入会したランニングクラブの練習会で、座学+LSD15km。
なかなか面白い講義でした。
とくに練習量の評価の仕方、たとえば今までは走った量を問題にしていたんですけど、同じ10キロ走でもペース次第で評価は変わりますし、ランニングに対してバイクを漕いだぶんや補助トレの運動量をプラスする計算方法などは面白かった。……有料かつクローズドの講座だから具体的に書けませんけど、工夫次第で自分なりの指標はできるかもしれませんね。
その後、15kmのアップダウンLSD。10年くらい前に何度か通ったアップダウンを走りました。いまは、もっと近くに適度なアップダウンを見つけたのでそちらを走りますけど、懐かしい。……今は10年くらい前と体重も走力も同じだし、やり直しだわ。
この春はレースも入れてないし、今月は準備期として脂肪燃焼に努める所存です。
GARMINの心拍計ストラップ、メンテナンスの方法
GARMINのストラップ、ときどき使っているうちに反応がおかしくなり、そのうち捨ててしまうんですけど、今回は長持ちさせたい。……とはいうものの、動画を見ると、私が過去にやっていた手入れと変わらないような。洗濯機に入れたことはありません。
心拍数見ながら走りました
ガーミンの心拍計のストラップを購入しました。以前もポイント練習などでは使っていたんですけど、そのうち壊れてしまうんですよね。デスクの抽斗を見ると、真ん中のセンサーの部分(発信部)は残っていました。ランニングダイナミクスを計測できるセンサーもあったんだけど、見つかりません。ひとまずあれは要らないか。通称「乳バンド」(ストラップ)だけ購入し、センサーの電池を入れ替えると、きちんとGPSウォッチと同期できました。
短距離ランナーの練習をしているうちにスピード持久力が劣化しました。酒に酔って入会ボタンをポチッてしまったマラソン練習会できちんと計測すると、ななんと、AT値(無酸素性作業閾値=無酸素運動に変わるポイント)が5:00/kmだった私。これから心拍数を測りながら、少しずつ上げていこうと目論んでいます。
時計は、GARMIN 630J です。手首で心拍を測るタイプも使ったことがあるんですけど、スピードを出すと、うまく計測できません。手首で心拍を計測するタイプを着けて運動させ、正しく計測できているか検証した論文をどこかで見ました。皮膚の色などに左右されるのか、ズレる人はズレまくっていました。手首計測タイプも改善されるかもしれませんが、心臓に近い部分で計測するほうがより正確だと思われます。
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さて、私は安静時55bpm(拍/分)くらいで、走り始めたらすぐに140bpmくらいまで上がり、死ぬほど追い込んだら最大200bpmを少し超えます。安静時の心拍数が低くて目一杯スピードを上げても150bpmなんて方もあり、そういう人が体質的に持久走に向いていんじゃないでしょうか。私はもともと短距離向きなのです。
恥ずかしながら、レースのときに計測した心拍を……。
まずは、2014年10月の新潟Cityマラソン。このときは、終始ほとんど4:30/kmで走り、3時間9分台でゴールしました。心拍数はドリフト現象で徐々に高くなり、ハーフあたりで170bpm前後になり、最後は180bpm以上でフィニッシュしています。
続きまして、2017年1月の駅伝。
キロ4分くらいで3キロ走った記録です。1キロ走らないうちに180bpmを超え、最後の苦しいところでは200bpm超となっています。このころはマラソンに限界を感じていて、明らかに練習不足でした。
以上の結果から、私は170bpmあたりがAT値に相当するのでしょう。呼気による先日の計測でも、AT値5:00/km時の心拍は167bpmでした。すなわち、そのあたりをターゲットに走ればペースランニング、それ以上であればスピード練習ということになります。限界のスピードは200bpmちょい。
今夜は、ずっと心拍数を睨みながら、170bpmくらいを保って走りました。筋トレしすぎたせいもあるでしょうけど、5:10/kmでしたわ。やれやれ。ま、何年かかったってかまわない。あしたがあるぞ頑張るぞ。
『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』で練習内容を検討
昨日、キロ5分がAT値という悲しい現実を突きつけられました。^_^
『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』を読み直しています。約10〜12分間持続するレースの速度を最高有酸素的ランニング速度(見かけ上のVO2max)を著者は「VDOT」と名づけたうえで、それをトレーニング強度の設定に使います。割り出されるのは、
