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付け焼き刃ロング走、終了……4月23日は31km走。

 ロング走……といえるのかな。
 5月の連休に行われる萩往還ウルトラマラニック250kmの部に向けた最後のロング走でしたが、仕事仕事で時間がとれません。連休に時間をつくるためにも仕事をこなさなきゃいけないので、つまりそちらも萩往還のためです。
 日曜日の夕方、3時間半だけ時間ができました。信号待ちなどを考えると30kmしか走れない。効率よくダメージを与えよるため磨り減ったソーティを履きました。最初はフラットな川沿い11kmを5:00/km以内のペースで走って時間の貯金をつくり、多摩丘陵のアップダウンに入りました。
 ここからは信号待ちもあります。頭のなかで「ゆるい上り&きつい下り」のコースを組み立てました。上りはゆるジョグペース、下りはバチコンバチコンとなるべくスピードを上げて走ります。着地のダメージを受ける大腿四頭筋(太腿の前面)を鍛えなきゃいけません。萩往還140kmの部を走ったときは序盤の下り坂を思いっきり走ったのがたたり、終盤は大腿四頭筋をやられて足が動かなくなったのです。のちに柔道整復師の先生から「大腿四頭筋はいちばん先に疲れるところだ」と笑われたもんです。
 なんとか計31km走って終了しました(アップダウンは19km)。

 3月中旬からのロング走は下記のとおりです。
 結局、50kmを越えるような練習をしなかったんですが、忙しいなか、やれることはやりました……と日記には書いておこう。

………………………………………
3/18土 31km(5'50/km)
3/19日 33km(6'43/km)
3/20月 31km(5'56/km)
★3日連続30km走。3日目がいちばん好調。
………………………………………
3/26日 40km(6'17/km)
★小雨。レインウエアを試す。
3月は310kmでした。前半は確定申告などで116kmしか走ってないので仕方ない。
………………………………………
4/1土 44km(5'43/km)
★うち33kmがアップダウン。
………………………………………
4/8土 28km
★大失敗。彩湖ウルトラ(70km)に参加したものの、足裏の広範囲の角質(いわゆるタコ)が痛んで、リタイア。
………………………………………
4/15土 30km(5'43/km)
4/16日 42.5km(8'30/km)休憩・信号待ちなども時計を止めず。
★疲れた状態で土曜日に30km。さらに足が終わっていた日曜日に1人フル。半分以上は坂道。
………………………………………
4/23日 31km(5'20/km)
★うちアップダウンは19km。
………………………………………

15日30kmジョグ、16日ひとりフル制限時間6時間、後編

4月16日(日)晴……42.5km(8:30/km)
 ううううう……。
 平日の高クッション性シューズでのジョグと、きのうの夕方30kmジョグで、朝起きたら、すっかり「足が終わった状態」です。
 しかし、これでいいのだ。
 くたくたになった状態からフルマラソンが本日の課題だから。
 朝9時半によーいドン! 制限時間は6時間です。
 痛むアキレス腱に湿布を貼り、途中ではがれないようカーフガードを履きました。
 暑いので短パン・半袖姿。
 ああ、くたくただ。
 それでもとにかく6時間動こう。
 最初の15キロくらいはアップダウン。萩往還の終盤を乗り切るためだと考え、きつい上り坂は歩きも入れながら、ともかく前に進みました。昼食はJR横浜線・相模原駅前の公園に座り、コンビニで買った軽食をささっと食べました。
 アップダウンを走っていたら、東京・町田市と神奈川・相模原市の県境を流れる川に出ました。その名も境川。そうだ、先週、久々にお目にかかった女性ランナーから、この川沿いに給水塔がたくさんあるとうかがったのです。川を下ってみると、おおっ、あるわあるわ。見つけるたび止まってスマホで撮影。給水塔でお腹いっぱいになったのは初めてです。町田駅あたりにポケモンGOのポケスポット(っていうんだっけ?)があるらしく、スマホをのぞく男女が大勢いました。「いまだにポケモンGOをやっているのはおじさんやおばさんだ説」は本当かもね。私ゃ断然給水塔GO!
 最後は辻褄を合わせ、制限時間6時間以内にフル完走です。f:id:mugibatake40ro:20170420015722j:plain
 相模原市の「おふろの王様」に浸かりました。近くでハーフマラソンの大会があったようです。ランニングシューズを履いてやってくる人が多い。私は枝豆をつまみにビールを2杯飲んで、軽く1人打ち上げ。町田駅まで結構距離があるので、送迎バスに乗りました。
 バス車内では、たまたま乗り合わせた市民ランナー5、6人がラン談義。「東京マラソンに7年連続で落選してるんです」「一度はフルマラソンを走りたい」「フルを走ったら人生変わるらしいですよ」などと会話しています。その場にフル完走者はいなかったらしい。
 私は「なになにしたら人生変わるらしいよ」というセリフ、好きじゃありません。自分が体得したわけじゃない不確かな情報を他人に吹き込んでいるからです。
 フルマラソンを何度か(東京マラソンは4回)走った私の人生は変わったかなあ、と考えました。「死ぬまでに一度はフルマラソンを走りたい」と願わなくなったから、少なくともその点は変わったといえますけど……。
 物思いにふけっているうちに町田駅に着きました。

