仕事関係でお世話になっている80代の女性が石和にゆかりのある人で、「あの大会を走れば、あたし は応援ついでにお墓参りに行く」とおっしゃったのは去年のこと。「よござんすよ」と二つ返事で了承し、エントリーしたのです。のどかな笛吹川のせせらぎを聴きながら、川沿いの桃の花を眺めてのんびり走ったら最高だなあ、と考えていたのでした。
オジイチャン、相変ワラズ馬鹿ダワ。
当日思イ知ルワヨ!
朝5時30分の京王線に乗り、中央本線の各停に乗り継いで2時間ほどで山梨駅に到着。空気がうまい。7時半に来られるんなら毎週ここで走りたいと思うほどです。
シャトルバスで会場に。残念ながら桃の花はほぼ終わっています。
数日前に知ったんですが、アップダウン満載のマゾコースなのでした。越後湯沢ハーフや武相ハーフに続き、日程だけ見てエントリーしたら激坂ハーフだった……というのがこれで3度目の私。今回は勝負レースじゃないからいいんですけど。
会場はいちのみや桃の里スポーツ公園体育館。隣の笛吹市立一宮中学のグラウンドが駐車場兼仮設トイレとして利用されていました。(トイレはガラガラでした)
全体的に会場に係員が少なく事前に送られてきた案内もアバウトで、当日もらったパンフレットを見ないと「貴重品預かり」があるのかどうかもわかりません(ありました)。そんなこんなで少し戸惑いましたが、全体的に見れば好印象です。中学生、小学生が会場や給水所でボランティアをしていて、ほほえましい大会で した。
今回はとくに調整もしていません。
「あわよくば自己ベストを──」という色気も1%くらいありましたが、タイム別ではなく若者・女性・壮年(中年)の順に並ばされた時点で諦めました。スタートゲートをくぐるさい計測ラインがなかったので、ネットタイムがない大会だとわかり ました。 つまり「ネットでの自己ベスト更新」も意識から消え失せました。
予定通り、そこそこの運動強度を維持しながら練習のつもりで走ります。
上りと下りで得意不得意が分かれるのはフォームの問題なんでしょうか。
上りで抜かれまくりながらひとの走り方を観察したり真似したりしましたが、私はどうしてあんなにラクに上れるのかわかりません。上りを克服したつもりでしたが、全然ダメ。富士登山競走は一生無理かも。
アララ、無理ジャナイツモリダッタノカシラ。
後半、下りに入ると復活(というにはすでに脚を使い果たしていましたが)。ブレーキをかけずに転がるイメージで下ります。ところどころカーブしているので思ったようにスピードは上がらないもののさきほど楽々上っていった人たちを抜き返しました。
沿道では地元の人が声援してくださいました。上のほうでは桃の花も咲いていたようでした。じっくり眺める余裕がなかったのが残念です。
フィニッシュタイムはグロスのみで1時間35分57秒でした。
フルマラソンのハーフ通過タイムより遅いけど、それでもなかなかきつかった。
サングラスを外すと日差しが強いのに驚きました。20度前後あったかも。
ともかく、1年半ぶりのハーフで高い心拍数を維持する感覚を思い出しました。
川内選手みたいにレースを練習にするというのは悪くないかもしれません。
オホホ。オジイチャントハれべるガ違イ過ギルケド。
レース後はスーパー銭湯で汗を流し、蕎麦屋で応援組4人(みんな仕事上の知り合い)と合流しました。うち3人は石和温泉のホテルに前泊しています。
口さがない80代、60代の女性軍は「マラソンなんかやる人の気がしれない」「吉外じゃないかしら」「あんた痩せすぎよ」などと悪態つくくせに「今度どこ走るの? 応援にかこつけて旅行するから、いいとこ行きなさいよ」と言います。「毎回走るたんびに吉外扱いされるんじゃたまらんよ」と言い返すと笑ってまし た。
まあ、そんな感じの楽しい1日でした。
やや筋肉痛です。
4:46/3:56/3:59/4:13/4:09/
4:13/4:35/4:57/5:10/5:12/
5:18/5:28/4:47/4:10/3:59/
3:56/4:49/4:34/4:09/4:20/
4:23/0:16(80m)
Total 21.08km(1:35:29/4:32min/km)
種目順位 40位/638人
総合順位 80位/1175人
ガーミンは21.08kmと言っていますが、公認コースだそうです。