狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

映画『ロング・トレイル!』

本日の室内バイクのおともは『ロング・トレイル!』(2015米/原題"A Walk in the Woods")でした。

監督/ケン・クワビス、出演/ロバート・レッドフォード(ビル・ブライソン)、ニック・ノルティ(スティーブン・カッツ)、エマ・トンプソン(妻キャラリン・ブライソン)。映画の途中に何かで見たことがある女優が出てきて、思い出すまでにしばらくかかりました。西部開拓時代に行く『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part3』で、ドクの彼女クララ役をしたメアリー・スティーンバージェンという人なのでした。

新作を書かなくなり実質引退状態である紀行作家ビルが、友人の葬式に出席します。老境にさしかかった70代、仲間が死ぬたび「次は自分の番かな」という気持ちを抱く年齢です。

ふと、ビルはアメリカのアパラチアン・トレイル3,400kmの踏破を思いつきます。妻は猛反対し、やるなら道連れを見つけてくれと言います。ビルが声をかけても誰も乗ってきません。やっと見つかった相棒は旧友カッツでした。しかし、40年ぶりに再会したカッツは太っているうえ、膝の手術をしたらしい。

ふたりは旅立ちます。彼らが振り返る人生が主にガールハントばかりで、道中に起きる事件も女がらみだったりするのは苦笑しました。

合間合間に現れる壮大な景色を、iPadの小さな画面で見るのはやはり魅力半減。後半は仕事で使っているモニタで見ましたが、それでも27インチです。映画の評価は「まあまあ」ですけど、映画館でならもう一度見てもいいかなあ。

ロバート・レッドフォードは1936年生まれ。うちの死んだ父親と同い年なのか。80歳手前の年齢でトレイルを歩いていたんですね。ゆっくりではありながらしっかり歩いていたようですが、俳優としての引退作と宣言した『さらば愛しきアウトロー』(2018)では足もとが少々危うかった。元気で長生きしてください。