狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

室内バイク

雨だの雪だの、という予報で本日は室内トレ。

私は、室内バイクをときどき使っていますが、漕いだぶんをどのように評価していいのかわからず、困っていました。ある日、そうか、心拍数で記録すればいいんじゃん、と気づきました。

……というわけで、ハートレートモニタの胸バンドを巻き、室内バイクにまたがりました。脂肪燃焼モードの心拍数をターゲットに、70分漕いだのでした。10〜11キロをゆるジョグした計算です。

使用している室内バイクは、下記のものです。細かい不満がないわけじゃないけど、静かなのは確かです。 

大阪国際マラソン、松田瑞生選手が優勝

日曜日の大阪国際マラソン、仕事していたんですけど、ネットでラップだけ見ていたら松田瑞生選手がトップらしいので、最後の30分くらいを視聴しました。

鈴木亜由子選手同様、松田選手に注目しているんです。トラック競技でスピードを養った選手に、マラソンでも頑張ってもらいたい。

テレビに映る松田選手、今日もニューバランスの多分 HANZO です。

私は初代 HANZO R(何回モデルチェンジしたか知りませんが)を履きましたが、前足部の外側が砂消しゴムみたいな素材だったんじゃないでしょうか。私のミッドフット着地だとすぐに潰れてしまった記憶があります。今は改善されているようですね。また履いてみようかなあ……。

今はラインナップが増えているんですね。ニューバランスのやる気のあらわれ? リンクしたのはAmazonですが、メンズ・レディース、サイズ、色などをご確認ください。

……松田選手、最後はきつそうでしたが、2:21:47の好記録。東京オリンピック出場のための設定記録2:22:23(設定タイムがそもそも松田選手の記録でした)を上回りました。レース後はいつものように大阪のおばはんみたいにはしゃいでいました。それだけトレーニングがキツかったのかもしれません。おめでとうございます。

MGC3位で、名古屋ウィメンズまで様子を見ていてもよかった小原玲選手はハイペースに振り落とされてつらいレースだったようですけど、果敢なチャレンジでした。途中棄権した福士加代子選手は名古屋に再挑戦するとのこと。日本人では2位だった市民ランナー・山口遙選手もすばらしかった。

当日と翌日との記事をいくつかリンク。

せ〜の、せこい!

シャンプーやめて1年と2ヶ月

時事通信の記事(→こちら)より。

米ハーバード大の研究チームはこのほど、ストレスが白髪をつくるメカニズムを解明し、22日付の英科学誌ネイチャー電子版に論文を掲載した。

研究チームはマウスにストレスを与え、白い毛が生えてくる過程を観察。ストレスを感じると放出される神経伝達物質のノルアドレナリンが、毛根付近の細胞を過剰に活性化させることが原因だと突き止めた。

毛根付近にある幹細胞は通常、髪が生える過程で徐々に色素細胞に変化し、髪の色素を生成している。ところが、ノルアドレナリンによって過度に活性化すると、急速に色素細胞へと変わり、枯渇してしまうという。

……だ、そうです。

白髪が増えるメカニズムもよくわかっていなかったんですね。

髪といえば……「狩猟採集民やアメリカ先住民の年寄りは、それほど禿げてないし白髪の人も見ないよなあ」とふと考えたのが1年2ヶ月前のこと。彼らは水浴びをするくらいです。『所さんの目がテン!』で取材したハッザ族は温泉に入っていましたね(→リンク)。白髪の原因のひとつがストレスだとすると、彼らの生活はストレスが少ないと思われます。日々猛獣と命のやりとりをしているというのは先入観です。彼らは自然の一部として楽しく暮らし、労働時間は短いし、出世争いも学校もありません。

何でも読書から入る私。宇津木龍一さん、渡辺新さんの著書を読み、その後、おそらく男性読者を想定していない山口麻子さん、平野卿子さんの本までも読んで、「シャンプー、リンスは要らない」と考えるにいたりました。本来、皮脂や汗を分泌するはずの毛穴から、毎日大量の化学物質が取りこまれるのは不自然です。

