日曜日の話ですが。

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 こないだの日曜日、いつも寝る時間になんとか起きて、高岡尚司さんのワークショップでしぼられました。日産スタジアムのわきの公園です。ここは気持ちいい。
 何度か書いたとおり『ゼロベースランニング』の内容は信頼しています。高岡コーチの指導を受けるチャンスは過去に何度かありました。いつもながら「腹がかたまっている」と笑われました。高岡さんのランニングフォームの考えかたは、胴体を弛緩させ、胸でランをリードする、ということで間違いないと思いますが、頭でわかっていても身体が動いてくれんのですよ。
 ドリルでさんざんいたぶられた(?)あと、草地のうえで400mインターバル12本。私ふくめ、ほとんどの人が裸足です。そのうち前半の6本は(下の動画もそうなんですが)後ろ手に1mくらいの棒を両掌で挟んでいました。まわりでサッカーやってた子供やつきそっていた親は、われわれを不思議そうに見ていました。
 400mを90秒設定で行く人がいなかったので100秒チームに入りましたが、85秒前後で11本。「最後は100秒に落としましょうかねえ」なんて言ってると、高岡コーチがラストをひっぱるとおっしゃり、79秒。……ふう。
 最近履いていたランシューズ足袋「MUTEKI」が磨り減ったので、この日のドリルでは「Toe-bi」を履いていました。感想はいずれ書きます。
 ドリルがどうやら撮影されていました。
 動画のなかにひそんでいます。

サードプレイス

 私は一人で仕事しています。お付き合いのあるクライアントはたくさんありますが、お付き合いしている会社員のなかには「こいつ絶望的に仕事できねえなあ」と感じる人もいます。伝わってくる周囲の噂からして、社内でも疎まれているらしい。
 とんちんかんなことを言われるとぐったり疲弊するのですが、彼らは故意に無理難題をふっかけてこちらを困らせているわけではありません。仕事をべつにすれば好ましい人物であることも多いんです。趣味の世界ではプロはだしだったり、休日に地域活動をしたりしている人もいます。
 会社イコール世界じゃないんだし、いずれ定年になるんだし……。トータルしてみると、人生を総括するさいに仕事ができたかどうかなんて案外大したことないんじゃないか、と最近思います。
 いわゆる会社人間は、定年後、何をするかわからなくなるらしい。本棚に人心掌握術のビジネス書が並んでたって組織に属してなきゃ意味がない。会社員時代は、休日の接待ゴルフを断りボーイスカウトの引率をやってた部下を馬鹿にしていたけど、定年後、急にうらやましくなったりね。
 私はランニングの友達が増えることで世界が広がりました。何度も会っているけど、どんな仕事をしているか知らなかったりする関係です。それでもビール飲んで走る話をしていたら、何時間でも笑っていられます。
 仲間ができる趣味もいいものです。ジョギング始めるのもいいかもな、と考える方には、江上剛『55歳からのフルマラソン』がおすすめです。著者は元銀行マンで今はマラソンも楽しむベストセラー作家。
 ちなみに、家庭や職場以外の居心地のいい世界を「サードプレイス」と言います。社会学者オルデンバーグさんのお言葉。

55歳からのフルマラソン (新潮新書)

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サードプレイス―― コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」

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ベアフット系ランの話。

 最近、ベアフット(裸足)系シューズの話を訊ねられることが多いんです。今日もジムのスタッフに話しかけられました。みんな『陸王』を観ているんですね。
 私は素足で走ることは滅多にありませんが、週に1〜2回、ベアフット系シューズを履いてペタペタ走ります。足から得られる情報というのは多いんです。路面の温度はもちろん、道のわずかな傾き、硬さなどが伝わります。自分のフォームがおかしかったり、身体のどこかが歪んだり痛んでいることもわかります。つまりそれは、普通のランニングシューズにどれだけ守られているか、ということでもあります。
 過去に長い距離を走ったのは、ビブラム・ファイブフィンガーズの高尾山口〜陣馬山往復28kmふくむ30kmと、アスファルトのジョグ30kmです。

 私はもともとミッドフットあたりでしか着地しかできないので、ベアフット系ランにはすぐに適合できました。フォームもスピードもシューズのときと変わらないと思います。いろんなベアフット系シューズを履きつぶすのは趣味みたいなものです。
 では、週1〜2回ではなく毎日履いたらどうなるだろう? と、MUTEKIで試してみました。やや上り下りのあるアスファルトを10km前後のジョグです。

