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胸部の動きで大腰筋を伸ばす?

 わたくし、いま骨盤の回旋の動きは獲得できたことにして、胸部の動きを模索しているところです。

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 ベケレもファラーも、肩のラインが傾いていますね。この動き、むかしはバランスをとるためだけだと思っていましたが、今はもっと深い意味があるように感じています。

  注意! 以下、またまた例の素人考えですよ。

 筋肉を急激に伸ばすことで勝手に縮むことを伸張 - 短縮サイクル(ストレッチショートニングサイクル、SSC)といいます。伸ばすと縮む、縮むと伸びる……要はバネです。
 ランニングに有効とされる代表的なバネは、アキレス腱です。フォアフット着地により、アキレス腱のSSCが使えるのだと、いろんなところに説明があります。なわとびと同じですね。

 私はいま、大腰筋のバネを利用する方法を考えています。うまく大腰筋を利用できれば、拮抗筋であるハムストリングや臀筋も自然に使えるようになるはずです。
 筑波大学の吉岡利貢さんは、フォアフット着地を解説されるなかで、興味深いことをおっしゃっています。(『LUMINA』2012年4月号、53ページ)

 アフリカ系の長距離ランナーはフォアフット着地で走っているが、「日本人は彼らと骨格も筋肉の質も違うのだから、真似しても同じ走りはできない」という否定的な意見も多い。現にアフリカ系の走り方を取り入れようとして故障したランナーもいる。
 しかし、吉岡さんは「アフリカ系のランナーはフォアフットでふくらはぎ・アキレス腱をSSC的に使っているだけでなく、足を大きく後ろに伸ばして、大腰筋でもSSCの力学を使っていると考えられています。確かに彼らは骨盤の角度が違う、大腿骨と体幹をつなぐ大腰筋が先天的に発達しているなど、日本人とはちがう点があるので、全く同じ走り方をすることはできませんが、力学的な仕組みを理解すれば、日本人の走りを改善するヒントは見つかると思いますね」

 この言葉は何年間も謎でした。日本人のはしくれである私も、「力学的な仕組みを理解」して「大腰筋でもSSCの力学」を使えないものか……。
 もしかすると……。
 伸ばせば勝手に縮むのであれば、伸ばすことを意識すればいい。となると、どのストレッチの本にも書いてある「大腰筋ストレッチ」を、走りながら再現すればいいのではないでしょうか。
 大腰筋の代表的なストレッチといえば、足を前後に拡げるランジでしょう。仮に左足を後ろに引いている状態であれば、左手を挙げて体側を伸ばし、さらに右に倒したり、時計回りにねじったりすれば、左の大腰筋は伸びます。

 要するに、このストレッチを応用してランニング中に大腰筋を伸ばす姿勢とは、
 ①骨盤を立てる(=まずはきちんと筋肉を張る)こと。
 ②遊脚が後ろに振られたときに、遊脚側の骨盤を回旋させ前に押し出すこと。
 ③上体をくねらせて脊柱の大腰筋を引き上げること。
 じゃないでしょうか。

 ②の骨盤の回旋は何度も書きました。
 今回は③について考えます。

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 身体をくねらせているようすを図示してみました。
 肩のラインと腰のラインが傾くことにより、左の写真の場合、片方の体側が伸び、片方は縮んでいます。このとき、伸びているほうの大腰筋はピンと張っているはずです。
 実際、ここに回旋の動き(②)がプラスされます。左の写真は右肩が、右の写真は左肩が出ています。骨盤の動きは見えにくいけど、同じほうの腸骨がやや遅れてグッと前に押し出され、ますます大腰筋が伸びます。急激にストレッチされて、筋肉は縮もうとするので、足は勝手に前に戻ってくるのです。
 足運びは、胸から腰にかけてコントロールできるのです。
 たぶんね。


 そのうえで、胸部の動きをどうイメージするか……。
 以前書いたとおり、鳩尾の奥に小さなペダルが埋まっているとイメージしてみたり、胸郭と骨盤がボールだと考え、ボールをゴロゴロ回すイメージで走ってみたり……。あれれ、ボールのイメージは栢野忠夫『動く骨(コツ)』に図解されていたのと同じだなと、さっき本を取り出しました。
 身体は中心部が「主」で手足は「従」だとか、胸と骨盤あたりの連動など、いま考えていることが書いてある。以前読んだときはなんにも理解してなかったんだなあ、とガッカリしています。