 以下、発見した給水塔です。

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▲神奈川県相模原市・県営上矢部団地。相模原駅の近く。麻布大学の隣。この給水塔は偉容って感じでした。

f:id:mugibatake40ro:20170420015711j:plain▲町田市・境川団地。北側(左)と南側の給水塔では、クビレの位置が違う。こういうタイプのを見ると、バンデル星人を思い出す……のは私だけ?(すみません、50がらみのおっさんの戯れ言です)

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▲町田市・都営金森第三アパート。

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▲町田市・森野団地。

15日30kmジョグ、16日ひとりフル制限時間6時間、前編

 3月中旬から始めた萩往還250kmのための週末ロング走。ええ、ええ、わかってます。しょせん付け焼き刃です。
 4月15日(土)16日(日)は、30kmジョグ+ひとりフルマラソンをやりました。

◎4月15日(土)晴……30km(5:43/km)
 木・金に、クッションが合わないナイキのシューズでジョグ。11kmと10kmだけだけど、すっかり足が疲れました。前回のエントリーに書いたとおり、ほんとうに走りにくい。とくにアキレス腱のダメージがひどいんです。
 さて、16日土曜日です。
 午前中はお見舞いのため、新宿へ。お昼を食べて少し休み、14時半ジョギングスタート。今日は、アディゼロJapan boost です。
 ひとまず成増に行くことにしました。新宿と池袋、成増、吉祥寺を四角く結んだエリアは、20〜30代にうろうろしたので土地鑑があります。
 成増を通って和光市へ。荒川に出て、武蔵野線にぶつかったあたりから南下して、新座駅で終了しました。給水塔はひとつしか見つからなかった。

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▲成増五丁目第2アパートの給水塔を和光市の高台から。

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▲へえ。荒川沿いは、小江戸大江戸200kのコースなんだ。

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▲美女神社ってなんだ!?

 

リタイアした話。

 4月8日、戸田・彩湖フルマラソン&ウルトラマラソンという大会で70kを走る予定でしたが、足がヒリヒリ痛み、28kで辞めてしまいました。
 一度、大会本部に寄ってハサミを貸してもらい、硬くなった左足裏の皮膚の角質(いわゆるタコ)をチョキチョキ切り取ったところ良くなったんですが、しばらくすると痛みがぶりかえし、左足が着地するたびに火箸を当てられているようです。泣く泣くリタイアしたのでした。萩往還250kmに向けて、3日連続30km走と並び、ロング走のメイン練習だったのに残念です。
 帰りがけ、角質をとるヤスリ(グラインダー)を買ってきて、毎日せっせと削っています。むかし、お風呂に軽石があり、父母が使っていましたが、私が踵をこするとただ痛いだけでした。そりゃそうよね、あのころのヤワヤワな足が欲しいわ。