 結果、

 だんだんアキレス腱が痛みはじめ、5日目くらいで断念しました。

 チーン。

 ……その後はケアしながら普通のランニングシューズで様子を見ています。アキレス腱は気にならなくなりましたが、やや遅れて出現したふくらはぎのダメージが残っています。ベアフット系シューズってやはりそれなりにキツいんですね。
 まだ足が痛いな、という段階で、アディゼロJapan3を履き、近所のきついアップダウンを走ってみたんですが、とくに上り坂をすいすい走れました。これはMUTEKIランの効果だと信じています。
 痛みが取れたらまた履いて、鍛え直します。

横浜マラソンの参加費と中止に物申す

 市民ランナーというのは、ある程度収入があるのでしょう。(私は例外)
 シューズだけ買えば始められる手軽なスポーツと言われますけど、お店で絶対にすすめられる初心者用シューズは1万円を超えますし、もちろん消耗品です。ちょっとしたウエアからGPSウォッチ、大会参加費から遠征の旅費・宿泊代などを含めれば、結構かかります。経費で落ちないぶん、月1接待ゴルフより高くつくかもしれません。
 私がきちんとジョギングを始めたのは第1回東京マラソン開催の前年くらいでした。雑誌の巻末に載っている当時の大会参加費は今よりウンと安かった。ところが、東京マラソンが1万円という破格の価格を設定したのです。大都市の特別な大会だから高いのかもしれないと勝手に納得していましたが、他大会も追随して値上がりします。すぐに1万円に追いついたのは湘南国際マラソンではなかったかな? それでもエントリー開始直後に定員が埋まりました。

        ★

 2015年3月に開催された第1回横浜マラソンの参加費が1万5千円と知ったときは仰天しました。しかも、レース当日、公認を得るために距離を計測をしたら不足していたことが判明します。次から距離は伸ばされましたようですが、公認の申請をしていないらしい。つまりこのレースで世界最高記録が出てもサブスリーやサブフォーを達成しても、参考記録なのです。
 ちなみに横浜マラソンをプロデュースしている会社は、前述の湘南国際マラソンにもかかわっています。湘南国際もいつのまにか非公認になりました。安くはない参加料を払っているんだから公認申請をしてもらいたいものです。
 私はそういった運営に対する疑問があるので、横浜マラソンにも湘南国際にもエントリーしたことはありません。
 
 きのう行われるはずだった第3回横浜マラソンは、台風接近のために前日中止が発表されました。地方や海外から現地入りして前日受付をした人たちは一泊せざるをえなかったでしょう。
 テントや紙コップが飛ばされる暴風雨なら、ランナーもスタッフも平気ではいられません。中止もやむなしです。でも、前日夜の天気予報によれば、制限時間にあたる29日15時の時点で、暴風域は四国を過ぎて紀伊半島にかかるかどうかでした。
 現に水戸黄門漫遊マラソンや富山マラソンなどは開催されましたし、なにより、横浜より西のしまだ大井川マラソンだって雨のなか行われたのです。規模が違うとかなんとか、言い訳があるかもしれません。でも、主催者は最後まで開催の意思を示し、せめて当日の未明まで粘って判断を下すのが誠実な対応だった気がするのです。
 運営が大変なことは理解しています。でも、横浜マラソンの場合、第1回大会以来の不信感が払拭できないんですよね。破格の大会費や遠征費を払った人、みなさん納得して帰られたのなら私が怒ることもないんですが……。

        ★

 どうやら、横浜マラソンにあぶれた人いらっしゃい、というイベントもあるようですが、タダで出られるわけじゃないらしい。あちこちで、市民ランナーから金を巻き上げようという人があるんじゃないかと疑ってきてしまう。今日の私、金のことに拘泥しすぎですか?

今日から日本シリーズ……ん? 2017/10/28

 さあ、今日から日本シリーズだ。
 あれ? 雨だ。
 まさか、カープではなく、雨球団の?
 あああ、ほんとだ、セ・リーグから日本シリーズに進出したのはベイスターズだ!

