狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

課題3=足の外旋

《課題2》と繋がりのある話なので、連続して書きます。ただ、私だけの特殊な事情だと思われます。みなさんには笑われるだけでしょう。

 足が外旋しないのです、私は。

 私は身体が硬いのです。そりゃもう、人類史に残るくらい硬い。しかしそれにも特徴があると最近気づきました。たとえば前屈は苦手だけど反らすほうはそうでもない。足首も背屈(爪先が上を向く方向)は笑われるほど硬いけど、底屈はむしろ柔らかい。


 今日のテーマは、脚の外旋。股関節の硬さは(も)自覚していますが、運動に外旋が必要だということを天才整体師に教わるまで気にしたことがなかったのでした。
 股関節がガチガチなんです。結跏趺坐、半跏趺坐……なにそれ? 私は胡座でさえ難しい。そもそもがニーイン(爪先をまっすぐにすると膝が内側を向く状態)で、脚は内旋しやすく外旋にしくいようです。
 思い出すのはサッカーボールのリフティング。中学や高校のころ、リフティングをしてよく遊んでいましたが、身体より外側にあるボールを足のアウトサイドで蹴るのは得意なのに、身体の中心ちかくにあるボールをインサイドで蹴るのは苦手でした。
 たとえば……そうですね、この動画をご覧下さい。レースそのものじゃありませんよ。選手紹介の、2分05秒あたり。



日本陸上 Men 100m 決勝 Final 桐生祥秀,山縣亮太 Track Athletics ... 

 1レーンの九鬼選手が、足首を臍の高さまでピョ〜ンと鞭打ってまます。一流の陸上選手にとってはあたりまえのことでしょうが、私は現地でこれ見て驚いたのです。

 ランニングは脚をまっすぐ前に出すから内旋も外旋も一見関係なさそうです(上体がねじれることも必要ですが今は無視)。しかし、たとえば脚を降り出し骨盤が(上から見て)斜めになったときに足首と膝頭が進行方向にまっすぐ出ているということは、相対的に見て、脚は外旋しています。
 このあいだ、東京マラソンの動画に自分が映っていたのですが、キロ4分半くらいで走っていると、骨盤といっしょに脚が内側に向くのがはっきりわかりました。周りのランナーと比べるとぎこちない。ジョグではここまで目立たないんですが、レースペースだと欠陥が客観的によくわかります。

 では、外旋のためにはどうすればいいか……。