大学のころはたまにパチンコを打ちました。なんとなくパチンコ屋に入り、玉がどんどん器械に吸い込まれて焦ります。ある時点を境にツキが回ってきて何箱か床に積み上がり、お大尽気分。そこでやめときゃいいのに「もう少しだけ」と欲が出る。続けるうちにみるみる玉が減っていき……。
結局、プラマイゼロ。
パチンコ屋を出ると、あたりはもう薄暗い。私はパチンコ屋の騒音の残響に悩まされながらこう思うのです。「何時間もパチンコ打ってトントンなんて、負けるより悪い。単なる時間の空費じゃないか。本でも読んでりゃよかった」
……そんな気分を思い出させる今期のカープ。
負けまくり勝ちまくり負けまくり、で終わってみれば70勝70敗3分。