 と、うすらとぼけております。
 カープ、全然ダメでした。優勝から1ヶ月、リーグ最終戦から2週間も空いていたため試合勘が戻らなかった、とおっしゃる方もありますが、調整ふくめて実力です。昨年の日本シリーズといい、短期決戦の戦い方ができていなかっただけです。ラミレス監督の采配が冴えていました。
 私は、日本シリーズに向けて徐々に気分を盛り上げていくつもりでしたから、「あれ、終わっちゃったの?」と拍子抜けした感じです。あまり悲しくもない。
「いつになってもゴールしないなあ」とラン友の帰りを待っていたら、「リタイアした。もううちに帰ってるとこ」なんてメッセージが来たような感じです。

 と、強引に走る話に結びつけて、おしまい。

広島カープ、ポストシーズン開幕……2017/10/18

 今年のプロ野球ポストシーズンは今のところ雨続きですね。パ・リーグは屋根のある球場だからいいんですが、セ・リーグは甲子園とマツダ・ズムスタです。ベイスターズは雨男ならぬ雨チーム? 選手も観客も風邪を召されませぬように。
 本日から広島カープが横浜ベイスターズとファイナルシリーズを闘います。
 2年連続セ・リーグ優勝だもの、さほど心配していません。ま、今シーズンはベイスターズに負け越しているんですけどね。まだ普段の生活を乱されたくない……と、18時10分くらいからジョギングスタート。ゆるい坂道ふくめ12kmほど。
 radiko で試合の模様は聞いていました。
 カープ薮田和樹(岡山理科大附属高→亜細亜大)、ベイ石田健大(広島工→法政大)の、ともに広島出身の両投手が雨のなか頑張っているらしい。早く5回までやって試合が成立してほしい。できれば、なんとかかんとかカープに先制してほしい……。
 完璧に抑えられていたカープが5回裏に四球とヒットなどで満塁。粘ったすえに田中広輔が中前打で2点タイムリー。さらに菊池の内野安打で3点奪取!
 ほっ。
 試合成立と同時に雨による試合中断。私が帰宅して雨……じゃない、シャワーを浴びているあいだも雨は降り続け、降雨コールドとなったのでした。
 アドバンテージふくめ2勝0敗。これで明日も心静かに走れます。

『陸王』ドラマ化に感じたこと。

 ひさしぶりにラン仲間とダラダラ走ってきました。駒込駅から反時計回りに山手線1周。42.2kmだそうです。
 お風呂に入ってから少し飲んで帰宅。このところ仕事ばかりで走らなかったので、いい気分転換になりました。

      ★

 夜、録画したドラマ『陸王』を飛ばし飛ばし観ました。
 原作の感想は以前書きました。
 斜陽産業の中小企業が、銀行や大企業の妨害に負けず、新しいことにチャレンジする物語です。一気に読んでしまえる面白さですが、ランニング用の足袋の話は、いわばストーリーを牽引する小道具です。勇気と智慧で中小企業を再興させることこそがテーマであって、つくるものはロケットでもランニング足袋でもよいのでしょう。テレビを見る習慣がないので、2話以降は見ないかなあ。
 原作では、実業団ランナーがランニング足袋「陸王」にどんな感想を持ったとか、フォームをどう変えたかとか、ほとんど描かれません。さらに、話が進展するにつれ、「陸王」は高性能のクッション素材を用いた、二股に割れた一般的なシューズになっていきます。つまり裸足感覚から外れていきます。

 つまり、物語『陸王』のテーマは裸足系ランニングではありません。
 縷々書くつもりでしたが、以前のエントリーと重複するので、あとはこちらで。

 現実には、ベアフット系シューズのブームは鎮静化していて、いまはホカやナイキの厚底シューズが擡頭しています。裸足ラン至上主義のランナーは減っているという印象です。私は週1くらいで履いていますが。
『陸王』にインスパイアを与えたとおぼしき、足袋型ランニングシューズは、きねや足袋「MUTEKI」です。比較的安いし、ベアフット系ランに興味がある方は試す価値ありです。ただ、履いた途端にすべてが良くなる魔法のグッズじゃありません。ドラマでも足袋を試している人はみんな踵着地でしたよね。
 とはいえなにごとも経験。興味のある方は、ウォーキングから馴らしたほうがよいと思います。情報を集めることも大事です。
 私は、どこが疲れているか、どこのバランスが悪いかを感じられるので、セルフチェックのつもりで、ゆるジョグ用に使っています。

陸王

陸王

 