ドクターショール ツインヘッド たこ取りファイル

ドクターショール ツインヘッド たこ取りファイル

 

f:id:mugibatake40ro:20170417130746p:plain ところで。
 数日後に気づいたことがあります。
 足裏ケアをしなかった私も悪いけど、その日履いていたシューズが合わなかったのです。
 ナイキエアズームエリート9でした。最近、ジョギングではアディゼロジャパン boost か無敵なんですが、萩ではクッション性の高いものもいいかな、と思い、試してみたんです。『BORN TO RUN』を読んで、絶対にナイキは履かないと決めていたのに、「先入観を持つのはよくない」とも最近考えていまして……。
 しかし、少なくともこのモデルは、フカフカしていて非常に走りづらい。クッション性が高いということは、路面から得た反撥をシューズが吸収してしまうので、弾めません。進もうとして力むせいなのか、非常に疲れます。とくにアキレス腱が痛むのは、フォアフットで着地したあと踵が接地する瞬間、沈み込んでアキレス腱がいつもより伸びるせいかもしれません。
 アッパーが案外ゆるく、足が動くせいでタコも痛むようです。
 ナイキのサイトを見るとサブ3.5用と説明されています。このシューズでキロ5で走れるものでしょうか? クッション性の高いシューズで走れないのは私が悪いから?
 よくわかりませんが、このシューズ、今後は短い距離のジョグで、マスコットバット的な使い方をしてみます。

夜のピクニック

 更新したいのですが、なかなか時間がとれず……。
 最近は、萩往還に向けて週末になるべくロング走をするようにしています。

 本日は、仕事の手をやすめ、深夜23時近くから1時間かけて11kmジョギング。
 数人ずつグループになって歩く高校生と、次々にすれ違うんです。
 長い距離を踏破する行事はいろんな高校にあるそうです。甲信越地方に多いと聞いたような記憶もあります。
 最後に追い抜いた6人くらいの男女に話しかけました。
「きみたち、どこからどこまで歩くの?」
 リーダーっぽい男の子が答えます。
「立川から蒲田までです」
 彼が言うとみんなそろってアハハハと幸せそうに笑いました。暗くて表情がはっきりわからないけど、賢くて素直そう。話している地点は、立川駅から6キロくらい離れた多摩川沿いです。
「あ、でも」とさっきの男の子が訂正します。「そのまえに、蒲田から立川まで歩きました」。即座にみんなアハハハ。
「蒲田と立川の往復かあ……ええっと、70キロくらい?」
「80キロです」アハハハ。
「何時から歩いてるの?」
「朝の9時からです」アハハハ。
「すごいね」アハハハ。
 最後に私が「頑張ってね」というと、みんな「ありがとうございます」と答えてアハハと笑いました。
 ええのう。「ハイ」になってる。

 それから1時間半くらい経って、これを書いています。
 彼らはまだ歩いているのでしょう。
 恩田陸の『夜のピクニック』みたいじゃのう。
 若いってええのう。
 頑張ってね。

夜のピクニック(新潮文庫)

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40km小雨ジョグ……3月26日

 3月26日の40キロジョグ。
 小雨の降る中、少しひるみはしたものの、レインウエアを試す好機と考える。
 田無方面へ向かうと、いくつか給水塔を発見できたのです。
 いまんとこ、ロング走の喜びはこいつだけだな。
 上から順に、小金井本町住宅、都営田無芝久保三丁目アパート、都営西原一丁目アパート、田無北原町アパート。
 10キロごとに1塔ということで。

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3日連続30km走。

 ふう……ご無沙汰しております。書きたきことさまざまあれど、時間が許さぬ日々。
 仕事が詰まっていたうえ、確定「深刻」に追われ、ランも滞りがち。
 さて、土日と春分の日で3連休です。
 仕事も確定「深刻」も一息ついたので、すこしまとめて走る気でした。萩往還も1ヶ月半後に迫ってきましたし。
 毎週のようにやっていた30〜40kmジョグですが、今年は月に2回しかやってないようです。1月3日に非公認フル。1月21日に都内グルグルマラニック53km、2月12日と18日に30km。なんと、1ヶ月もやっていません。
 3連休のうち、すくなくとも2回はやらねば。