 肩と骨盤のラインに関しては、つづきます。

トライアスロン ルミナ 2012年 04月号 [雑誌]

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動く骨(コツ)―動きが劇的に変わる体幹内操法

動く骨(コツ)―動きが劇的に変わる体幹内操法

 

ぺーサーやってホグレルやって……11月26日の日記

 ほぼ幽霊会員ですが、所属しているランニングクラブに珍しく顔を出しました。
 そのクラブ、毎年、某駅伝のための練習会を何度が開いているんです。今年初の練習会に、ペースメーカーとして馳せ参じた次第です。
 なにしろ幽霊会員ですからね、「おはようございます」とか「おひさしぶりです」なんて挨拶はしませんよ。

「うらめしや〜」

 本日は800mの周回コースを使い、4,000mPR+1,000mFreeというメニューです。
 わたしは、5:00/kmより少し速いクラスを担当しました。
 みなさんの様子を見て、4:50/kmくらいを目安にラン。200mごとにコーンが置かれています。200mを60秒で走ると5:00/kmだから、それよりちょいと速ければいいのですね。
 だいたい予定通りでしたが、3番目のラップは、ほかのクラスを追い抜くときに速くなっちゃいました。後続のランナーの息づかいを聞いていたので、たぶん平気だったはずですが、反省……。
 ラストのFreeでは、4分30秒/kmくらいで引っ張っていましたが、できればゴールで計測タイムを読み上げたいので、ビルドアップしながら、飛び出したランナーを追い抜いてフィニッシュ。まだまだわしのスパートはキレッキレよのう。おっほっほ……ウソです、ぜえぜえ言いながら、みんなのラップを読み上げたのでした。

  4:49/4:46/4:42/4:49/3:55(23:01)

 ドリル&ストレッチ&体幹トレなど、計2時間。いい運動になりました。

         ☆

 ところで。

 4、5日前、ジョギングしながら通りかかった道に、一風変わった小さなジムを発見しました。初めて通るわけじゃないけど、あんまり小さすぎて素通りしていました。
 帰宅後検索してみると、設置されているのはホグレルという器械らしい。筋トレというより動的ストレッチや神経系のトレーニングがおこなえるようです。小山裕史さん開発の初動負荷理論みたいなもんかしら。
 都内あちこちの治療院やジムに配備されているようです。うちの近所にも数軒見つかりました。
 劇的に身体が硬い私が本日、近所のジムで体験してみましたよ。
 20〜30分ほど、楽しく苦しんできました。
 2日に1度くらいならジョギングかねて行けるんじゃなかろうか。
 入会しようかなあと考えています。

8ヶ月かかって思うこと。やはり基本は赤ちゃん?

 フォーム改造について初めて書いたのが、今年の3月23日。
 ちょうど8ヶ月前です。

「腕振りや着地はひとまず二の次。要は身体の中心、まずは骨盤主導で走ること」に始まり、「足の掻き回し」「肩胛骨との連動」あたりに行き着きました。

 骨盤の動きを、赤ちゃんのハイハイになぞらえたり、ドリルにハイハイを取り入れるコーチがいらっしゃいます。リンクは、「こけし走り」を提唱している斉藤コーチの記事です。こけしとは、こ=骨盤、け=肩胛骨、し=姿勢、です。

 走り方を考えていけばいくほど、赤ちゃんのハイハイに近づく気がします。
 あたりまえですが、ハイハイしながら顔を前方に向けていれば、猫背にはならないし骨盤も後傾しません。骨盤で始動し、肩胛骨が連動し、俯瞰すると背骨にカーヴができる。右の骨盤が上がると右の肩胛骨が下がります。
 昨晩は、ハイハイの動画をたくさん見ました。