液体シャンプー・リンスが大々的に売り出され、1日1回それらを使って洗髪するようになったのは1960年代です。すなわち、五十代の我々は「生涯シャンプー第一世代」なのです。

詳しくは過去の記事をご覧いただきたいんですけど、私は猫っ毛で、年とともにペチャーッと寝て地肌も透けていました。ところが、塩シャンプーを始めたら、一週間ほどで髪の毛が太くなり、自立するようになったから不思議です。

洗面台に短い毛が落ちていたら、妻が「剃ったヒゲはちゃんと掃除して」と言ったっけな。妻よ、私はヒゲを剃ってない。理髪店から帰ってきたところで、そこに落ちているのは理髪師が払いそこなった髪の毛なのだよ。たしかに私の髪は以前はヒゲより細かった。

髪が伸びるのも早くなりました。理髪店や美容院で、「シャンプー不要です」と説明するのが面倒だな、と感じていましたけど、街にたくさんある安い床屋さんってそもそもが洗髪しないのだと知りました。ラッキー✨️

塩シャンプーは塩っ気を落としきるのも難しいし、そのうちお湯だけにしました。丹念にシャワーをかけながら汚れを流します。髪の毛が増えたとはいいませんけど、太くなってボリュームが増えましたし、頭皮とともに健康的になったのは確実です。

身体は純石けんで洗っています。ただ、いまのところ皮膚に目立った変化はありません。
 
《過去の記事》

塩シャンプーで髪が増えた!

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最新版 肌断食: スキンケア、やめました

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25キロゆるゆるジョグ、その他

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台風19号で橋脚が沈んでしまった立川市の日野橋。まだ通行止めでした。

風邪で一週間休んでいました。まだ、洟が出たりノドが痛んだりしていますが、熱も下がりましたし、九割方回復した感じです。筋トレ再開はまだ様子見です。

今はレースを入れてないのでオフシーズン同様ですが、以前はオフでも体重が62kg台だったのに、いまは65kg以上あります。私は糖質を摂らないほうです(ごはんや麵は1日1食以下で、砂糖の入ったものは食べません。料理にも砂糖は使いません)し、酒も糖質のない蒸留酒が多いんです。まあ、外食ではビールも飲みますけど。

かくなるうえは、「空腹ラン」だ。本日、全国都道府県対抗男子駅伝が始まる12時半スタート。気温は低かったようですけど、天気が良かった。心拍数が145bpmくらいの、私にとっては脂肪燃焼ゾーンを狙って走りました。私、3日連続糖質オフ+ロング走をやって以来、ここ数年、LSDでハンガーノックになったことはありません。

計25km、平均ペース6:34/km、平均心拍数143.5bpmでした。筋トレは自重。

少し移動して、16時から食事。糖質だけど、ビール飲んじゃう。

というわけで、わがふるさとで行われた全国都道府県対抗男子駅伝は見ていないのです。中学生も半分以上がヴェイパーフライを履くと、話題になっていましたね。いやまあ、都道府県の名前を背負って参加するからには、いつもの2、3倍の価格のシューズを履いてでもチームに貢献を……ということでしょうか。

結果、長野県が優勝。

6位までが大会新記録だったとか。選手のみなさんお疲れさまでした。

「ろんぶ〜ん」で紹介された論文

Twitterかなにかで、NHK「ろんぶ〜ん」(→公式サイト)という番組を知りました。さまざまな論文を紹介する番組らしく、その一週目が、ランニングとバッティングの動作解析の話とのことでした。

再放送を探して視聴しました。紹介された論文は木越清信、加藤彰浩、筒井清次郎「小学生における合理的な疾走動作習得のための補助具の開発」(「体育学研究 57」2012→PDF)です。

