狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

大阪国際女子マラソン

大阪国際女子マラソン、見ました。

「例年とコースが違いフラットな周回コースだし、男性ペースメーカーがつくし、こんなんで日本最高タイムが出たら以前の記録に失礼だろう」なんて最初はもやもやしていたんです。

野口みずき選手の2時間19分12秒を切るために3:18/km前後で引っ張る、川内優輝と岩田勇治両選手。一山麻緒選手に遅れた前田穂南選手には梶原有高選手が伴走する形になりました。中盤、一山選手も徐々にペースが落ちてしまい、我慢のレースとなります。

テレビ中継では、大阪の名所を紹介することもなく、ところどころ増田明美、高橋尚子、野口みずき(敬称略)らの女子会トークになり、さかんに挿まれるCMで「奥村くみ」(敬称略)が登場、レースに戻ると男性ペースメーカーの影になって一山選手が見えないという……不思議な画の連続になりました。ペースメーカーは30キロまででおしまいかな……あれれ、最後まで一緒なの? そんなレースあり得ないでしょ。そのうえ、ぺーサーが振り返って選手を励ましている!?

………と、縷々不満を申しました。

たしかにレースとしてはおかしいと思いますけど、しかし、あの、なんといいますか、5、6年前まで、駒沢公園などでぺーサーに引っ張ってもらった30km走練習会などが脳裏よみがえりました。私がぺーサーになってフルサブ4ペースのロング走から1キロ4分のインターバルを引っ張ったこともありました。苦しいところを励ましたり励まされながら走っていた往時を思い出すと、大阪国際女子マラソンは練習会を眺めている気分になります。

結果的に一山選手は2時間21分11秒の大会新記録、前田選手も2時間23分30秒の自己ベストという結果でした。コロナがおさまって来年はまたみんなでバーッと走れればいいね。

──と、私にとっては絶頂期のころを思い出してくれたレースでしたが、下記のニュースは「まだ老け込むな。もっとやれるぜ」というメッセージです。

弓削田選手、素晴らしい。