参考書/読書/映画

ポーズ・メソッド〈2〉

ランニング革命 もっと速く、長く、ずっと怪我なく走るための方法 作者:ニコラス・ロマノフ,カート・ブランガード 発売日: 2020/07/02 メディア: 単行本(ソフトカバー) ニコラス・ロマノフ/カード・ブランガード『ランニング革命』(KANZEN)を読みました…

ポーズ・メソッド〈1〉

きのう、小雨のなか走っていたんですよ。 多摩川に架かる橋を二度渡ったんですけど、橋の歩道はツルツルしたタイル状の路面なんです。シューズはサンダルだったのでスベりそう。こんなとき思い出すのは、ポーズ・メソッドを提唱するニコライ・ロマノフがスケ…

『バイコフの森』

バイコフの森 北満州の密林物語 作者:ニコライ・A・バイコフ 発売日: 1995/09/26 メディア: 単行本 『バイコフの森』にデルスー・ウザーラが出てくるよと教えてくださる方があり、読んでみました。結論から言うと、その方の勘違いだったようです。しかし──自…

映画『デルス・ウザーラ』

原作につづき映画『デルス・ウザーラ』(1975年、ソ連・日本合作映画)のDVDを入手し、走るのをサボって観ました。 監督は黒澤明、出演・ユーリー・ソローミン(アルセーニエフ)、マクシム・ムンズク(デルス・ウザーラ)です。 完璧主義で権威的なイメ…

コロナ太り

最近、「コロナ太り」という言葉を聞きます。60%近くの人が自粛しているうちに太り、運動不足になったのだとか。 デイケアなどに行けなくなって筋力が衰えた高齢者も多いと報じられています。近年、筋力は認知機能とも関係があると言われているんですよね。…

アルセーニエフ『デルスー・ウザーラ』読了

デルスー・ウザーラ〈上〉 (河出文庫) 作者:ウラジーミル アルセーニエフ メディア: 文庫 デルスー・ウザーラ〈下〉 (河出文庫) 作者:ウラジーミル アルセーニエフ メディア: 文庫 ウラジーミル・アルセーニエフ著・長谷川四郎役『デルスー・ウザーラ』上下…

原ひろ子『ヘヤー・インディアンとその世界』

原ひろ子『ヘヤー・インディアンとその世界』、とても面白かった。 狩猟採集社会も1万年の間に環境適応している ヘヤー・インディアン(Hareはウサギのこと。彼らが彼らは自分たちをヘヤー語で「カショーゴティネ」と呼ぶ)はカナダで暮らす狩猟採集民。著…

原ひろ子『極北のインディアン』

極北のインディアン (中公文庫) 作者:原 ひろ子 メディア: 文庫 極北のインディアン (1979年) (玉川選書〈98〉) 作者:原 ひろ子 メディア: - 30年余り前の話。小説家でも文学研究者でも根無し草でも、とにかく文学者になろうと考えて大学に進んだ私、日本近…

原ひろこ『子どもの文化人類学』

コロナコロナでギスギスし、人が少ない場所では禁止されていないジョギングまで「不要不急の外出はやめろ」とか「マスクしろ」とか言う人が出てくる始末。鼻呼吸できるスピードでしか走らない私も厳しい視線を感じるれるので、山中先生推薦のバフを首に巻い…

デフォー『ペスト』

ペスト (中公文庫) 作者:ダニエル・デフォー 発売日: 2020/04/21 メディア: Kindle版 少し前のこと、ダニエル・デフォー作『ペスト』を読みました。実は同作者の『ロビンソン・クルーソー』を探していたんですが、そちらは書棚に見つからず……。 中公文庫版『…

映画『ウインド・リバー』

気になっていた映画『ウインド・リバー』(2017米)をAmazonPrimeビデオで観ました。監督・脚本はテイラー・シェリダン。出演、ジェレミー・レナー、エリザベス・オルセンです。 予告編はサスペンスであることが強調されています。たしかに白雪のに鮮血が飛…

緊急事態宣言と月

緊急事態宣言が出ました。 当たり前のことですが、人と人が近接しなければ新型コロナウイルスの感染は劇的に減らせるわけです。現政権に強権を持たせるのは危険ですけど、この宣言には罰則などもありませんし、注意喚起としてはよいかもしれません。ただ、安…

『育毛物語』

狩猟採集民を見ながら、シャンプーや石鹸って必要なのか?──と考えはじめたシリーズ。人体実験のあと個人的には結論が出てているので、これでおしまいにします。私は現在、洗髪はお湯のみ、身体を洗うのは純石鹸です。 【第1弾】2018/11/28 シャンプー、や…

61歳女性でサブスリーの弓削田眞理子さん。

弓削田眞理子さん。 ランナーの神さまみたいですね。最近の私は、頑張る先輩ランナーの情報を集めて自分を鼓舞しています。60代の女性でサブスリーは彼女だけとのことで、世界マスターズ陸上のThe 2019 WMA Best Athletes(長距離部門→HP)に選ばれたそうで…