3月18日(土)晴のち曇……31km(5:50/km)
 初日の土曜日は、お彼岸の墓参。妻のほうの親戚の墓参で小平霊園に行きました。
 集まった親戚で遅めのお昼を食べたあと、アウトドア仕様の薄いダウンをザックにぎゅうぎゅう詰め込み15時半スタート。小平駅南口から多摩湖自転車道を直進し、多摩湖のアップダウンを久しぶりに一周。そのあと自宅に向かって南下。多摩湖が終わるとつまらないので、玉川上水の土のうえを5キロほど走って変化をつけました。
 走り終え、少し座ったら内転筋が悲鳴を上げるのです。どうした、内転筋!? 1ヶ月もロング走をしてないから身体が錆ついていますな。トホホ。
 相変わらず、新しい給水塔を発見するたび撮っています。写真は都営東村山萩山三丁目アパート。

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3月19日(日)晴のち曇……33km(6:43/km)
 昨日のランで案外くたびれました。全身が筋肉痛です。おかしいなあ、30km走っただけなのに。
 高校野球で、広島代表・呉高校の勝利を見て、13時40分ごろスタート。「3連休のうち、すくなくとも2回」の目標は今日片づけてしまおう。身体は重いけど、LSD ペースならいけるはず。
 本日は多摩川中流域から下流に進みます。強い横風に煽られました。
 退屈です。イヤだなつらいな休みたいな、30kmってこんなに長かったっけ? と、消極的なことばかり浮かびます。20km過ぎて、radiko のタイムフリーでTBSラジオ「久米宏のラジオなんですけど」を聴き、退屈をまぎらわせました。
 ときどき立ち止まって写真を撮ったりします。本日の給水塔は都営喜多見二丁目アパート。多摩川から見えました。桜は、大田区田園調布あたりかな。たしか二本だけ咲いていました。
 対岸にわたって南武線・武蔵新城駅でゴール。なんとか33km。

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3月20日(月・春分の日)晴かな?……31km(5:50/km)
 昨日ほどではないけど、今日も目覚めると気だるい。
「すくなくとも2回」が目標だった30km走、土、日でクリアしました。
 今日はどうするか。
 あれこれ済ませ、15時半スタート。30km走りたいけど、ダメージがある。キロ7分ペースのよちよちLSDでは、夕食までに戻れるかどうか微妙なところ。まあ、いけるとこまでいこう。
 おや、予想に反して案外走れます。疲れているぶん無駄な力が抜け、身体の中心だけ動かせば自然に前進する感じ。5:30/kmでも大丈夫そうでしたが、6:00/kmに抑えます。
 頭のタガが外れたみたい。昨日までは、時計を見ながら「まだまだ走らなきゃいけない……」とうんざりしながら走っていたのに、脳から「どんどんお行きなさい」と指令がでます。バカになっちゃったんだな。いくらでも走れる気になります。信号待ちで足止め食らうと、損した気分になるくらい。
 調子がいいので15キロから多摩丘陵のアップダウンを走ることに。少々きつい坂もこなして31kmで終了しました。
 最終日が一番ラクでした。以前はこんなふうに楽しみながら長い距離を走ってた気がするなあ。定期的に走っていれば、脳のリミッターが外れるんでしょう。自分の場合、週末のロングジョグは練習の根幹だな、と再認識した次第です。
 花粉? 黄砂? 顔はザラザラ。3日間でいろんなものを大量に吸いました。

走れない日々と神野大地選手

 ん〜と、今週はあんまり走れず……。
 月・水・金・土とジムで「ホグレル」(帰宅はジョグで4〜5キロ)をやるつもりが、月曜日は仕事でダメ。火曜日にインターバルをやるつもりが仕事でダメ。木曜日に練習会に参加したものの、4:25/kmペースで走っているうちに苦しくなり、5kmでリタイア(どうしたんだろう?)。
 ダメダメでした。日曜日は30kmジョグのつもりですが、こんな時間まで仕事になってしまいました。まもなく午前3時。
        ★
 明日(今日?)19日は青梅マラソンがあります。応援に行けないなあ。残念。

