狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

モハメド・ファラー選手のフォーム。

 私の憧れ(^_^)であるモハメド・ファラー選手が世界陸上1万メートルを制覇。
 再放送で見ました。

 Instagramにファラー選手は写真や動画をよく載せています。上半身裸で走る動画などもあり、参考になるんです。
 たとえば、これ。そして、大迫選手も出てくる動画

 胸を張り、骨盤を前傾させた、胴体主導のフォームです。

 
 アキレス腱の伸張 - 反射システム(伸びたら反射的に縮む)を利用して支持脚が離地するとき、お尻が前方に押し出され、支持脚側の胸と腹をクンッと伸ばしています。脚が後方に振られたとき骨盤は最大に前傾しているのではないでしょうか。その姿勢により、脊柱から小転子にまたがる大腰筋が伸びます。伸びた筋肉は反射的に縮もうとして、足を引き戻します。
 離地するとき、一瞬ですが、膝が曲がらず一直線になっています。そのことで地面の反撥を最大限にエネルギーにできているのでしょう。

(ちなみに、私のいまの課題のひとつは「膝を伸ばす」ことです。猫背だと膝は伸びにくい。姿勢が大事です。また、以前はフォアフットで着地したあとポンポン跳ねていましたが、いまは地面を踵で押すように変えているところ。そちらのほうが膝は伸びます。踵でプッシュすることは高岡尚司著『ゼロベースランニング』を参考にしています)

 モハメド・ファラー選手を正面から見ると、トカゲのようにくねくねしながら(つまり、赤ちゃんがハイハイするのをそのまま立たせたように)走ります。
 バランスをとるという意味もあるのでしょうが、同時に左右の大腰筋の緊張と弛緩を繰り返す動きだと解釈しています。
 ファラー選手の動きを見ていると、人間の身体って効率的にできているなあ、と感じます。

 アキレス腱と大腰筋のバネを獲得することが私の課題です。この1年でだいぶん改善できた気がするんですが、まだまだ。目指せ、ファラー。早く人間に近づきたい。

ゼロベースランニング 走りの常識を変える!  フォームをリセットする!

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