で走りました。つまり爪先と踵の高さに差がないゼロドロップシューズばかりです。すると、それまでスピード練習に使っていたドロップ差があるシューズが合わなくなりました。少しでも踵が高いと、足裏の踵から脚の裏(ふくらはぎやハムストリング)が全体にジーンと痺れてくるのです。アシックス・ソーティRPはドロップ差を感じないんですが、思い切りスピードを上げない場合、前足部がやや不安定な気がします。レース用シューズは全体的にアッパーが窮屈なのも、裸足系ランナーには悩みの種です。

「わがままな足だなあ」

弘法筆を選ばずの正反対。我ながら情けない。

しかし裸足で走るつもりはありません。金曜日にシューズを買いに行きました。

ミズノ・WAVE エンペラーを選択しました。たしかEmperor2になったとき、踵を低くして9mmドロップにしたはずです。じつはこのシューズも一足履きつぶしていまして、最終的に合わなかったんですけど、選択した理由は価格です。4割引きくらいだったのです。「42キロなら平気だろ」と軽く考えてしまいました。

レースに戻ります。今回はギリギリまで攻めるつもりはありません。

3、4キロあたりでだんだん渋滞がほどけ、4:45/kmペースで走りましたが、まるっきりバネが利きません。ここ1週間はHIITもやめているので、休息充分のはずですが。シューレースを締めすぎたか、とくに左が窮屈です。我慢できなくり、12kmあたりで一度止まり、左足のシューズの紐を少し緩めました。「うん、よくなった」と思ったのは一瞬、すぐに痛みがよみがえり、前腿などにも広がります。
『足の痛みは勘違い。ふだんよりがんばって走っていることを異常だと感じた脳が異変と判断し、「止まれ」というサインを送っているだけ。実際は痛くない』というのを以前雑誌で読み、私もそれを信じていますが、今回はメンタルでどうにかなる痛みではないな……と、だんだんわかってきました。

30キロあたり、目の前のランナーがボトルポーチから落としたボトルを拾おうとしてバランスを崩し、となりのランナーがボトルを拾ってあげようと止まりまして、後続のランナーが「おっとっと」と乱れました。なんとか人にぶつかることはなかったんですが、それに巻き込まれ、ギリギリ保っていた緊張が解けた私。一度止まって沿道で身体を観察すると、足裏はヤスリで擦ったようにヒリヒリします。フォアフット着地なのに踵がジンジン痛むのは、ウエーブエンペラーを履いたときの痛みだと思い出しました。

客観的に考えて根性でなんとかなる痛みではありません。そこからは100〜150歩走って、30〜40歩歩く、というような感じになってしまいました。

……はあ……チャンチャン。

現在、足はガチコチに固まって軟らかさがなく、あちこち胼胝や血豆ができています。いつもは平気な大腿二頭筋が痛みます。

今回は、ハーフなどを走らず、ぶっつけ本番のフルでした。シューズやウエア、ソックスなども、きちんと検証せずに走ってしまいました。

四十代は、ラストでゼエゼエあえぎながらゾーンに入り、毎回自己ベストを更新する喜びを感じたものですが、今はこういう失敗レースも受け容れなければならないと考えています。