 箱根駅伝をあまり見ない私でも、神野大地選手(コニカミノルタ)は学生時代から好きなんです。100%力を発揮して、前に選手がいても食らいつこうとする気持ちを感じます。青学の選手はいい意味で型破りで面白い。「駅伝で燃え尽きておしまい。あるいは実業団で駅伝中心の練習をする」という風潮を、どんどん変えていってほしいものです。
 2月5日の丸亀国際ハーフマラソンは、テレビを視ながら大迫傑選手と神野選手を応援していました。カルム・ホーキンス選手(英国)の美しいフォームも観察しましたが。
 次の引用は、東京新聞に載っていた神野選手の記事(2017/2/7夕刊)より。

 (略)「平地でも神野、と言われるように」。卒業後も大学時代に指導を受けたトレーナーと個人契約し、体幹強化を続けている。
 走りを安定させるとともに、身体にねじりの動きも加えることで推進力が増した。丸亀ハーフでは「大学時代と比べるとダイナミックになった」というフォームで、2年前の丸亀で出した事故記録を17秒更新した。

 とありました。
 胴体主導で走ろうとしている私、「ねじりの動き」という文言に反応しました。
        ★
 今年から1日おきにジムで柔軟性を改善しようとしていますが、しょうがねえ、ジムに行かない日は「青トレ」をやろう。走る時間が削られるけど、最後の悪あがきだ、なんでも試してみよう。

青トレ: 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ

青トレ: 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ

 

『2時間で走る』感想。

2時間で走る:フルマラソンの歴史と「サブ2」への挑戦

2時間で走る:フルマラソンの歴史と「サブ2」への挑戦

 

 エド・シーサ著・菅しおり訳『2時間で走る』の感想を書きそびれていました。2度読んだんですけど。
 サブタイトルは《フルマラソンの歴史と「サブ2」への挑戦》。圧倒的な強さを誇るアフリカ系ランナーの強さの秘密に迫りつつ人類の夢「サブ2」への展望を書いた一冊。同時に、フルマラソンの歴史について学ぶこともできます。原著『TWO HOURS』は2015年に刊行されたようです。
        ★
 著者が主に取材して中心に据えているのは、ジョフリー・ムタイ。2011年のボストンマラソンで2時間3分2秒という驚異的なタイムを出しますが、非公認コースのため世界最高記録には認められなかったあの選手です。
 現在、中長距離界を席捲しているのはカレンジン族ら有能なアフリカ系ランナーです。彼らは代々高地に育ち、体型に個人差はあれど、総じてランニングエコノミーの高い、細くて長い脚を持ちます。近年ランナーのプロ化やレース賞金の高騰が進んだことで、一攫千金の夢をみる若者がトレーニングで日々切磋琢磨しているのです(ドーピング疑惑についても書かれています)。DNAに、中長距離に有利な配列があるかどうかはまだ確定していません。
 これらは以前読んだ『ケニア!  彼らはなぜ速いのか』などとも共通しますが、本書はもっと多岐にわたる話題を提供してくれます。
 たとえば、19世紀には長距離の「歩行競技」が行われていて徐々にマラソン化していったこと。ハイレ・ゲブラシラシエの世界最高記録樹立の戦略、日本に留学しオリンピック北京大会で優勝したのち事故死したサムエル・ワンジルの生涯……などなど。私が大好きな『パーフェクトマイル』ともちょっとだけ重なりました。
 サブ2が可能か否かの論争や、どんなコースや条件ならタイムが出るか、という美しい夢想もあり、とにかく盛りだくさんなんです。
 空中分解しそうなくらい情報が多いのに、ひとつの物語としてまとまっているのは著者の構成力の高さだと思われます。
 
 それにしても……1908年のオリンピック・ロンドン大会で、ウィンター城をゴールにしたいがために40キロ(25マイル)から42.195キロ(26マイル135ヤード)に延伸された距離の恨めしさといったら! あのまま40キロが標準であれば、私はサブ3をやっているし、すでに人類はサブ2を果たしているのてす。
 でもまあ、2.195kmがマラソンのえもいわれぬ魅力なのですよ。
 そう考えておきます。
        ★
 以下、少し余談を。
 ジョフリー・ムタイのフォームです。2011年のニューヨークシティ・マラソンの21マイル地点。著者は本書でこの動画を《効率のいい走り方の見本》として紹介しています。《そのときのムタイは一マイルを四分三一秒という、フルマラソンで二時間を切るペースで走っていた》(13ページ)とか。ムタイの身長は170cmと書かれていますが、国際陸連によれば186cm56kgだそうです。
 私が注目するのは、もちろん上体の使い方です。