 いわゆるズリ這いからハイハイまでの動きは世界共通です。つかまり立ちをして、重心移動をしながら足を踏み出すヨチヨチ歩きも同じ。
 さらに、全身の連動で歩き、走るのも世界共通のはずですが、すでに幼稚園くらいでフォームに差が出ますよね。個人差があるのは筋力がついたり可動域が狭まるなどするからでしょうか。あるいは、二本足で前に進むのは動作が複雑だからでしょうか。立ち上がると、前進以外にもいろんな動きが必要だからでしょうか。不思議です。
 癖などがあるにしても、速い人には共通点があるはず。それを探るのに、ハイハイを観察するのは有効だという気がします。
 たとえば、腕振り。てのひらを上向きにしておこなう、という人がいます。腕を外旋させることで胸をひらき呼吸を楽にする意味でしょう。しかし一方、てのひらを横もしくはやや伏せがちにして、ちいさめのクロールみたいに、腕を搔くように走る選手がいます。ハイハイの延長であれば、そちらが正解という気がします。腕を上げる動作には、同じ側の体側を伸ばすという働きもあるのかな。やはりハイハイと同じく。


 フォーム改良から8ヶ月ってことは、やっと私もハイハイを始めたようなもんです。ぼく赤ちゃん。
 そろそろ、つかまり立ちします。

bluetoothイヤホン、私のおすすめは、A6。

 お役立ちグッズシリーズが続いています。

 さて、まずは表題と矛盾するお話からスタート。^^
 5年ほど前に読んだ『ランニングを極める』(マルコム・ボーク、アンドリュー・シールズ共著、春秋社)に、こう書いてありました。

 「音楽を聴きながらランニングマシーンを使う女性の例。音楽に熱中する彼女は、トレーニングを30分間つづけても、5分くらいしかトレーニングしなかったと感じるようになった。この場合、彼女がトレーニングによって享受できたのは5分間分の成果でしかない。(略)数カ月後、彼女の身体能力はほとんど伸びていないことがわかった。この問題を解決するには、iPodは自宅に置いてひたすら走り、30分が本当に30分であると感じられるようにしなければいけない。それができたとき、彼女の能力は確実に伸びはじめた」

 ジョグノートにこれを引用したときは、「音楽聴きながら走っちゃダメなのか」と、悲鳴のようなコメントが友人ランナーからたくさん寄せられました。
 この本は、べつにストイックに走れと主張しているわけじゃありません。楽しめ、とも書いてあります。ただ、音楽聴きながら走っていると自分と向き合わなくなくなる、つねに身体やフォームを意識せよ、というのです。

 しかしまあ、いいじゃんね。
 radikoのタイムフリーサービスも始まり、伊集院光『深夜の馬鹿力』を夕方のジョギング中にお手軽に聴ける時代です。運動しながら何かすれば時間の節約になります。わたしゃラジオ聴きながらでも音楽聴きながらでも、数分おきにフォームを確認しますよ。ええ、やってみせますとも。
 ときどき、95bpm(拍/分)の曲を聴きながら、190rpm(歩/分)を目指して走ります。あとで記録を見ると、186歩/分くらいにしかなっていませんけど……。

 Bluetoothイヤホンはいくつか試しましたが、耳に差し込む部分が重かったり、垂れているコードにスイッチがあったりすると、走って揺れているうちに外れてしまいます。
 一番よかったのは、下にリンクした「A6」という商品でした。私が使っているのは黒いモデルです。
 首の後ろと胸に重さを分散することで、外れにくいように感じます。イヤパッドが1種類だけで、ほかの方には小さめ過ぎるのかもしれませんが、私にはちょうどいい。

 もちろん、周囲の音を聞き洩らさないよう、音量は控えめに。

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ボトルポーチのベルトはマジックテープに限る、と思う。

 今は、ポイント練習以外、夏でも冬でも毎回ボトルポーチをつけて走っています。

 あれは何年前だったでしょうか。
 しっくりくるボトルポーチが見つからず、困っていた時期がありました。
 揺れないという謳い文句のものもそれなりに揺れます。ロードでこれですから、トレランなどで使ったら、上下動してボトルが飛び出るでしょう。さらに、ボトルの重さのせいで、細いベルト部分が腹部に食い込みます。(当時はまだ贅肉があったのかしら)
腹部がこすれる不快感をこらえて走りながら、こう考えました。

「ボトルの揺れを抑えるためには、腹部のベルトを太くして、マジックテープにすればいい。どうして誰も考えないんだろう」

 帰宅後、「ボトルポーチ マジックベルト」とか「ボトルポーチ ベロクロ」などと入力して検索すると、まるで私が発案したようなボトルポーチが一つだけ見つかったのでした。それも、私のお気に入りのアウトドアブランド「ホグロフス」のものが。
 ザックやらウエアやら選ぶ際にはホグロフスから見ていたくせに、ボトルポーチは見なかったのです。灯台もと暗しでした。f:id:mugibatake40ro:20161118185947j:plain