カンペル平面。

 カンペルライン、カンペル平面、という言葉をご存じですか。
 鼻の穴と耳の穴を歯医者さんの用語でカンペルラインといい、それを水平にして走ると安定する、という話を小耳に挟んだんです。正しい姿勢をとってから、やや顎を上げた状態らしい。
 バレエ、武術あたりでは使われているようですが、ネット検索しても体系的な情報は得られません。ランニングでは、身体が安定して、よく弾むと聞いたんです。たしかに縄跳びをやっていると、いつもより顎が上がる気はします。
 私は最近、顎を引き気味にして走っていたかたかもしれません。気道確保のためにも顎が下がりすぎるのはよくないし、最近顎の位置を気にしてみます。これかなと感じる日があれば、そうでもない日もあり、試行錯誤しているところです。

(追記)以前も何かで見たような……思い出しました。中村孝宏(あしゆび)でカラダが変わる』にあったんだ。ボルトたち短距離レースを走る選手は、終盤、みんなカンペル平面ができている、と書かれていました。
 どうですか?

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趾でカラダが変わる

趾でカラダが変わる

 

茶色いランドセル

 ランニングの秘密について書こうと思ったけど、やめました。
 また、走ることと関係ない冗談をば。
 ランニングではなくてランドセル。

 ランドセルの色についてです。私のころは黒と赤しかなかったけど、いまはバリエーションが豊富ですよね。
 数年前の秋、ある会で親戚があつまり、大人連中はガブガブ飲んでいました。
 翌年小学校にあがる女の子がいたので「ランドセルは何色にするの?」と質問したんです。彼女は「色!」と即答してニコッ。かわいいね〜。周囲の中年・年寄り連中は「若いのに渋い。女の子ならピンクにしそうなのにね」と驚きました。
 後日、知り合いの若い美容師が教えてくれました。
「いまの新1年生の女の子には、ピンクよりも色のランドセルが人気で、もう(秋には)品薄状態みたいですよ〜」
 情報ソースはもちろん複数のお客さんです。
「ほんと? 昔ならウン◎色とか言ってからかわれるでしょ。どうして色が流行りなの?」と訊いたんですが、彼女も理由まではわからず、「さあ……」との返事。
「もしかすると今のプリキュアは、いちばん可愛い子が色なんかな」
「そうなんですかね〜?」
「わかった! じゃああれだ、最新のゴレンジャーは、女の子が桃レンジャーじゃなくて茶レンジャーなんだ。なんにでも挑戦するチャレンジャー
 すると彼女は腹を抱えてヒーヒー笑いだし、「腹筋が痛い」と悶絶。
 笑ってないで一緒に考えてくれよ〜。


 その後のリサーチにより、茶色は「チョコの色」だから人気なのだと知りました。

 ところで……。
 なんにでも挑戦する茶レンジャーの仲間を考えましたよ。
 なまくら刀の黄レンジャー(斬レンジャー)。
 かなわぬ恋の緋レンジャー(悲恋ジャー)。
 こわくて現場に灰レンジャー。
 手柄を一人占めするオレンジャー。

東北・みやぎ復興マラソン、暑かった!……2017/10/1(日)