ヴェイパーフライはOK

話題になっていたナイキの厚底シューズ問題、1月31日に、世界陸連(WA)が結論を発表したようです。簡単に書けば、現行のヴェイパーフライネクスト%はセーフで、キプチョゲが非公認記録ながらサブ2を達成したアルファフライはアウト。リンクの記事から引…

ルソー『社会契約論』

社会契約論/ジュネーヴ草稿 (光文社古典新訳文庫) 作者:ルソー 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2013/12/20 メディア: Kindle版 数十年ぶりに『社会契約論』を読み直しました。初読のときは『人間不平等起源論』を読んでいなかったので、理解しづらかった…

辺見庸『永遠の不服従のために』

要らぬ前置きをすると、私は狩猟採集民の話を読み、彼らの生活や心境を鏡にして現代社会や自分自身の常識を疑っているのです。みなさんが海外旅行をすることで、日本のおかしさに気づかされるようなものです。現代に残るわずかな狩猟採集民の生活を見ると、…

『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』で練習内容を検討

昨日、キロ5分がAT値という悲しい現実を突きつけられました。^_^ 『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』を読み直しています。約10〜12分間持続するレースの速度を最高有酸素的ランニング速度(見かけ上のVO2max)を著者は「VDOT」と名づけたうえで、そ…

『オカルト化する日本の教育』より。

年末、原田実『オカルト化する日本の教育』(ちくま新書)をザーッと読みました。 江戸しぐさや親学(シンガクじゃなくて、おやガクと読むんですね)などの創作された伝統を広めて教育現場にまで持ち込もうとする日本会議ら保守勢力や、彼らの抱く陰謀論を紹…

『火星のタイム・スリップ』

火星のタイム・スリップ (ハヤカワ文庫 SF 396) 作者:フィリップ K.ディック 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1980/06/01 メディア: 文庫 L・ヴァン・デル・ポスト『カラハリの失われた世界』(1958)の話をしたところ、ある知人がフィリップ・K・ディッ…

スポーツと戦争

未開社会の生業は段階的に変化してきました。エルマン・R・サーヴィスは『民族の世界』で次のように整理しています。 バンド(少人数血縁型集団)=移動的狩猟採集生活をする 部族(トライブ)=バンドより大きい。定住し、園耕や牧畜をする 首長制社会=人…

『民族の世界』

エルマン・R・サーヴィス『民族の世界──未開社会の多彩な生活様式の探究──』を読みました。初刊は1958年。伝統的な社会を段階的に整理してまとめています。翻訳は抄録で、23の社会のうち、10を紹介しているらしい。 目次は以下のとおりです。 ・バンド アン…

坂口恭平『TOKYO 0円ハウス 0円生活』感想

TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫) 作者: 坂口恭平 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2011/05/07 メディア: 文庫 購入: 10人 クリック: 107回 この商品を含むブログ (26件) を見る 坂口恭平『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(河出文庫)を読みました。…

坂口恭平『独立国家の作り方』

独立国家のつくりかた (講談社現代新書) 作者: 坂口恭平 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/05/18 メディア: 新書 購入: 19人 クリック: 814回 この商品を含むブログ (89件) を見る むかしは「快適な家で好きなモノや家具に囲まれていたい」と思っていた…

『「本当の豊かさ」はブッシュマンが知っている』

「本当の豊かさ」はブッシュマンが知っている 作者: ジェイムススーズマン,James Suzman,佐々木知子 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2019/10/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 『「本当の豊かさ」はブッシュマンが知っている』を読み終え…

『コイサンマン』1&2

『ミラクル・ワールド ブッシュマン』(原題:The Gods Must be Crazy、1981製作、南ア)を知っているのは50歳以上でしょうか。日本では1982年に公開され、土曜日のオールナイトを友人と見に行った記憶があります。興行収入は23億7000万円は、『E・T』の35…

『砂漠の狩人』

砂漠の狩人―人類始源の姿を求めて (1978年) (中公新書) 作者: 田中二郎 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1978/07 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る ──じつは、そろそろ純粋なレポートを読むのに退屈してきていまして、派生したテーマ…

『洞窟おじさん』

洞窟オジさん (小学館文庫) 作者: 加村一馬 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2015/09/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 世の中、新しくて便利なものが増えている。 "このままでいいのだろうか……"という疑問が頭にぽっこりと浮かぶんだ…

『贈与論』

贈与論 (ちくま学芸文庫) 作者: マルセルモース,Marcel Mauss,吉田禎吾,江川純一 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2009/02/01 メディア: 文庫 購入: 11人 クリック: 49回 この商品を含むブログ (82件) を見る マルセル・モース『贈与論』(ちくま学芸文庫…

君たちが来たので生返ったよ──『カラハリの失われた世界』

カラハリの失われた世界 (ちくま文庫) 作者: L.ヴァン・デル・ポスト,Laurens Van del Post,佐藤佐智子 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1993/02 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 狩猟採集民の話を読み始めたら、常識が完全に覆されま…