 そのとき買ったのが右のやつです。
 あらためて検索すると、商品名は「sprint-lumber-pack」(ボトルは別売)でした。安くはなかったものの期待通り安定感があり、非常に重宝しました。トレランなどではボトルが飛び出るかもしれないと思ったので、ボトルネックにひっかける紐を追加しました。なに、不要になったザックに、チャックを開くときに指をひっかける輪っかがありまして、それをつけかえただけの話です。
 夏は、ベルトの部分がやや暑く感じられます。まあ、すぐに馴れました。
使うたびに洗濯機で洗っています。しばらく(1年から1年半くらい?)使うと、全体的に伸びるのか緩くなり、ボトル部分も少し下がってお尻に当たります。何度か買い換えました。
 現在はほぼ同じタイプの「GRAM1」という商品を使っています。ボトルを引っかける紐もついていますが、やはり自分がつくったボトルネック止めを追加しています。
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 それから数年──。

 みんながマジックテープ型ボトルポーチの良さに気づいたのか、同様のものが増えてきました。いまは、ホグロフス「GRAM1」より収納の多い、ノース・フェイスの「エンデュランスベルト」も併用しています。腹に巻くと、やや大袈裟な感じですが、使い勝手がいいので手放せません。トレランに使うこともあります。こちらは今のところヘタっていません。おすすめするならこっちです。
 私が使っているのはグレーですが、今のモデルのカラーは別のようです。価格も高くなっているので、なにか仕様変更があるのかもしれません。
 サイズに注意。

 

朝いちばんのランブルローラー

 相変わらず、床にヨガマット敷いて寝ています。掛け布団はかけていますが、フローリングが冷たい時期になりまして、背中が寒い。そろそろ寝袋にするかどうか思案しているところです。

 寒いからでしょうか、目覚めて身体が固まっている感じがするため、ランブルローラーで背中をガリガリやります。長いストレッチポールにデコボコがついているとお考えください。これが効くんですよ。
 まずは、背骨に沿って首からお尻までランブルローラーに載り、仰向けのまま左右に揺れます。……ンガガガガ……痛い!
 目が覚めます。おはようございます。
 続いてランブルローラーを横にして肩胛骨を載せます。
 膝を使って、上下にグリグリ……アアアアアア!

   い、い、い……痛い!


 しかし10秒か20秒も我慢すれば、確実に肩胛骨あたりがほぐれます。
 肩が下がって、少し腕が長くなった気分。
 そのあとは、股関節のストレッチをするのが朝のおつとめです。

 足底筋膜炎に悩まされた数年前に「筋膜リリース」という言葉を覚えました。「筋膜」なんて単語を知っている人は周りにいなかっけど、最近はずいぶん浸透しましたね。関連本もいろいろ増えました。「トリガーポイント」もしかり。

 私が持っているランブルローラーは、ハードタイプ(黒)のロングとショートサイズです。ガマン強くない方は、ブルーのほうがいいかも。
 自己責任でお願いします。

 

山縣亮太選手のトレーニング

「月刊陸上競技」2016年12月号(講談社)には、日本短距離界のエース・山縣選手のインタビューが掲載されています。

(何度か書きましたが)面識はないけど中学高校の後輩というだけで、わたくし、山縣亮太選手のファンなんです。高校生のときから応援しています。運動が盛んじゃない高校だったので、全国レベルの選手が生まれるなんて想像もしていませんでした。まして日本で初めて9秒台を狙えるところまで成長するなんて、信じられません。

 記事のなかに、私が理想とすることが書かれていました。

山縣 自分の中でもう1回「良い走りって何だろう」と、一から考え直したんです。で、何が変わったかというと、「力を抜く」ことを覚えたのが大きいですね。とにかく身体の中心から動かして、末端に賭けては力を抜いて走るようにしないとダメだろう、と。(36p.)

