狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

北海道マラソンでファンラン……ひとまずフルはお休み。

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大会翌日の大通り公園

北海道マラソン、走ってきました。

ひとまず、フルマラソンはお休みです。走りたくなったらまた走るということにします。

前の晩、ファンランのつもりだったので、フル前日に初めてお酒を飲んだんです。緊張で眠れないことが多いのに、今回はアルコールの力でぐっすり眠れましたから、フル前日の飲酒は良いのか悪いのか……。

道マラといえば暑さが怖いんですけど、珍しく今回は涼しかった!  日が差してないと肌寒いくらいの好コンディションでした。

ダメージを残さない程度に走るには、どのくらいのタイムが妥当なのか、考えました。短距離ランナー転向宣言をしたあと月150〜200kmのジョギングしかしていませんし、フルマラソンを走る体重の上限設定を1kgはオーバーしている状態。過去の走りこみの蓄積を勘案してサブ4あたりが妥当でしょう。条件がいいので、3時間45〜50分もいけるかもしれません。……ジー、ガシャガシャと、旧式コンピュータで計算し、7〜8割の力でサブ4をすると決めました。もしも暑かったら制限時間5時間をたっぷり使って走ったかもしれません。

トイレは20分くらい並んだかな。8時40分までにスタートに並ばないと最後尾からのスタートだとアナウンスされていました。

9時スタート。うん、曇っていて涼しい。前半は降ったりやんだりで、やや強めの雨に打たれる時間帯もありました。5:30/kmくらいで淡々と走りたかったんですけど、流れにのって5:00/kmペースになってしまいます。我慢して5:10/kmペースに抑えました。

調子は悪くないので前半で距離を稼ぎ、後半のんびり走るプランにしました。よい子は真似しないでね、みたいな走り方です。10km 過ぎたあたりは向い風だったこともあり、5:20/km ペースまで落としました。2時間ジャストで23kmを越え、「あとはキロ6でサブ4じゃないか」と一安心。段階的にペースを落とすよう努めます。飲み会に余力を残さねばならぬ。

19キロくらいから26キロくらいまでは延々直線が続く新川通り。強めの向かい風です。何度も道マラを走った友人から「あそこが苦しい」と聞いて心の準備ができていたおかげで淡々と乗り切れました。強い風に耐えた新潟シティマラソンを思い出します。あのとき、3時間10分を切ったんだよなあ……。

新川通りを折り返すと晴れました。気温は20度くらいでしょうけど、日差しが強くて暑い。さいわい追い風です。給水ポイントで水を背中にかけると、風が背筋を冷やしてくれました。以上、おばあちゃんの知恵袋。

急ぐ旅じゃねえ。

レース前から攣りそうだった足がやばくなってきたので、給水で止まって屈伸したりしながら、ペースをぐっと落としました。こんな展開ならスマホ持って撮影ながら進めばよかった。……あれ、ちょっとフラつきました。まさか熱中症?

北海道大学を眺めながら進み、大通り公園にぶつかって右折。どこがゴールかしばらくわかりません。あ、あれか、とフィニッシュ。

3時間48分27秒(ネットは47分台)でした。予定通り。

前半雨に濡れたのに後半暑くなり、シューズ内の温度が高くなったんでしょう。マメができていました。右足に出来ていた黒爪が前半に剥がれていた自覚はありました。
(山中伸弥教授も走り、3時間36分台だったとのこと。「山中教授に勝った/負けた」という声が聞こえてきますが、目標にされて、なんだか気の毒です。)

夜は仲間と飲み会でした。ガブガブ飲んでホテルで熟睡……。

翌日は札幌の古本屋をたくさん回りました。アイヌの歴史に関する本を何冊も購入。美術館や中島公園の文学館などが月曜日休みだったのは残念。四六判を何冊も持ち、1万5千歩ぶらついたあと、大通公園でビールを一杯飲みました。

大通公園ではヘルメット姿の若いバイトがマラソン大会のテントなどの撤去作業をしています。大会はこういう人たちに支えられているんだな、と思うと感動したというか……なんだか頭が下がる思いでした。