《“最速への挑戦” BOOST™ フォーム搭載レーシング モデル 『adizero takumi sen boost』、 『adizero takumi ren boost』1月26日(月)発売!!》(→PP TIMES)
アディダス派に転向したのは何年前でしょうか。レースで見回しても、アシックスばかりで、アディダスは明らかに少数派でした。いまはアシックスと拮抗するくらい増えました。隔世の感があります。DSトレーナーを除き、アシックスのシューズとは相性が悪く、血マメから足底筋膜炎発症まで、トラブルが絶えなかったのです。アディダスに換えてからは何もありません。(従来のアディダスのシューズは劣化が早いのが難点ですが、探せば安く売られているので、バランスは取れています)
しかし今、ミズノに転向しようかと思っている私……。
そんな時期に、ブーストを採用した TAKUMI シリーズが発売になりました。
sen boost は、箱根駅伝で優勝した青山学院大学が履いていたため、アディダスが青学の選手を押し出して宣伝しています。ちなみに、ブーストというのは高クッション高反撥を謳うアディダス開発の素材です。三村氏は、長らくアシックスで競技用シューズを開発し、現在はアディダスで TAKUMI シリーズを手がけている方です。
『ランニングマガジン クリール』(2015年3月号)のタイアップ記事には、三村氏のこんなインタビューが出ていました。
三村 (Takumiシリーズに)初めてブーストフォームを採用しました。アディダスが7〜8年かけて開発した素材ですから、それを使いたかった。クッション性と反発性に優れ、また軽いので当初はソール全面に搭載する計画もありました。しかし、全面に搭載するとクッション性がありすぎで、逆に走りにくくなる。もともと、タクミは、日本人を強くするという考えのもとに開発してきたシューズです。日本人に強くなってもらわないといけない。マラソンの場合には、30〜35kmが勝負になる。その状況で力を発揮してくれるシューズとなると全面にブーストを入れるわけにはいきませんでした。
そういえば、JAPAN boost は全面がブーストだったなあ。
友人は、JAPAN boost2 を履き、私と同じくらいのタイムでフルを走ります。私は着地したときの感触に違和感があり、ジョグにしか使っていません。地面の反撥をダイレクトに感じられるシューズが好きなんです。boost って地面と足裏の間にモノがはさまっているようで、まあ、それがクッションだと言われればそれまでですが……。ただ、上り坂でポンポン弾み、推進力を得られるのは好感触です。
もっと頻繁に履けば馴れるのかな。ラクに進めるってことは練習効果が薄いんじゃないか、と考えたりもしますけど。
従来の TAKUMI sen は、私がフォアフット着地なせいか、レース終盤、足裏がヒリヒリします。TAKUMI sen boost なら少し違うかな……?
ミズノ派に転向する直前に発売された sen boost。
「まあ、そう言わず、あと1足だけ試してってよ」と言われた気分です。
さて、どうするか……まずは安くなるのを待ちます。
《追記》続きみたいなエントリーを書きました。→「adizero JAPAN boost2 の感触」