→骨盤を素早くねじる意識で走ってます。【その1】
→骨盤を素早くねじる意識で走ってます。【その2】
→『骨盤力』〜骨盤を素早くねじる意識で走ってます。【その3】
《前回までのあらすじ》私は骨盤をねじったら、腸腰筋の伸張短縮サイクル(SSC、ストレッチ・ショートニング・サイクル)が生じ、速く走れるはずだと思いつき、試してみたら調子がいい。力をこめなくてもスピードにのれます。自分の考えを補強してくれる本はないかと、手塚一志『骨盤力』を探り当てたのでした。
さて、手塚氏は、骨盤だけではなく、後ろに跳ね上げた脚を内向きに搔き込む運動も利用して腸腰筋の伸張短縮をうながすと解説しています。
ええっ?? 脚はまっすぐ後ろに流れるものじゃないのか? にわかに信じられなかったのですが、写真を探せばいくらでもみつかるのでした。
どこかに、ランナーの足を後ろから撮影した動画がないかと探していると、順天堂大学時代の今井正人選手の後ろ姿がありました。山の神・今井選手が傾斜をつけたトレッドミルで走っています。後ろから見ると、一瞬つま先が内を向きます。
後ろに跳ね上がる足はいったん内旋するんですね。もしこれが地面をプッシュしていることの結果であるなら、脚の内旋は意図したものではなく、自然な動きということになります。
一方、着地するさい、つま先はたいてい外を向いてます。支持脚は外旋しているんです。よく言われる「つま先は前方にまっすぐ」は不正解かもしれません。
ランニングの指南書は、横から見たフォームについて重点的に説明しています。前や後ろから見た連続写真なんてあまりない。ホントは立体的に見なきゃダメなんでしょう。『骨盤力』には、脚の軌道がパラパラマンガで載っています。最近まで直線的な動きを目指していた私は間違っていました。
急がば回せ。
脚の軌道についてもっと紹介したいけど、自分では消化しきれてないし、この本のオリジナルだと思うので割愛。
久しぶりに出合った「目から鱗」本でした。
今後、フォームに関しては、これを一番の頼りにします。
《追記》
この件に関しては、少し理解が深まった気がしています。
→腰のキレ。 - 走らなければよかったのに日記
- 作者: 手塚一志
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