東京マラソンDNF、原因は……?

東京マラソンは寒いなかのレースでした。環境が悪いなか、2時間4分台で優勝したビルハヌ・レゲセ選手(エチオピア)は素晴らしい。世羅高校出身のビダン・カロキ選手が2位でした。

期待された大迫傑選手は残念でした。29キロあたりでDNFだったとのこと。このところ暖かくなっていただけに、雨天で急に気温が低くなったレースに対応できなかった方も多かったのでしょう。

かくいう私も、残念ながら、24キロ過ぎて棄権しました。

数ヶ月前、つくばマラソンで痛めた左足、予想以上に悪かったようです。

朝、初台駅からGATE4に向かいながら「ちょっとヤバいな」とは感じたんです。その日は朝から雨。最高気温8、9度らしい。

例によって30分近く前に並ばされ、寒さに耐えながらスタートを待ちます。

今回は陸連登録ではなく、Cブロックからスタート。

9字10分号砲。

Cブロックはゆるゆると歩き始めます。
スタートラインをまたぐまでの約2分30秒は雑談でお楽しみください。

東京マラソンでは、号砲と同時に大量に紙吹雪、噴射されます。紙吹雪がハート型なのをご存じですか。何年か前、一枚キャッチしました。良い記念だと思ってランパンのポケットに、たしかに入れたのです。ところが、フィニッシュ後に確認すると、ないんです! 走っているあいだに落ちたようにも思えないけど……不思議でした。

レース前日の3月2日、仕事しながらTBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド土曜日版」を聴いていたら、あの紙吹雪は、溶けやすいデンプン質でできているのだと豆知識を紹介していました。勝手に消えるから掃除の手間が省けるんだそうです。

以上、雑談でした。

路面は雨で濡れています。足もとを見ると、なるほど紙吹雪は水ににじんで消えてゆくのでした。水分の多い雪が路面に落ちてすぐに溶けていくような感じ。

キロ5分弱のペースで走り始めたんですが、市ヶ谷あたりですでに左足のふくらはぎが攣りそう……違うな、痙攣の例のピクピクではありません。着地して足が底屈し、腓腹筋が緊張したときに、鈍く痛むのです。ほどなく右のほうも同じような違和感が出て、そちらはすぐに回復しましたが、左足はひどくなる一方。ズキッと激しく痛むというより疼痛です。だんだん石化してくるような感じ。ペースからして、ゼーハー苦しいわけではありません。

寒い雨なのに、沿道にぎっしりと人がいて応援してくださる。これが東京マラソンのありがたいところです。しかし私は足が気になるうえ、雨滴がつくのイヤさにメガネを外したことも手伝い、ピンボケ映画を観ているようでした。

20キロあたりでトイレに行きました。足をストレッチしてみます。

24キロで救護所に行き、テーピングしてもらいましたが、もう走れず……。

再スタートしたあと、やはり救護所に戻って収容バスに乗せてもらいました。

原因は気温の低さもあるでしょう。しかし、根本的に、つくばマラソンで痛めた箇所が根治していないようです。病院などに行って筋肉の状態を診てもらうことにします。

自分の見立てでは、肉離れのあとに筋膜が凝り固まる「瘢痕」がある気がします。筋肉を多う筋膜にトラブルが起きると、筋肉が自由に動きません。

自分がキロ4分半でフルマラソンを走ったことがある人とは思えない……と、うら悲しい1日でもありましたが、理由もなく復活できる予感もあります。いまは大袈裟にいえば故障中ですけど「たくさん走る君」は継続しますし、あきらめずに続けます。