ケニア! 彼らはなぜ速いのか

ケニア! 彼らはなぜ速いのか

 
パーフェクトマイル (ヴィレッジブックス N ハ 3-1)

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ホグレルでほぐれるのか!?……経過報告その1

 動的ストレッチ・マシン「hogrel」を知ったのは11月のこと。近所のジムに置いてあるのを知り、今月から通い始めています。週に3〜4回通うつもりです。ほんとにこれで私の身体がほぐれるのか、ときどき書くことにします。

 ホグレルは軽い負荷で、肩胛骨や骨盤を動かし、可動域を拡げるもののようです。体験ふくめて3回行きましたが、まだ認知度が低いのか、空いているのがありがたい。
 自分の身体の硬さには、ほとほと呆れています(いずれ思い出話を書きましょう)。体育の授業で前屈をさせられたら、マイナス10cmあたりでにっちもさっちもいかず、膝を曲げてごまかそうとしたら、体育教師が私の膝頭を棒でツンツン突くのです。

 ジムに2月にきちんと入会して、2度やりました。
 経過報告その1です。
 いつも伸びないところを伸ばすからか、低負荷なのに筋肉痛になります。^_^;;
 2度目をやったあとの翌朝は、お腹のなかにボーリングの球でも入れたような、独特の筋肉痛でした。風邪気味だったこともあり、夕食前にすこし寝ました。夢うつつでしたが「あ、痛みが取れていく」とはっきり自覚でき、起きたらだいぶん痛みが薄らいでいきました。
 カチカチだった肩胛骨は少しゆるんでいます。
 股関節はさすがに手強い。

 耳まわりの筋肉をマッサージすると、身体が柔らかくなると聞いたことがあります。私の場合、いくらやっても耳まわりはほぐれず、耳全体を上下に潰したりしたら、ギャッと声が出るくらい痛いんです。さっきふと、耳を揉んでみたら、あら不思議、全然痛くないのです。
 もうひとつ。ジムに行った翌日は全然お腹が空きません。朝は(妻に飲まされている)スムージーのみですが、お昼は要らないくらいです。たまたまでしょうか?

 以上、経過報告その1でした。次号を待たれたし。

      ◎

 ホグレルに関する最初のエントリーは、こちら。

2017年1月の練習

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月間195km。

 今年の目標である「スピードの底上げ」にむけて少しずつ前進した1ヶ月でした。以前は1人でも3:50/kmペース程度の1,000mインターバルを5本やっていたんですが、年明けにやってみるとまったくスピードが上がらず愕然としました。
 まずは1km3本を、レスト1km(てことはレペに近いかも)でいいから完遂することにし、身体をスピードに慣らしていきました。ほとんどジョグはしていません。週末はロング走をしようと考えていたんですが、1月3日の非公認フルマラソンと21日の東京十社巡り53kmだけでした。不安だった29日の駅伝(3km区間)をなんとか4:00/kmペースで走り、まずまず充実した1ヶ月でした。
       ◎
 2月は、1,000mのインターバルを4本やるようにし、悪天候や体調の悪い日は短めのダッシュなどにしてみます。それから、ストレッチ専門のジムに入会し、2日に1度通う予定です。(うちから3キロなので復路はジョグするかも)

1月最後のラン

 年が明けたあとどんどん時間が過ぎることを「1月行く、2月逃げる、3月去る」なんて言いますが、広島のふるい人たちは、1月は「いぬる」と言っていました。帰る、とか、去るという意味です。「はあ(もう)遅いけえ、そろそろいぬるわ」というふうに使います。……こんな情報、不要でしたか?

