狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

減量の話、ふたたび。

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この1年あまりの体重の推移です。
今年も直前まで5時間走に出るつもりでしたが、仕事および近親者の危篤という事情によりデスクワークしながらの自宅待機となりました。5時間走のため軽いカーボローディングをしたため今朝の体重は59.95kg。身長は174cmです。
不思議なことに今年は自然と減量できています。わかることは以下のとおり。あくまでも個人的・経験論による分析です。科学的でないかもしれません。

(1)糖質はすぐに太る。

今年は餅を制限しなかったので、正月明けにドンッと体重が増えています。
いつもは炭水化物を制限(穀物は、ごはん換算すると朝0、昼1杯、夜0〜1/2程度。砂糖の入ったものは基本的に摂らない、など)しているんですが、広島では、お好み焼き、うどんなどを自由に食べます。そしたら簡単に体重は跳ね上がるのです。今月も、同級生と東京で走ってお好み焼きとビール(糖質)をムシャムシャガブガブ摂ったところ、翌朝1kgくらい増えました。一時的なものですが。
逆に、妻が不在だったチャンスに、3日間糖質をカットしたところ、ここ数年の最低体重58.35kgを記録しました。
私は糖質だけが太る原因とは思いませんが、これを抑えると体重コントロールが簡単なのはたしかです。

(2)萩往還140kmのあと、ストンと落ちた。

昨年、5時間走で58km走ったあと、いい気になって飲み食いしたことで体重が増えています。長く走ったからといっても、食事に気をつけなきゃ体重は減りません。
ところが。
今年の春先は体重がコントロールしづらくなっていたんですが、萩往還ウルトラマラニックの140kmの部に参加したところ、その後、飲み食いしつつ1週間まるまるレストだったにもかかわらず体重が落ちました。
5月の消費カロリーのトータルは351kmで、どちらかといえば少ないほうです。しかし、萩往還のあとは61kgを切って安定しました。
毎月400km走っても、毎日10〜15km、週末30kmくらいの刺激には体が馴れてしまっていたのではないでしょうか。そこに1日140kmという新たなショックに体が驚き、身体が反応したのではないかなあ、と考えています。

(3)絶好調だったつくばマラソンは、体重が62kgくらいあった。

私はいままで「60kgくらいでフルマラソンを走りたい」と考えていました。
つくばマラソン(3時間9分台)ではなかなか減量できず、カーボローディング前の木曜日の朝に60.1kg(8.2%)となんとか帳尻を合わせた形。ただ、炭水化物を多く摂ったことで、マラソン前日の土曜日朝61.75kg(9.2%)となっています。土曜日もたくさん食べたので、スタートラインについたときは62kgを超えていたでしょう。ただ、このときは非常に身体が軽く、バネがきいた走りができました。
翌2月の東京マラソン(3時間12分台)は、木曜日朝60.4kg(8.5%)で土曜日朝61.65kg(9.1%)と案外つくばと変わらないのでした。このとき不調だったのは、私用のため練習できなかったためでしょうか。
いや、もしかすると、カーボローディングした体重と、そうしなかったときの体重では、身体の組成が違うのかもしれません。
田中宏暁先生『賢く走るフルマラソン』によれば、カーボローディングで体重が増えるのは、糖質とともに水分を身体に貯め込むからだそうです。脂肪が1kg増えるのに必要なエネルギーが7,000kcal。3日間休んで食べて、体重は1kg以上増えますが、何千キロカロリーも食べたわけじゃありませんしね。

(4)3日で増えた体重は3日で戻る……と信じたい。

私は身体の恒常性(ホメオスタシス)を信じています。経験からいっても、たまに炭水化物をドカ食いしてしまっても、増えた体重はすぐに戻ります。もちろん油断大敵ですけど。逆に言えば、体重が減ると、身体が驚いてなんとか増やそうとします。リバウンドが起きるのも、みずからを気遣う人間の自然の反応ではあるのでしょう。
たとえば20年で太った20kgを1年で減らしたとします。身体にしてみれば異常事態ですから、気を抜けばすぐにリバウンドします。あと19年間維持しなければ、ほんとうに減量したことにはならないと私は考えています。


さあ、秋に向けて、まずは59kgカットを目指そう。