狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

私はホヤになりたい

怒りにまかせて、もうひとつ。これらをご覧ください。

(古賀氏のツイートにある「1億5千万もらってた」とは、反安倍首相の自民議員を落選させるために擁立した河井案里陣営に向けて、自民が与えた選挙資金の額です) 

最近の日本人は「生存のために思考停止する戦略」を選択したようです。

「考える」って一体なんでしょうね。

ホヤは、生まれたときに持っていた脳らしきものを、終の棲家をみつけたらなくすのだとか。人間は複雑な脳を持った自分たちを「進化した」と感じていますけど、そう言い切れるかどうかはわかりません。脳はエネルギーをたくさん使う臓器ですから生存戦略的には脳が小さい方が生き残りやすいのかもしれません。ちなみに人間も定住をはじめてから脳の容量は小さくなったといいます。

立派な脳を持っているのに、《理不尽だけど校則には従う》《制服があると毎日なにを着るか考えなくてもすむよね》《先生や先輩が白といえば黒いものも白》《いじめは見て見ぬふり》《コロナだけど国歌は歌っとく》だなんて、子供のころから考えるのをやめる訓練をしているようなものではありませんか。

一方、ネットジャーゴンでいうところの「脊髄反射」的な発言が増えています。脊髄反射とはよく言ったもので、刺激が大脳を経ず、脊髄の反射中枢を介して起きる反応のことです。宮台真司さんに言わせれば日本人は「言葉の自動機械」になり下がっているのです。《日本スゴイ》《サヨクめ》《あいつ在日だろ》《日本から出て行け》《女子供は黙ってろ》《政治家はみんなやってんでしょ》《安倍さんのほかにいないもんなあ》と、ネットには脳味噌を使わない決まり文句が溢れています。

何十万年か前に人類は火を使い始め、短時間に高カロリーの食事を摂れるようになりました。火の利用による食の激変を調理革命と呼ぶそうです。いわば「消化機能のアウトソーシング(外部委託)」ですね。そのおかげで脳が大きくなったという説があります。

さらに、産業革命以降、人類はしだいに身体を使わなくなりました。汽車や自動車からテレビのリモコンまで、極力動かないことを進歩としたのです。これは「身体機能のアウトソーシング」と呼べるでしょう。

加えて、AIが発達し、こんにち、わりと高度なことまで瞬時にやってくれます。もはや他人の電話番号を記憶する必要はありませんし、目的地へ辿り着く方法を調べるのに時刻表や地図を見なくてもスマホのアプリが示してくれます。「脳機能のアウトソーシング」が始まっているのです。

現代日本人は脳の持ち腐れです。私はホヤになりたい。

追記=安倍晋三首相は、例の布マスクをさらに八千万枚も介護施設や保育所に送りつけるとのこと。もちろん私費ではなく税金を使って、です。私は言いたい。「Don't feel,  Think!