 2日前の駅伝でつかったものを返却する必要があり、ランニングクラブへ。ついでに練習会に参加しました。
 まだ落ち着きませんが、1月はほんとうに多忙でした。
 週末には非公認フルと都内グルグル企画走53キロ走を一度ずつやりました。それでも月間の総距離はとても短いんです。平日は、週2回くらいのスピード練習(といっても、1キロ×3本程度)をやった以外、ほとんど走っていませんから。とにかく今年の目標はスピードの底上げです。2月は4本できるようにします。

 練習会では中級クラスの遅めのクラス「8,000mPR(4:50 - 5:00/km)+ 1,000mFree」と初級クラス「6,000m(5:30/km)+2,000mFree」をハシゴしました。
 筋肉痛はないつもり。でも、走りだしたらどこかバランスが悪いような気もします。後ろのランナーに、足を引きずっているように見えると指摘されました。
 先日の駅伝では心拍数が 200bpm まで上がっていたので、今日は心臓バクバクはやめようと思っていたんです。ところが、ラストの Free で先導してくれるコーチがダッと飛び出すと反射的に後ろについてしまい、BU気味に引っ張られて 3:41。やれやれ。

 アップやダウンをふくめ、計19km走りました。
 平日に10km以上走るのは今年初めて。月間距離を計算したら195kmでした。「いぬるさい電車を使わず帰宅ランにすれば 200km オーバーだったな」といった距離への執着はしばらく捨て、スピードだけを意識します。

至言

 何年か前、私がたまに顔を出すランニングクラブで、オールアウトするまで必死に食らいつく女性がいました。ある日、「いつもすごいね」と褒めると、「ついていけないペースでも、20回もやればクリアできる。そうやって速くなってきた」と返ってきたので、私はますます感心したのでした。
 至言ですね。
 私ももう少し頑張ろう。

駅伝参加……都合のいい日記。

 ランニングクラブ(私は幽霊会員ですが)のメンバーで駅伝を走ってきました。
 本日は少々自分に甘い、「都合のいい」日記です。
 男女混合の部で、短めの3キロ区間を5人で走ります。同クラブAチームはぶっちぎりで部門優勝の予定。私が1走を走るBチームは、順位度外視な感じでした。
 個人的な目標は12分カット(4:00/kmペース以上)です。今年に入ってからせっせとスピードの底上げをはかっていますから、そのくらいでは走りたい。

 男女混合の部は、中学生男子および女子の部と同時に午前9時スタートです。
「9分30秒(3:10/kmペース)では走る」とおっしゃっていたクラブAチームのU選手が飛び出すと、若者や中学生男子らがダッと目の前にあふれます。私を抜くのはかまわないけど、き、きみたち、3:00/kmペースで走り切れるンか?
 500mも走ると、ゼーハーあえぎながら、若者や中学生が落ちてきます。気持ち良く順位が上がるからといって油断したらいけません。ガーミンを見たらこちらもペースが落ち気味でした(コースにキロ表示があったそうですが気づかず、以下はガーミンのログ)。最初の1キロのラップ4:06は予定よりやや遅くて焦りましたが、「ここから上げて行けばよい。バタバタするな」と自分に言い聞かせます。次のラップは3:57。予定の範囲におさまっていると考えます。あと1キロ。苦しくてもいける距離です。4分がんばってタスキをつなげば、今日はもう走らなくていい。
 依然、前の選手を拾いながら走っていました。
 ひとりの中学生の女子ランナーの横に並ぶと、彼女は懸命にスピードアップします。それでも抜こうと横に並べば、また逃げるのです。負けん気が強いらしい。悪いけど、競りあいながら彼女に引っ張ってもらいました。中学生に助けてもらうなんておとなげなかったかなあ。でも、Win-Winの関係であったと、今日のところは都合良く考えます。
f:id:mugibatake40ro:20170202130748p:plain スタジアムに入ってから180度の折り返しがあり、彼女に先を譲ったら差がつきました。ラスト100mくらいまでは差が開いてしまったのですが、2走のランナーが目に入るとスイッチが入ります。最後の直線をダッシュして彼女を抜いたような記憶があります。
 リザルトによれぱ、Uコーチからピッタリ3分遅れて、部門9位でタスキをわたしていました。同じ部門の男性が、私の1秒前を走っていたのには気づかなかった!
 2区と3区を走った女性2人が順位を押し上げ、4走とアンカーの男性が差を開き、Bチームは3位でゴール。予想通りぶっちぎりで優勝したAチームとともに表彰されました。