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「東北・みやぎ復興マラソン」に参加しました。
 第一回大会はトラブルが起きがちで敬遠しているんですが、2011年の東日本大震災で津波に襲われた名取市の海岸沿いを見たかった。公認レースです。井上大仁選手らが招待されていました。
 予報通り当日は晴れました。友人の車で、仙台のホテルから仙台空港アクセス線・美田園駅へ。シャトルバスに乗り継ぎ、8時頃には会場に着きました。きちんと案内を読まない私が悪いんだけど、案内板のたぐいが少なく、導線がわかりにくい。
 人が集まっているところでウエアの上に着ていた服を脱ぎ、すぐさまレース仕様に。ザックの中に入れたつもりのキャップがない。サングラスはあるけど日焼け止めを忘れちゃった。この日の私は、広島カープ初優勝(1975年)のレプリカユニフォームでした。たまに着るんです。背番号8はミスター赤ヘル山本浩二。
f:id:mugibatake40ro:20171003022936j:plain 広場を見回すと、参加者12,000人はキャパオーバーのように感じられます。参加賞引換所は長蛇の列だったので、Tシャツはゴール後にもらうことに。荷物預かりやトイレも行列が長い。トイレは25分くらい並んだんじゃないかな。スタート数分前に並ぼうとするとBブロックは締め切られていて、Cブロック後方に立ちました。のどが渇いたなあ。
        ★
 なんとたまげた。ぶち驚いた。
 スターターとして紹介されたのが、わし(山本浩二のつもり)のライバルにして盟友、星野仙一じゃなあか。楽天イーグルスとまだ縁があるらしい。わしがマラソンを走るというのに、あいつがスターターとはなにごとじゃろうか。おい星野、お前も一丁走ろうや。
 小さな音でパンッ。……えっ、スタート? ピッ(時計を押した音)
 しばらくは渋滞です。ぎりぎりサブ4くらいの心づもりなので、3時間で33km走って、あとはキロ6分前後のペースで走ればいい計算ですが……。
 この大会、コース図を見ればわかるようにエイドが多い。全部で18箇所もあるので、エイドごとの間隔は2.5km以下です。雲ひとつないかんかん照りだもの。冬のレースのように5kmごとだったら、私は熱中症になっていたでしょう。
 コースはほぼフラット。新しい道路はグリップが利いて走りやすい一方、古い生活道路は冬場にチェーンを嵌めた車が走るためか轍ができて、ややしんどい。
 おおきな平野です。あたり一面黄金色に輝く田園風景に見えるけど、塩害に遭った地帯だから耕作地に生えているのは稲穂ではなく雑草なのでした。仙台空港に流れ込んだ津波の映像をご記憶ですか。冒頭の地形図をご覧になればわかるとおりこのあたりは広大な平野で、津波の被害が広範囲に及んだことが実感できます。
 14km過ぎの亘理大橋を越えたとき、阿武隈川の河口越しに海が見えたらしい。残念ながら認識していません。
 その後はずっと海岸沿いです。潮風と波音は届くのに防潮堤の向こうにある海は見えないのです。防潮堤に並行して2車線の道路が走っています。道路の両脇をパイプで組んだ柵が守っていました。また津波に襲われた場合、流出物を堰き止めるブロックでしょうか……。防潮堤については賛否両論あるのを知っています。昨年ラジオで聞いた「生まれたときから眺めていた海が見えなくなって寂しい」「これじゃ津波が来てもわからない」という意見は、名取市の女性じゃなかったかな。
 空港を越える前後から、エイドではさまざまなご当地フードが並んでいます。
 北上して折り返すあたり、閖上(ゆりあげ)地区は、見てないけどヒットアニメ『君の名は』の舞台だとか。鉄骨だけになったような震災の遺構を見たらグッと迫るものがあります。奇跡の一本松みたいに、下のほうが裸になった松をたくさん見ました。
 私は走っている途中はあまり食べないのですが、閖上でホタテの浜焼きを戴きました。串にホタテが2個刺してあります。「いくらでも食べて」と言われたから笑いました。ごちそうさまです。しばらくホタテの筋が歯にはさまってたっけ。
 沿道からは「カープ優勝おめでとう」「浩二がんばれ!」と何十回となく声をかけられました。私が「楽天もがんばれ〜」とか「日本シリーズは楽天とやるよ〜」と応えると、ドッと湧きます。どこの大会もそうだけどカープユニのランナーは宮城にも多かった。さすがに楽天には少し負けていたけど。
「(被災地を走ってくれて)ありがとう」という声も聞こえます。これにはうまく返答できなかった。せいぜい「ありがとう」と鸚鵡返しに言っただけです。
 3時間33キロをクリアしてからはのんびり走りました……と書きたいところですが、じつは結構足にきました。長いよ、42kmは。アスファルトが熱く、足裏がヒリヒリするので、エイドのたびに立ち止まってシューズに水をかけました。痙攣だけは気をつけなければ。エイドではボランティアのみなさんと結構立ち話もしました。
 フィニッシュ後は、歩きながらメダルやタオルや水やアイスクリームなどを順繰りともらう東京マラソン方式。記録証によるとタイムは3時間55分35秒(ネット同53分32秒)でした。つまりゴールは13時10分だったようです。

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 荷物をピックアップし、着替えたあと、復興マルシェですこし給食&給ビール。
 帰りは友人とは別です。
 14時頃、名取駅行きのシャトルバス乗り場に向かいましたが、歩けども歩けども着きません。まいりました。2kmくらいあったんじゃないかな。足をやられていた人はつらかったでしょう。でもってシャトルバスがなかなかやってきません。少なく見積もっても20分は待ちました。距離の長さに文句を言っている人もいたけど、スタッフも責任を感じて困惑していたはずです。来年改善されるのを期待します。
 ともかくレースは楽しく、復興の現状も一部見ることができました。全国から来た市民ランナーのみならず、地元のみなさんにも楽しいお祭りであったらいいんですが。

