狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

Trans Japan Alps Race 2024

Trans Japan Alps Race(TJAR)が、8月11日にスタートしました。前回(2年前)に同レースをリタイアしたラン友のM選手が、今回も参加しています。

10年前の5月、広島市内の高校で同級生だったランナーNが、同僚(部下)だったMくんを紹介してくれたのです。私が140kmの部、M選手が70kmの部を走る直前でした。彼は東京勤務から広島に戻ったころで、すでにサブ3ランナーでした。呑んでいるときは、訥々としゃべる誠実で内省的な男性に見えました。数日後、140kmの部をヘロヘロになって歩いているときに、70kmの部を走るM選手に遭遇。短い時間挨拶を交わしたあと、さすがサブ3ランナー、バネの利いた走りで軽やかに下り坂を駆けて行きました。

私は、彼とともに2017年に萩往還ウルトラマラニック250kmの部に初参加し、完踏しました。そこで私は燃え尽きたのですが、6歳下(現在52歳)のM選手は、山岳トレイルの大会に次々に挑戦してTJAR完走を目指しました。本年はフルマラソンの自己ベストを更新(2時間57分台)してもいます。

同級生のNはフル3時間20分台のランナーで、2018年は萩往還の250kmの部を完踏しましたが、その後、難病をわずらって自宅療養中です。悲観的なことはまったく言わず、前向きに暮らしています。頭が下がります。

Mくんは、ゴールで待つNのために走ると、このあいだ地元紙に大きく採りあげられていました。自分のために、冷静に、地道に、ひたむきに走ってください、とも思いますが。Nとともに、私もフィニッシュ地点で待機するつもりです。

追記=TJAR の応援に行ってきました。選手のつらさははかりしれませんが、数歩分でも力になれたでしょうか。