 意識を変えたことにより、失敗レースだった今年4月2日の東京六大学対抗(100m10秒40、+1.9)から復活し、4月29日の織田記念陸上では10秒27(-2.5)という好記録を叩き出します。その後、オリンピックをまたいで好調を維持したのはみなさんご存じのとおりです。
 9月に、大阪で見た全日本実業団100mで、山縣選手が自己ベスト10秒03(+0.5)をマーク。長居スタジアムで見たときは興奮しました。

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 インタビューのあと、見開きで「山縣選手が取り組むフィジカルトレーニング」がいくつか紹介されているんです(ごめんなさい。写真はかなりぼかしています)。ストレッチポールに背中をのせて腹筋したりするメニューですが、これがなかなかいたしいんじゃあ。おっと、「いたしい」は広島弁で、難しいという意味です。
 しばらくチャレンジしたいと思います。

 それにしても、最近、陸上雑誌で、山縣選手の記事をよく見るなあ。

陸上競技 2016年 12 月号 [雑誌]

陸上競技 2016年 12 月号 [雑誌]

 

応援ジョグ……さいたま国際マラソン

 レースシーズン到来ですね。個人的にはまだまだ練習不足で、そんな気分じゃないんですけど、みなさん頑張ってください。

 11月13日(日)に、第2回さいたま国際マラソンの応援に行ってきました。
 私も走った昨年はアップダウンが多いうえ制限時間4時間というつらい設定でした。完走率が低かった。なんとか3時間30分を切ってゴールできたんですが、足の痙攣をごまかしながらのつらいレースでした。

f:id:mugibatake40ro:20161115152921j:plain 今年はやや坂道が減らされ、制限時間も6時間に延長されました。エリート女子は午前9時スタート。一般の部は40分後にスタートです。
 第2回のコースはこちら

 私は南浦和駅のコインロッカーに荷物を預け、9時半くらいから走り始めました。たらたら走るだけでも暑い。早々にウインドブレーカーをザックにしまい、半袖Tシャツで走りました。
 遠回りしながら──というより、出だしの方向を間違えてしまい道に迷いながら──35km地点・新浦和橋の下に到着。そこからフルのコースを逆走し、ランナーを迎えることにしました。
 応援の手旗をもらったら読売新聞と書かれていました。カープファンとしては返したいけど、せっかくだから頂戴しときましたよ。
 沿道の人の切れ目にまじって女性のトップ選手を見たのは32kmくらいかな。

 暑さをものともせず、チェイエチ・ダニエル選手(ケニア)が駆け抜けていきました。独走態勢に入っています。エチオピア、ケニア勢に後れて、那須川瑞穂選手が通過。昨年2位の吉田香織選手は先頭から5分以上離れていました。顔が青ざめていて、大丈夫かなあ、と思いましたが、そのまま9位でゴールしたそうです。

 さらに進んで、一般の部を走る知り合いを探します。ランナーズアップデートでチェックしながら、27キロ地点あたりにいると、何人かに会えました。ひとりひとり、数百メートル、話しながら併走しました。もちろん人にぶつからないように注意しながら、私は歩道を走ります。
 残念ながら、1人発見できず……。ランナーズアップデートで確認すると30kmを通過しています。どこかで追いつけるかな、とスピード上げながら戻っていたら、カープのTシャツを着て歩いているランナーが目につきました。カープのユニフォーム(今年は背番号15の黒田が多い)を着たランナーにはなるべく声援を送っていたんですが、「そこのカープ、歩くな!」なんて言ったら可哀想かなあ……と、追い抜きざまに顔を見ると、なあんだ、高校の同級生じゃないか。エントリーしたのは知っていたけどこの日は出てないと勘違いしていました。
「こら、なに歩きよるんなら」と広島弁で叱咤して5kmほど併走。同級生と別れて、北浦和南口に先回りし、40km地点ちょっと前で応援しました。ビール飲んでいたら、1人のランナーから「あ、飲んでる」とチェックされます。「ごめん〜」と返答しました。
みんな、あと2.5km走って、おいしいビール飲んで!
 さっきの同級生が通りがかったので、もう一度声かけて家路につきました。

小さな動きが大きな動きを作る……なんちゃって。

 またまた素人が勝手なことを書きます。

 骨盤の回旋(水平方向の動き)に縦の動きを加える、というところまできました。しかし練習不足でもあり、なかなかスピードが上がりません。
 心肺機能の恢復は課題でありますが、それより先に動きのコツをつかんでおきたい。もっと小さな力で同じスピードを出すフォームがあるはずです。
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 左のようなマシンありますよね。
 椅子に座って、ペダルを漕ぐやつ。
 今は、これが骨盤のなかに埋め込まれているような意識をつくりたいのです。
 さらに、ペダルマシンの中心を縦棒が貫いていて水平な回旋運動も伴うとイメージしてくださいまし(仮に「縦棒つきペダルマシン」と呼びましょう)。
 しかし、骨盤の縦棒つきペダルマシンがなかなかうまく意識できません。