番組には、ロンドンブーツ田村淳と元巨人の仁志敏久が登場。おお、なつかしや筑波大学。つくばマラソン走ったあと、ここ通ってバス停に向かったものです。

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筑波大学の木越清信先生が登場。運動のコツを教わってもすぐに動作向上に結びつかないので、外部からの意識を変えることで走技術の向上を目指すという説明がなされます。《疾走能力の高い児童の特徴として,地面に接地していない脚(遊脚)の腿上げ角度が高いこと,および同じく遊脚の膝関節がより屈曲していること》(上記論文より引用)が知られているので、その2点を改善するために、手作りの器具を開発したそうです。

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下記のふたつがその器具です。

左の器具は、歩くたびにピコピコ鳴る子供用サンダルを改良したもので、マジックテープで腿の裏に装着します。ふくらはぎで叩いてピコピコ鳴らす外部意識をもつことで、足が流れず、引きつけがうまくなる、とのこと。折りたたんでコンパクトに引きつけることで、ピッチを上げることができます。

右の器具は、足首より少し上にマジックテープで……ええい、面倒くさい。ミズノから製品化されているそうなので、そちらをご覧下さい(→ダッシュビート)。番組はもっと下に装着していましたけど。腿上げが高くなれば、より大きな位置エネルギーを獲得できますから、足を振り下ろしたさいに強い地面反力を得られるのです。たぶんね。

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ふたつの器具をつけて、仁志氏が走った様子がこちら。

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仁志氏、50Mダッシュだったんですけど、軽く走っているのか、あるいは野球選手の特性なのか、スピードが上がって胸をはるような動作をしないんですよね(番組後半のバッティングの話では本領を発揮していましたよ)。足が流れていたのは明らかに改善されたようです。

論文に触れられていますが、腿裏にセットするピコピコは、もともと速い子につけさせるとかえって遅くなる場合があったとか。そのせいか製品化はされていないようです。

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ん〜と、噂に聞いていたロンブー淳の不思議な走り。動作が大きなわりに足踏みみたいになっていて推進力につながっていません。器具2をつけて走っていましたけど、なにかが劇的に変わったということはなかったようです。 

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『仮面ライダー』『煙が目にしみる』その他

風邪ひいてたし仕事していたし、で、狩猟採集民の研究もランの練習も進んでいない日々でございます。だから、まったくの雑談です……💦 ふだんテレビを見ない私が、わざわざ録画までして見ている番組の話、をば。

まず、TOKYO MXでやっている『仮面ライダー』再放送(→MX公式サイト)。もともと1971年4月から放映されたらしい。広島でも土曜日の19時半からやっていて、親から「早く風呂に入れ」と言われながら、粘って見ていたものです。しかし、見終わってから風呂に入ると、ドリフの最初が見られないという……。

藤岡弘が撮影中のバイク事故で大ケガをしたため、第10話あたりから本郷猛(藤岡)の出演部分は過去の映像をつなぎ声を吹き替えにする綱渡り。ルリ子(真樹千恵子)がメインになり、むりくり藤岡の不在をしのぎました。ショッカーが「イー」と言い始めたのは12話目くらい。

14話目で一文字隼人(佐々木剛)が登場。仮面ライダー2号の登場にコーフンした子供時代を思い出すねえ! ショッカーが「イー」を連発し、「変身、とおっ」が始まり、立花藤兵衛が喫茶店からバイクショップに鞍替えし、滝和也がレギュラーとなり、山本リンダたちが登場し、主題歌を子門真人が歌い……やっと定番スタイルが確立しました。格闘シーンでスローモーションになるのも14話目からかな。今週見た15話でサボテグロンに勝ちましたが、私は仮面ライダーの最初の怪人がサボテグロンだと勘違いしていたくらい、仮面ライダーといえば一文字隼人登場以降だったのでしょう。

