11月18、19日の両日は広島に行きました。
18日(土)は朝4時に強引に起きて、新幹線に。午前10時前には広島に着きました。
あとで紙屋町のランステを使うので、広島そごうの建物にあるバスセンターのコインロッカーに荷物を預けました。このあたりは中学高校のときにウロウロしていたので土地鑑があります。
小雨が降っていましたが、牛田山トレイルを走ろうと決めました。広島のランナーがよく走っているので、ルートは現地でわかるだろうと軽く考えていましたが……。この日得た教訓を最初から書けば、「調べてから行くべし」です。
広島城を越え、線路を越え川を越え、まずは二葉山(139m)に登ろうと思ったんですが、なかなか入り口がわからない。午後に用事があるので13時半までには戻ってシャワーを浴びたいのですが、最初から不安な展開……。
(地図の赤いライン、反時計回りに回っています)
私は住んでいるエリアが違うので、このあたりは下界から眺めてばかりです。途中から金光稲荷神社の鳥居をくぐるのがわからず、やはりウロウロ。
なんとか、頂上の平和塔にたどり着きました。原爆の犠牲者を慰霊するために建てられた仏舎利塔です。新幹線からも見えます。
右上の写真は、山頂近くの高射機銃陣地跡です。ここにあった兵舎などは原爆で全壊したと案内板に書かれていました。
そこからはアスファルトをダダダッと降りて、今度は牛田山トレイルの入り口を探しました。あとでみんなに笑われたのですが、二葉山から縦走できるんだそうです。二葉山も饒津(にぎつ)神社裏の「饒津南口」からスタートするルートのほうが山っぽかったと思われます。
山根口というルート案内を発見して、上り道をちんたらランしはじめますが、またも登山道を見失い、しばらくアスファルトを無駄に登り下りました。
登山道から尾長山(185.7m)までは、途中から岩っぽくなります。濡れていたため慎重に進みました。足袋型シューズ Toe-Bi でトレイルは初めてなので、滑るんじゃないかと心配でした。もっとも結果的にグリップはしっかりしていましたが。
下の写真は、尾長山に向かう道から撮りました。さきほどの仏舎利が見えます。
牛田山トレイルは初心者コースでしょうが、もちろんきつくないわけではありません。山根コースはなかなかのものでしたよ。
尾長山から牛田山(261.1m。むかしは茶磨山と呼ばれたらしい)まではガレ場も少なく、気持ち良く走れました。ときどき雨が強くなりましたけど。
牛田山山頂には雨よけ(?)の小屋がありました。なぜかカープのメガホンが……。まあ、それが広島よね。
さて、どうやって下山するか……。
とにかく走っていると、初めて人とすれ違いました。
神田山荘に降りたかったんですが、分岐を間違えたようです。シダの生えたシングルトラックになったのでルートから外れたことがわかりましたが、樹木にリボンやテープがマークしてあるので、下山ルートには違いない。
下っていると、2メートルくらい先で、ガサッと音がして高さ50センチくらいの草むらがまとめて揺れました。ドキッ! 熊か? しばらく後ずさって考えました。いやいや、牛田緑地で熊なんて聞かない。猪でしょう。向こうも驚いて遠ざかったに違いない、とラン再開。
だんだん急勾配になります。滑らないように気をつけて降りました。
「牛田旭口」でした。
そこから走って、全長16キロでした。
13時半には、紙屋町のランステ「RUN+」(→Facebook 立派な施設でした)に行き、シャワーを浴びて、遅い昼食。ラン仲間と少し飲みました。
今日はちょっと無念でした。
もう一回やらなきゃならん。次は綺麗に縦走したいと思ってます。
「調べてから行くべし」
反省終わり。