 巷間言われるように肩胛骨と骨盤が連動しているのなら、肩胛骨あたりを意識してもいいのかも……と、今日は目先を変えてみました。7ヶ月以上考えてきた「骨盤主導」とは少し違うかもしれませんけど、全身が連動しているのなら、肩胛骨と骨盤のどちらがリードするかという問題は、無意味ともいえます。胴体あたりが起点になるという点では同じだもん。頭をやわらかくしなきゃ。f:id:mugibatake40ro:20161114122458p:plain

 みぞおちの奥あたりに、縦棒ペダルマシーンが埋め込まれているとイメージしてみます。体の中心の小さな動きが、体の末端に向かうにしたがい、大きくなるんですから、すごく小さなマシンでいいのです。骨盤には、連動して動く同じマシンがあります。
 胸から骨盤あたりに軸をつくることで、肩胛骨と連動して骨盤あたりにも同じ運動が生じるはず。

 さて、走ってみました。
 キコキコキコキコ……(ペダルの音)

 ……20分経過。

 うん、まあまあ、いい感じ。

広島の街は川だらけ、ラン。

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♩広島の街はね 川だらけじゃけん
 ちょっと歩いたら 川があるんじゃあ

 広島出身のグラフィックデザイナー山下勇三が作詞し、中山千夏が歌った『広島の川』は、そう始まります。
 私は帰省するたび、広島を走るのです。今回は目先を変え、川をたどって北上することにしました。スタートは猿猴川に架かる猿猴橋。

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 橋には猿の模様があります。え〜、ここで少し日本語の解説。「猿」も「猴」も日本ではサルを指します。中国では、複数の種類のサルがいるため複数の漢字が必要だったのですが、日本にはニホンザルしかいないからどっちもサルになったのです。
 では、「猿猴」とはサルか?
 中国地方で猿猴といえば、毛むくじゃらの河童なんです。
『広島の川』の歌詞に、こうあります。「六番目の川は猿猴川/けつぺた抜かれるけん/子供は泳がんのじゃ」……毛が生えている河童も、尻の穴に手を入れて子供の肝を抜くみたい。
「猿猴川河童まつり」というのも開催されているようですよ。
 猿猴川からとろとろ走ると旧太田川に合流し、さらに遡上すると太田川にぶつかります。最近、『ブラタモリ』でこのへんを特集していましたね。
 広島県出身とはいえ、このあたりは行動圏外につき土地鑑がありません。中高生のころなら、街中から数キロ離れたら大冒険です。それをちょろちょろ走って行けるのだから楽しい。下のパノラマ写真は大芝水門です。天気が良すぎて灼けました。

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 JR芸備線の安芸矢口駅で、だいたい10km。一駅先の玖村駅から徒歩十数分の場所にある「わだち草」といううどん屋さんが大好きです。炭水化物を控えめにしていても、あのうどんなら毎日食べたい。しかし、この日は玖村まで行かず、安芸矢口のちょっと先の安佐大橋で対岸に渡り、南下します。歩道がなくて背後から来る車が怖かった。
 それにしても、のどかで気持ちいい。

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 日本シリーズ第6戦を見るので、22kmで終了しました。野球がなければどこまでも上流に行ってみたかった。
 川だらけなんだから、ランナー天国のはずですが、見かけるランナーは少なかったような気がします。広島県は、公認フルマラソンを開催していない数少ない都道府県のひとつだからでしょうか。

 日本シリーズの総括はこのブログの主旨に反するかなあ。気が向いたら書きます。

掻き回しへのヒント?