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 私は東京オリンピック招致はやめて復興を優先すべし、とずっと考えてきました。いまでも反対です。震災から6年半も経つのに、被災者の方々から「ありがとう」と言われる現状がもどかしく、せつない。天災の記憶は風化させちゃいけないけど、「復興するぞ」という言葉がふだんの生活からが消えなきゃ本当の復興ではありません。
 下のパノラマは、シャトルバスを待ちながら、撮ったもの。塩害の耕作地の向こうの松の向こうにある、そのまた先の防潮堤の向こうの、海を幻視してください。

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 東京に戻って妻と待ち合わせて外食。そのまえに銭湯に入ったんですが、顔や腕が真っ赤になっていました。ひええ、これは火傷だ。とうてい風呂には浸かれず、水シャワーでアイシングしました……。

東北・みやぎ復興マラソン前日……2017/9/30(土)

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 東北・みやぎ復興マラソンをヨロヨロ走りました。
 まずは前日の話。
 仙台に降り立ったあと、短い時間でどこか仙台っぽいところに行きたい。
 というわけで、古本屋を冷やかしてから東北大学片平キャンパス構内を少しだけ散歩しました。宿泊するホテルが近かったのです。
「阿Q日記」や「狂人日記」で知られる中国の小説家・魯迅が、日本に留学していたのがこのキャンパス(当時は仙台医学専門学校)です。

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 魯迅や東北大学の歴史を展示した資料館を見てから、魯迅がまなんだ階段教師を外から見ました。医学者・藤野厳九郎に影響を受けた魯迅は、のちに「藤野先生」という短編を発表します。その小説により、藤野の日本での評価が高まったといわれます。
 ふだんフルマラソン前の三日間は禁酒するんですが、今回はファンランなので特別。夜、おなじレースを走る友人と合流して牛タンやら刺身やら地酒やら。

阿Q正伝・藤野先生 (講談社文芸文庫)

阿Q正伝・藤野先生 (講談社文芸文庫)

 

今月最後のラン……2017/9/28(木)

 だんだん涼しくなってきたものの今月は忙しかったりプライベートであれこれあり、でポイント練習や補助トレが少ない……。それでもまあ、例年のようにカープに振り回されることはなかったように思います。本日12kmジョグして、累計300km。
 友達の誘いにホイホイ応じ、次の日曜すなわち10月1日に「東北・みやぎ復興マラソン2017」を走ります。私は妻方の親戚が宮城県の海岸線に住んでいるものですから、震災のときには数日間動転しながら情報を集めました(残念ながら何人か津波で亡くなりました)。名取市の被害や仙台空港に押し寄せた津波の映像も記憶しています。
 宮城の海岸を最近見たのは去年の今頃。海岸縁の防潮堤の景色や新しい道路の感触も想像できますが、見知らぬ名取市をゆっくり走ってみてきたいと思います。まだ走るには気温が高いでしょうし、サブフォーくらいで走る予定。
 金曜日と土曜日は走りません。

ウルトラマン任侠説

 *以下は、私の考えた冗談です。ランニングとは関係ありません。

 ウルトラマンはなぜ命を賭けて地球を守るのか。ボランティアなのか?……という謎を子供のころから抱き続けていたのです。
 ウルトラの父と母はずいぶんな子だくさんに見えて実の息子はタロウだけだと知ったとき、多くの謎が一気に氷解しました。
 ウルトラファミリーのファミリーは、清水次郎長一家の一家みたいなもの。すなわちウルトラ組という組織で、父は親分、母は姐御なんですね。ウルトラ兄弟といっても盃を交わした義兄弟で、若頭はゾフィー。実子のタロウは跡取り。「帰ってきたウルトラマン」は刑期を終えて出所したんですな。おつとめご苦労さまです。セブンはたまたま地球に来てスカウトされたと聞いたけど、となると一宿一飯の恩義で地球を守る、股旅だったに違いない。
 地球を襲う怪獣や宇宙人を命を張って撃退する理由は「縄張り争い」です。義侠心にあふれ、シマ=地球の治安を維持しているという点では「正義の味方」という言い方とも矛盾しません。にんきょ〜。
 ほら、全部説明がついた。円谷英二および円谷プロが任侠映画を得意とした東宝と縁が深いのも納得できますね。
 ウルトラ一家は、なにかしら地球からみかじめ料を取っているはずですが、それが具体的に何なのか……についてはまだ研究中です。