ウルトラマンほど社会性はありませんし、総じてつまらないので、そろそろやめます。

もうひとつ。BS12で週に2話ずつ再放送されている『煙が目にしみる』(→BS12公式サイト)です。1981年6月から7月にかけて放映された、NHK銀河テレビ小説。全20話で、今週は12、13話が放映されました。

プロ棋士の登竜門・奨励会は、当時、31歳の誕生日までに四段になけなければ退会と定められていました。主人公の信吾(川谷拓三)は、師匠の内弟子(以前は師匠宅で修行する弟子がいたのです)三段で長年足踏みしている奨励会員。恋人だった師匠の娘を五段の弟弟子に奪われ、失意のなか石和で知り合った子持ちのフラメンコダンサー(根岸季衣)と同棲するようになります。私生活のゴタゴタも影響し、なかなか勝てず……。

私が熱心に将棋を指していたのは中学1年の三学期から高校1年くらいです。高校1年の夏、高校将棋選手権の団体戦で広島県大会の代表になりました。1981年といえば、高校1年の地区大会予選の直前なのかな?

主人公のモデルは、長らく三段であった鈴木英春をモデルにしていると言われていました。大山康晴、花村元司、大内延介、青野照一、石田和雄ら、プロ棋士もちょくちょく出てきます。

ドラマとしても、なかなかのように思います。ジェームス三木は、将棋番組に将棋好きのアマチュアとして出てきて弱いところを露呈していましたが、さすが本職では人間味溢れる巧い脚本を書きます。松村達雄、賀原夏子らも達者。いまはあんな役者いませんよね。今回は松崎真が出てきましたよ。「手を挙げて横断歩道を渡りましょう」

ランニングに関する番組も録画して見たんだっけ。これは明日書きます。

ここからはテレビにも関係ない雑感ですけど、いいでしょうか?

坪内祐三さんが亡くなりました。20年くらい前かな、会社員時代、縁あって何度も飲んだんですよ。労作『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り』が出る前後です。当時、マイナーなブンガク界の、さらにマイナーなブンガク評論の世界で頭角をあらわした時代の寵児でした。

いま出ている雑誌「文藝春秋」で、坪内さんは、2019年の物故者について書かれています。坪内さんらしい世代論になっていますけど、まさか、その原稿を書いているとき、ご本人が亡くなるなんて露ほども予想しなかったのではないでしょうか。合掌。

今朝の衝撃

じつは軽い風邪をひいておりました。毎年ではありませんが、1月と10月に体調不良になることが多い気がしています。自分が病死するのはどちらか、かも。

ここんとこ酒も飲まず、薬をのんで早寝早起き。熱は下がり、洟もとまり、いまはノドが痛いくらいです。今朝は珍しく「あ〜、よく寝られた」という気分で目覚めました。「あと一時間寝られるんだよなあ」と思いながらスマホでニュースを見たら、衝撃!! 一気に目が覚めました。
 

 ナイキの「厚底シューズ」、禁止だって!

 

思い出すのは、競技用水着レーザー・レーサーです。

2008年、世界の水泳選手がSPEED社のレーザー・レーサーを着用し、続々と記録を打ちたてました。日本人は契約の関係で着ることができなかったんですが、勝つためにはしかたないという判断でしょう、北京オリンピックを前に、ついに解禁。世界記録がたくさん樹立されましたが、2010年には禁止となりました。

パラリンピックには高性能の義足が道具のドーピング(テクニカル・ドーピング)ではないかと言われ始めています。

ナイキ・ヴェイパーフライが起こした記録ラッシュはレーザー・レーサーとダブるんですよね。今年は高校駅伝でも履いている選手が多かったそうで、各メーカーもカーボン板を挟んだような厚底シューズを開発中という噂がありました。

キプチョゲがフルマラソンでサブ2を果たしたアルファフライ。エアバッグをはさんでカーボンが三枚埋め込まれています。ドクター中松のジャンピングシューズもビックリの高機能シューズです。