 3月17日以来、骨盤主導の意識に目覚めた私。
 よく、腰を使った全身の連動を使わず腕だけでボールを投げることを「手投げ」と言いますが、ランニングにも「足走り」というのがあるに違いない。注目すべきは、身体の中心なのだと気づきました。だから今はスポーツを見るときも、骨盤周りばかり見ています。

 以来、骨盤を回旋させて走ることに専心してきました。へそから股関節あたり「だけ」を意識して走っています。体の中心に脳みそを置いて走る感じ。
「足走り」でしかなかった私にとっては「一からやり直し」です。ひとつひとつ積み重ねていくことが大事。すぐに結果が出るとは思っていません。初心者です。

 明らかにお尻とハムストリングスが使えるようになりまして、むくむくと筋肉がついてきました。もっとも、太かったふくらはぎは期待したように細くはならず、相変わらず太いままですけど……。上半身のほうはといえば、腹斜筋の部分が、シャープに削れてきました。いままで丸かった部分が斜めにこそぎ落とされた感じ。背中側は見ないので変化がわかりません。

 6ヶ月近く、横回転が身についてきたので、ここに縦回転を加えることにしました。手塚一志『骨盤力』で「掻き回し」と呼んでいる動きです。

 骨盤主導について考え始めたころ、階段の上り方も骨盤主導を意識しました。階段をのぼるさい、骨盤の片側をあげて一段上に足を着地させれば、逆側の骨盤が勝手に随いてくる。以来、階段やトレイルの上りは、その歩き方にしています。たしかに上りやすい気がする。金哲彦さんが常日頃おっしゃる動きですが、たまたま骨盤主導について考えていたからピンときたのです。(→階段の上り下りでやせる「骨盤階段上り」

「掻き回し」には、つまり骨盤の回旋の動きに、階段上りのような骨盤片側を上げる意識を加えればいいんじゃないでしょうか。
 階段の骨盤の動きには馴れたので、非常にゆるやかな階段が、斜度と同じだけ傾いてフラットに見えるような道をイメージすればいいのかもしれません。

 横回転に縦回転をプラスした動きは「トルネ8」をもちいた運動と同じです。
 骨盤歩きもそうですね。
「初心者」である私の考えは半歩前進したのでした。
 トルネ8や骨盤歩きがうまくできる人ならば、その意識をランニングにそのまま活かせばいいはず。骨盤歩きができても、走るときにべつの動きになるからいけないんだと思います。
 ただ走るだけなのに、難しい。

骨盤力 アスリートボディの取扱い説明書

骨盤力 アスリートボディの取扱い説明書

 
 

もう一回だけCSの話。

 体調不良と多忙で走れていないんです。(野球が気になって走ってないということはありません)。

 もう1度だけプロ野球クライマックスシリーズ(CS)の話をします。

     ☆

 両リーグとも、レギュラーシーズン1位のチームが日本シリーズに進みました。
 ほっとひと安心。
 CSがいまのアドバンテージを採用してから、9年目。つまりセパで計18回行われました。そのうちレギュラーシーズン2位以下のチームが勝ち上がったのは、2010年のロッテ(3位)と2014年の阪神(2位)。つまり18分の2、です。
 私はCS否定派でありましたが、2013年に初めてカープがCSに進出したところ、想像していた以上に1位のアドバンテージが大きかったので、いまでは消極的に肯定していると数日前に書きました。

 野球選手の運動能力は認めますが、職業野球はしょせん興行だもの。プロレスラーが復活興行と引退興行をくりかえすようなもので、稼げるなら少々理不尽でもやりたいのでしょう。現行制度は3位でも日本一になれる不思議な方式です。たとえば12球団をみっつに分け、各リーグの1位とワイルドカード(各リーグの2位のうち、もっとも勝率が高いチーム)がトーナメントするという方式も考えられます。しかし野球連盟が3リーグ制にする英断を下すことはありますまい。
 いまの制度のままレギュラーシーズンのゲーム差などでハンデを拡大すべきだという意見もあります。カープとベイスターズは最終的に19.5ゲーム差もありましたから、逆転されたら不条理そのものです。
 でも、ハンデをつけすぎるのも問題です。興行主としては「2位や3位のチームが勝つ可能性をある程度残しておかないとやる意味がない」からです。
 レギュラーシーズン2位以下のチームが日本シリーズに進出する確率が、たとえば3分の1になったら理不尽だし、逆に50分の1になったらファンの興味を惹きつけられません。

 2位か3位のチームが勝ち進むのが18分の2という現状は、興行主の立場からするとまずまずの確率に感じます。いや、低すぎるという意見もあるかな……。いずれにせよ、今年のカープもファイターズも、地元開催やテレビ放映でかなり稼げたはずです。