 ついでに書けば、東映のほうは実録物を得意にしたから、仮面ライダーは等身大のヤクザモノでしょう。組を裏切り、ショッカーに狙われるのです。

土曜日フラフラ日記。……2017/9/23(土)

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 土曜日はダラダラとロングジョグ。
 府中市で用事をすませたあと、なんとなく光が丘公園を目指すことにしたのです。
 新入社員のころ1年半くらい光が丘公園の近くに住みました。最寄り駅は成増です。働くのが好きなこともあり、面倒くさい仕事を引き受けては(押しつけられては?)せっせと休日出勤してました。夏、ビール数本買って帰ってみると花火の音がするので、光が丘公園に行ってみると、豊島園の花火が見えるのでした。まわりの家族連れにまじって芝生に坐り、プシューッしたもんです。……匿名だから書くけど、たくさんいろんな仕事をしたことで、数年したら先輩たちより仕事のスキルは上回りました。50歳過ぎて客観的に書いているんだから間違いありません。ちなみに、37歳のときに独立しました。
 それはともかく。
 光が丘公園といえばゴミ清掃工場の煙突。保谷駅近くの跨線橋から眺めたところ、煙突が見える。ふむふむ、あれだな、とそちら方向に進みますと、どんどん近くなる。なんだ、思ったより近かったな……あれれ?

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 こ、公園じゃねえ!?
 あとで調べたところ、2015年にできた練馬清掃工場なんだそうです。
 まあいいや、あと数キロ走ろう……と光が丘公園に到着。
 練習会をやっていた旧知のラン友とひさしぶりに会えました。打ち上げがちょうど終わるころでしたが、数ヶ月前に急死したウルトラランナーTさんの話などを15分ほど話して、再スタート。南に向かいます。
 なるほど、光が丘公園の清掃工場は解体中なんだ。見えないはずだ。(建て替え中とのこと)

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 上石神井駅でちょうど30km。これが冒頭の地図ですが、おまけに、5キロをキロ7分ペースで走って35kmという一日でした。
 見つけた給水塔は2本。左はオサレなグリーンの田無北原一丁目アパート。
 右は石神井公園団地はかなり変わった形。団地の真ん中に立っているのも珍しい。普通は日陰がアパートに落ちないように、敷地の北西あたりに建っているものなのです。

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33度?のロングジョグ&カープ優勝……2017/9/18(月)

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 台風一過となった敬老の日。
 本日もカープ観戦前に走りました。
 午前9時半スタート。風は涼しいけど、気温自体は高いのです。最高33度だっけ。
 府中の森公園の木陰をグルグルまわるのにも飽きたので小金井公園に向かいました。玉川上水沿いの木陰は水たまりがあったため回避。給水などで結構休みました。小金井公園では巨峰ソフト。甘いものは嫌いだけど、身体が火照ってしかたねえ。
 東小金井駅にぶつかると中央線の高架がつくる影に隠れて西に進み、府中駅まで南下して終了。31kmでした。
 
「チケットがあるから甲子園においで」とか、「都内のスポーツバーで一緒に観戦しよう」という有り難い(甘い?)誘いを全て断ってのロング走でした。ここ数年、カープに振り回されて秋に走り込めないことが多いんです。
 小金井公園に向かう途中、武蔵小金井駅あたりでふと思い出しました。駅の南口から線路に並行して伸びる東向きの商店街は、「ジャノメ通り」と呼ばれていました。その先に蛇の目ミシンの工場があったからです。一時期、中学高校の同級生がジャノメに勤めていて、彼の社員寮だかアパートに一泊したことがあったっけ。
 多くの広島出身者がそうであるようにヤツもカープファンで、一緒に市民球場で野球を観たこともあったなあ。もう20年くらい前に彼は死んでしまいました。

 広島カープは甲子園で阪神に勝ち、優勝しました。セ・リーグ連覇おめでとう。目標の日本一に向かって、さらなる奮起を。乾杯!

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