狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

また11月開催か……新設フルマラソン

 正直に書けば、サブなんとかを達成して、さっさとフルマラソンから足を洗いたいのです。申込日を覚えていてクリック合戦に参戦したり、抽選結果を待ちつつ他の大会との日程を調整したり、スタート前に会場のトイレに30分も並ぶような大会は、できるならもうやめてしまいたい。ウルトラマラソンやトレイルをにこにこ笑いながら走ったらどんなに楽しいことでしょう。
 ま、ぼやいても仕方ない。まだしばらくはフルマラソンのことを考えましょう。

 フルマラソンの新設ラッシュについて、なんですが……。
 今年11月には福岡マラソンが、翌年2月22日に世界遺産姫路城マラソンが開催されます。姫路城は東京マラソンと同日ですね。やはり来年新設される横浜マラソンは3月15日。さらに2015年秋には、11月に金沢マラソン、富山マラソン、おかやまマラソンが誕生します。なんだか11月が多いようです。
「市民マラソン新設ラッシュ ランナーつなぎとめ懸命」(朝日新聞)という記事を見ると、まるで大会が林立して定員割れが生じているかのようですが、今のところそんなマラソン大会はほとんどありません。どういうわけか《これまで比較的大会が少なかった11月の状況は一変します》という文章が出てきます。これはまるっきり事実誤認です。11月は圧倒的に大会が多いんです。各大会が例年通り開催されると仮定して、ランネットの「全日本マラソンランキング」2013年度対象レースを参考に、11〜3月開催のフルマラソンを数えてみましょう。

 11月 13大会+新設3(福岡、金沢、富山、おかやま)
 12月 06大会
 01月 04大会
 02月 12大会+新設1(姫路城)
 03月 10大会+新設1(横浜)

 ほら、《これまで比較的大会が少なかった11月》の意味がわからない。既存の大会が13もあるのに加え、5大会が新設されるのです。
 フルマラソンは11月と2月と3月に多く、12月と1月が少ない。新規に参入するならこの2ヶ月間にすればいいのに……。
 クリスマスや正月、冬休みのある年末年始の2ヶ月間はなにもしなくても消費が伸びるから、冬枯れ(?)11月と2月に大会が集中するんでしょうか? 新設大会のひとつである横浜マラソンは2013年までは12月開催のハーフマラソンでした。「首都圏に12月のフルができるぞ」と喜んだら、3月開催になったのでした。

(追記=日光ハイウェイマラソンがやはり11月に新設されるとのこと。公認レースではないらしいのであえて触れませんでした)