狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

ランニング中に気絶

自分にとってはちょっとしたホラー体験でした。

7日(金)のことです。

降雨で2日間ランオフでしたから、「今日は走らねば」と雨がやむのを待ち、23時にスタートしました。ここ数日で急に寒くなったのでウインドブレーカーを着ています。

そんでですよ。キロ6分ペースで、1.3キロ走ったと思いねえ。70〜80mの短い傾斜を上り、川に架かる橋に到着した時点で一旦止まりました。「また降るなら近所をうろうろするけど、完全にやむのなら遠回りして坂道走ろう」と計画し、スマホアプリで雨雲レーダーを確認しようとしたのです。ガーミンウォッチのストップボタンを押し、ウエストポーチからスマホを出します。

そこで………あれれ!  強烈な眩暈に見舞われました。

足許がぐるぐるまわり、立っていられません。近くにあった柵にしがみつこうと歩み寄りましたが摑めず、両膝を路面に打ちつけました。続いて右手を突きましたが、体を支えきれずオデコを訴えたゴツん……記憶がここでとぎれました。

気づくと、夢でも見たのか、路上に仰向けに横たわり、私は手足をバタつかせてたのです。あっ、ここは寝床じゃないぞ、と気づいて立ちあがりました。路面に寝そべっていたため背中が冷たい。

右手指先と両膝、額の上部、後頭部に痛みがありました。裸足で走った経験がある方ならわかるでしょうが、舗装路は小石の粒の集積なので、けっこう痛いんです。

ジョギング中に眩暈に襲われ、しかも気を失うなんて初めてのことで、ショックでした。普段、軽い立ちくらみくらいはありますが、眩暈とはほぼ無縁です。

ガッカリしました。あえて言葉にすれば、自分の意思で身体をコントロールできないことがあるのだということに無力感を覚えたというのでしょうか。「とりあえず、今日のところは帰ろう」と、トボトボ歩きました。走っている途中で追い抜いたウォーキングのおじさんとすれ違いました。おそらく長くても記憶を失っていたのは数十秒のできごとです。人通りが少なく、多分誰にも見られてないはず。

700メートルふらふら進んだところで、「予定より早く帰る」と妻にLINEしようとして気づきました。

しまった、スマホがない!

左手で持ってたから、倒れたとき落としたに違いない。 しかたなく、注意しつつも急ぎ気味に走って現場へ。人が通ったとしても黒いケースだから目立たなかったのでしょう。

スマホの動作確認を兼ねて撮影した現場写真です。

帰宅後。仔細に調べたら、両膝に擦り傷、前頭部の髪に隠れたところと後頭部に血が滲んでいるようです。不思議なのは、咽喉の喉仏あたりにふたつ、剃刀負けでもしたような小さな傷があります。倒れるときに頭を守ろうとこわばらせたのか、首周りがコチコチです。

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ランニング中の眩暈に関して検索すると、原因として「血圧」「低血糖」「貧血」などが挙がっています。リンクのサイトに、私の場合とそっくりの事例がありました。

”ランニングを普段通りに10分ほどゆっくりと走っていた。
信号が赤だったのでそこで立ち止まったら急にめまいがして、動こうとしたら気を失って倒れた”(30代女性)

私の状況とほぼ同じです。私の場合は、立ち止まってすぐ、くずおれたんですが。

《それまでずっと持続していた運動がいきなり中断されたことによる「急激な血圧の変化」》が原因でめまいが起きるとのこと。《一番の対策は「いきなり動作を止めない」ことです。止まるべき地点を見つけておき、車を止める時のように、徐々にスピードを落とし、やがて立ち止まるようにすべきです。》

過去に、走っていて急に立ち止まったことなど千回以上あると思うんですが、原因はこれだと考え、以後、気をつけます。

みなさんもお気をつけください。