狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

足はピンと伸ばすのか?……大きなフォームづくり(1)

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 自分もフォアフット着地だから……という単にそれだけの理由で、アフリカランナーに親近感を抱く私。彼らのランニングフォームを見惚れつつヒントを探っているのです。着地は同じでも、フォームは全然違いますけど。
 上の写真は東京マラソンを見に行った甥がたまたま撮ったもの。右はエチオピアのハイレ・ゲブレシラシエです。前傾が深く、左膝がピンと伸びていますね。
 最近の私も、前傾しつつ膝をぐっと押しこんでまっすぐにすることを課題にしています。膝をまっすぐにすることは、短くてきつい坂のときにだけ意識していました。そうすると、お尻やハムに力がこもり、推進力が得られたからです。今までは、「どこかのポイントで力を入れる」と考えると42キロもたない気がして、あえて意識の外に追いやっていました。しばらくこれを試します。この2週間でお尻やハムが太くなったのは気のせいかな?
 また、前傾姿勢も意識しています。
 ナチュラルラン派の私は、ゼロドロップ(爪先と踵が地面と平行なタイプ)のシューズが好みですが、足首が硬いせいか、前傾姿勢の感覚をつかみづらいのです。その点、1日おきくらいに履いているミズノのダイナ2は、踵が高くて、前傾を強いられる感じです。ダイナ2を履いたまま今までどおり体を起こそうとしたら最初は腰に痛みが出ましたが、だいぶん馴れました。反るのだとしたら、腰ではなく胸のほうがいい。胸郭がひろがり呼吸もラクになるはずです。ハイレの動画は、いつも胸を張っています。
 さらに腕を体に密着させつつ、腕でではなく肩胛骨を動かすイメージで振るようにしました。前後に大きく振るなどして、ラクに前傾できる腕振りを模索中。
 下り坂では、ときどき腕を「前ならえ」みたいに突き出して、おっとっと、という感じで走ることもあります。もちろん、平坦、登り、下りのどのフェーズでも体をまっすぐにするのは基本。地面からの反撥を全身で受けて推進力に変えられるからです。写真のふたりも、前傾しつつ体は一本の棒になっています。
 フォームに関して参考にしている本もあります。チャンスがあればまた書きます。

追記=ランニングクラブのコーチ(マラソン優勝経験たくさん)に「膝を伸ばす意識はあるか」と聞いたら、ポカンとされました。足の切り替えを速くするのが大事と言われたのでした。

追記(2016/5/10)=脚がまっすぐになるフェイズがあるのは本当ですが、脚を踏み込む意識はおかしいと考えています。不調のなか真面目に考えたこととはいえ、こんなこと書いてお恥ずかしい限り。大事なのは体幹部の主導であり、股関節から下は身体の中心の動きにしたがっているだけです。

さらに追記(2018/6/27)=足が地面を押した次の瞬間、足はまっすぐになりますが、もしも骨盤が前傾していると、足は伸びきらないのだと思います。身体の中心が主導する、というのは正しいと今でも思っています。