 さて、自分の記録ですが……。
 12分を切ったつもりだったんですけど、残念ながら12:17でした。ガーミンのログでは距離は3,120mと少し長く、ラップは4:06 - 3:57 - 3:49 - 0:24(120m)。もしそれが正しいなら、平均3:56/kmペースです。今回は都合良くガーミンを信じましょう。
 きのうはハートレートモニタを装着していました。上下動が改善できていなかったのはショックですが、それよりも心拍数に驚きました。2ndLAPでは190bpm近くまで上がり、3rdLAPでは、200bpmを行ったり来たりしています。上の写真は、200拍/分でもがき苦しんでいる男。情けない……。いやいや、「しっかり追い込めたからいいじゃないか」と日記には書いておきます。都合が良すぎるかな?
 今シーズンの目標のひとつは、5,000mを4:00/kmで走り切ることです。

lapペース平均心拍数平均ピッチ平均歩幅平均上下動平均接地時間
1st 4:06/km 155bpm 186spm 1.32m 8.9cm 219ms
2nd 3:57/km 186bpm 188spm 1.35m 8.9cm 219ms
3rd 3:49/km 196bpm 188spm 1.40m 8.9cm 216ms

「ランニングマガジン・クリール」のフォーム特集

ランニングマガジン・クリール 2017年3月号 [雑誌]

ランニングマガジン・クリール 2017年3月号 [雑誌]

 

 1月26日の夜は練習会に参加し、短い距離をややスピード走。最近、平日は週に2回くらいスピード練習をやっていますが、ひとと走るとラクですね。

 帰宅途中、ファミリーレストランで少しタンパク質(とアルコール)を補給しようと思い、書店に入って食事のおともを探しますと、「ランニングマガジン・クリール」3月号の特集「本当に効率のいいフォーム」が面白そうです。バイオメカニクスを研究する筑波大学体育系准教授・榎本靖士と、漫画家でサブスリーランナー・みやすのんきさんの対談です。冒頭の「日本人の骨盤は生まれつき後傾などしていない」ってところからひきこまれます。すぐさま購入してタンパク質(とアルコール)を摂りながら読みました。
 たとえば、私も、以前は、地面を叩いた脚を上げれば速く走れるんじゃないかと思っていた時期がありました。しかし、身体の中心(胴体=胸から骨盤・股関節まで)だけを意識するべきであって、スピードが上がれば脚が勝手に跳ね上がるはず。練習会のあと、200m36秒を3本走りましたが、脚はいつもより跳ねていました。
 榎本氏はこう言っています。

榎本 (略)ケニア人選手は後ろ足が高く跳ね上がりますが、それを外見上の形だけで真似てはいけません。足を動かす幅は、スピードが上がれば上がるほど大きくなります。しかし、足を大きく動かすから走るスピードが速くなるわけではありません。遅い人がそれをやると、単純に足の回転が遅くなるだけです。後ろに流れていく足を早く前に戻してあげなくてはいけません。(略)後ろへの跳ね上がりは、後ろに高く上げてやろうと思うのとは逆向きの力になります。

 さらに、

榎本 日本人選手がどうして後ろ足が跳ね上がってこないかというと、キックのときに、上がってこない動きがだいぶ入っているのです。日本の選手は、着地していったん沈んだあとちょっと起こしながら上に蹴ってしまうので、その結果、足は後ろにあまり跳ね上がりません。

 うんぬん(デンデンじゃないよ)と続きます。

 14-15ページの、大臀筋やハムストリングスで力を入れるメカニズムは、すぐには理解できず、じっくり咀嚼することにします。
 自分でウンウン唸りながら考えると、跳ね返ってくるものが多い情報という気がしました。永久保存版にして、何度も読み返します。
 ところで、「クリール」の表紙モデルのフォームはあまり効率的じゃありませんね。