     ☆

 もしもCS不要論が吹き荒れるとしたら、3位同士が日本一を争うなんて事態が起きたときかもしれません。
 どうすればそんなことが起きるか……1stステージを戦うチームが3番手、4番手の投手から起用し、エースをファイナルのために温存することです。
今回のセリーグでおそれていたのは、ジャイアンツが1stステージをを2戦でかたづけ、(以下あくまで仮定ですよ)風邪といつわっていた菅野をファイナル初戦にぶつけてくることでした。
 1stステージを戦うチームは、互いに3番目の投手から投げさせる。結果、日本シリーズがセ・パの3位同士になったりすれば、ぶじにCSがなくなるのです。

セ・リーグのCSファイナルステージ、カープ連勝♩

 数日前、あるところに書いたこと。

 プロ野球クライマックスシリーズ(CS)の1stステージ、ベイスターズが劇的な勝利を収めました。「初CS」ってファンも選手もいいモチベーションになるから、ベイスターズが勝ち進む可能性も大いにあると思ってました。
 2013年のカープも同じく初めてのCS進出で盛り上がりました。私は興行のために始まったCSを否定していましたが、CS廃止のためにもレギュラーシーズン3位のカープが日本シリーズに進出しちゃるけん、と意気込んだのでした。
 甲子園での1stステージ、マエケン、バリントンが先発してタイガースに連勝し、ファイナルに進みました。相手は憎きジャイアンツ。
 ところが。
 勢い込んでスタートしたので簡単に力尽きました。ジャイアンツとの初戦の9回表、1点負けている場面。菊池のレフトに抜けそうなゴロを見て二塁走者・赤松がホームを狙います。しかしショートに好捕され、オーバーランした赤松は三塁に戻れず憤死、ゲームセットとなったのでした。私は東京ドームの三塁側に座っていたから、三塁ベース上のアウトを目の前で見ました。それを境にカープは3連敗して敗退します。ジャイアンツ戦は大竹、マエケン(中4日)、野村で負けました。あちらは内海、菅野、杉内でした。
 0勝1敗の状態からスタートすることや、敵ファンの多いアウェーで開催されるハンデは理解していましたが、日程が大変なのだとわかりました。1stステージでいい投手から投入して勝ち上がったチームは、ファイナルステージ初戦を3番手もしくは4番手の投手で戦わざるをえません。もちろん、采配や攻撃力などの総合力は端から劣ります。
前述のとおり私はCS否定派でしたが、「これくらいハンデがあるなら……」と、いまは消極的に認めています。
 今年、ベイスターズは1stステージで、井能、今永、石田というカープに分の良い投手を先発させました(今日死球を受けた梶谷は無事であってほしい)。彼らがファイナルステージで登板するのは第3戦以降でしょう。対するカープは初戦をエース級のジョンソンか野村でスタートできます。
 レギュラーシーズンから間が空くので勝負勘が戻るかどうかが問題でしょうが、大きなアドバンテージがあるんだもの、普通なら勝てます。もし負けることがあったなら、調整できない程度のチームだったということです。


 さてさて。
 いまのところ、私の予想通りに進んでいます。
 2連敗したベイスターズの選手ならびにファンの方は、ふたつ負けただけなのに追い詰められ、4連勝するほかないことにショックを受けているんじゃないでしょうか。三年前のカープと同じ状態です。
 CSは案外「下克上」が難しい。この制度に定着して9年、レギュラーシーズンの2位以下が日本シリーズに進出したのは、2010年のロッテと2014年の阪神だけです。ロッテは日本一になりましたけどね。
 レギュラーシーズン19.5ゲーム差をCSでひっくり返されるのは不条理ですから、カープにはこのまま勝ち進んでほしい。敗退しても、ベイスターズがCSを経験したのは大きいと思います。ほんとうに強いベイスターズが誕生することを祈ります。来年以降、カープだって負けたくないけどね。

近況

 先週は、広島から帰宅したあと風邪をひいてしまいました。9月末日に軽くジョグして、月間250kmジャストにした以外、ほとんど走っていません。併せて仕事が忙しい。フリーランスなので、仕事が重なるのはありがたいことです。
 今週月曜日から走り始めました。デスクワークしたあと、深夜、坂道ダッシュなどして帰宅、風呂入って朝まで仕事……の日々。