狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

萩往還、ラストは35kmの部。飲んで笑った!

第30回萩往還ウルトラマラニック35キロの部を楽しんできました。A、B、CおよびFは部門です。

A250kmの部が5月2日18時スタート。制限時間48時間。
B140kmの部は5月3日18時スタート。同24時間。
C70kmおよびF歩け歩け35kmの部は5月4日6時スタート。同12時間。

どの部門も、5月4日18時がリミットです。いろんなレベルの人たちも並んでフィニッシュできるおもしろい大会ですが、残念ながら今年をもって最後となります。

記事を引用します。

(略)主催する実行委員会は70代以上が中心で、大会運営のノウハウを若い世代に引き継ぎにくくなった。参加者の栄養補給場所にしていた飲食店の閉店や、仮眠場所にしていた体育館がある学校の閉鎖といったコース上の課題も生じた。そこで30回目、そして維新150年の年に合わせて、大会の終了を決めた。

以前より、大会打ち切りは噂されていたんです。毎日500名超を送り出し、真夜中にエイドや収容の手配をし、その他われわれの想定していない事態にも対処するスタッフの皆さんの苦労は大変なものでしょう。

2013年、私に焚きつけられた(?)3人の同級生とともに70kmの部に参加。友だちの友だちが年々加わり、賑やかになりました。今年は2人が250kmに初参加です。

5月3日。仕事を徹夜でやって、始発電車に乗って東京駅に行きました。無計画な一人旅、新幹線の予約なんてしてません。みんな朝早いね、自由席は長蛇の列です。250kmの選手を応援するために、13時半くらいに山口に集合する予定です。東京駅からデッキに立って本を読み、新幹線を乗り継いで、新大阪から座りました。

北海道や広島から来た6人が集合(Aゼッケンの2人はすでに一晩走っています)、食事と受付のあと、2台の車に分乗して山口県をぐるぐるしました。

あらためてルート図見たら、まあ、すごいわ。今年もどなたかがつくってくださったこのマップ【萩往還250km(平成29年度版)】と同じはずです。距離も長いけど、山口県って坂しかないってくらいアップダウンばかりなのです。睡魔や痛みに苦しむランナーを励まして、戻ってきました。

写真は、立ち寄った千畳敷。昨年、ここへ至る、長い長いアクセルベタ踏み級激坂に心を折られそうになりました。

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さて、自分のことを書きましょう。

3日夜にたっぷり飲んで、4日の午前4時頃起床。

最後はのんびりやろう、とF「歩け歩け35kmの部」には4人がエントリーしていました。先週UTMFを完走した女性1人は風邪気味で、DNS。UTMFを走ってない残り3人には歩く理由がなくなり、きつい上り以外はゆるジョグすることにしました。

今年のFゼッケンはバスで陶芸の村公園に運ばれたのち、萩往還道35kmを南下します。140kmと250kmの部を走ったときは足が終わっていて苦しみ抜いたラスト35kmです。準備ができた人からバラバラにスタートするらしい。我々は250kmのランナーを探したあと、遅めに走り始めました。

佐々並でお弁当をいただいたあと、板堂坂のラストのきつい上りをダッシュしたりします。去年、大腿四頭筋や足裏の痛みで苦悶しながら進んだ、石畳と砂利道の下り道にさしかかると「ガーッとやっつけてやろう」と、スピードをあげました。本来、下りを勇気をもって進むのは好きなんです。走ると、あっという間に終わりました。去年の自分の仇をとった気分でスッキリしました。

そういえば、上りも下りも息があまり上がらなかったな。最近の短いダッシュが効いている効果だったらいいなあ。

ゴール後は車で移動し、板堂峠でランナーを応援。とくに白昼夢を見ているAゼッケンの選手に声をかけていると、眠りながら歩く同級生Nが登場。彼の顔の前で両手をパチンと叩くと、目を開けました。妙なことばかり話します。いい夢見てたな。

改めてゴールに戻り、みんなを迎えました。知り合いがどんどんやってくる。Bゼッケン、Cゼッケンも、彼らの限界に挑戦したのでしょう、涙を浮かべている人がいます。ふらふらしながらNも無事ゴールしました。ほっ。

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 250kmをリタイアしたI、140kmをリタイアしたKさん、70kmを走ったMなど睡眠は足りているので、宴会は盛り上がりました。Nは寝てました。前日知り合った別グループに入れてもらってまた飲んで、夜は更けて……。翌朝、広島に戻り、また飲みました。^^

本来、スタッフ全員にお礼を言いたかったのですが、かなわず。ここで申し上げます。

みなさんのご苦労のおかげで、毎年楽しく過ごせました。ほんとうに感謝しています! ありがとうございました。

……来年からゴールデンウイークをどう過ごそうかなあ。