- E(Easy)ペース
- M(Marathon)ペース
- T(Threshold=閾値)ペース
- I(Interval)ペース
- R(Repetition=レペ)ペース
の5種類です(「ダニエルズ式ランニング用計算ツールの紹介」というサイトもあります)。
仮に、AT値をフルマラソンペースだとする(実際はAT値より少し遅く走る)と、今の私の場合、VDOTは44.5くらい。すると、以下のように算出されます。
- Eペース=5:50くらい
- Mペース=5:00
- Tペース=4:42
- Iペース=(1,000mの場合)4:19、(400mの場合)1:43
- Rペース=4:04
ふむ。インターバルは1,000mが4:20で、400mは103秒か……シクシク。ま、これが現実。過去のことは忘れよう。春はレースをなんにも入れていませんので、AT値をまず10秒分上げるためにイチからコツコツやることにします。AT値は減量でも向上するので、春までに4、5キロは瘦せたいと思います。
↓ 第3版なんてのが出てるんだ!? 買わなきゃ、かなあ。
悲報……AT値5:00/km
短距離ランナーになろうと思っていたのに、昨年末、酒の勢いにまかせて、わりと本気のランニングクラブに入会してしまったのですよ。クラブの参加に先立ち、主宰ジムでAT値を計測してきました。
以下、おさらいです。
ATとは、無酸素性作業閾値のことです。鼻歌交じりで走っているところからだんだんスピードを上げると、あるポイントからゼーハーするようになります。有酸素運動から無酸素運動に切り替わるのです。フルマラソンは、AT値の少し前のスピードで走ります。乳酸性閾値(LT)は血中乳酸が急に増えるポイントのことを指し、だいたいATと同じだと言われます。私はマラソン自己ベストのペースが4:29/kmなので、AT値の最高はそのくらいだったのでしょう。
で、計測しました。
呼気を計測するため漏斗のお化けみたいな轡(くつわ)を口に嵌め、呼気を計測します。その状態でトレッドミルを走りました。15分くらいでしたか。
AT値は、5:00/km。チ〜ン。
威張れることではありませんが、じつは主観的運動強度と合致します。持久走をサボっていて心肺が弱ったことが、数値としてきちんと出てきました。4:30/kmペースでマラソンを走っていたのがウソみたい。今は体重が3、4kgオーバーなので、そのぶんを削ればだいぶん改善しますけど……。
この実力なら、1kmを4:20〜30/kmでもインターバルになりますね(と思うと楽勝という気になってしまう情けない私)。6月くらいまではレースも入れず、筋トレに励み、スピードを磨きましょう。半年間で、インターバルの設定を30秒上げられるように頑張ります。
まあまあ、見ててくださいませ。
54ちゃい、ここから上げていきます!!
『オカルト化する日本の教育』より。
年末、原田実『オカルト化する日本の教育』(ちくま新書)をザーッと読みました。
江戸しぐさや親学(シンガクじゃなくて、おやガクと読むんですね)などの創作された伝統を広めて教育現場にまで持ち込もうとする日本会議ら保守勢力や、彼らの抱く陰謀論を紹介した一冊です。全体的にはおおむね知っていることの再確認でありました。原田氏には『江戸しぐさの正体』や『江戸しぐさの終焉』などの著書もあります。
『オカルト化する日本の教育』の本題は当ブログとは関係ないので詳しく触れませんけど、アメリカ先住民の「創られた伝統」は気になったのでメモしておきます。
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《一九七〇年代、文明社会が忘れ去った叡智が先住民文化で継承されている、あるいは、先住民文化は文明社会と違って自然と調和したエコロジカルなものだった、という概念が欧米で急速に広まって》いったそうです。《その時期には、アメリカ白人社会の側にも、アメリカ先住民を殺害し、土地を奪い、文化を破壊したことへの贖罪意識も芽生えてきた。さらに環境汚染や資源枯渇による人類の危機が叫ばれるうちに、その危機を既成の文明の限界ととらえ、先住民文化にはそれを乗り越えるための叡智が秘められているという主張もさかんに出てくるようになった。その悔悟、白人社会側のそうした期待に応える方向での「伝統」の見直しも行われた。》と書いたうえで、原田氏は何冊かの、ベストセラーになった「偽書」を挙げています。
◉カルロス・カスタネダ『ドン・ファンの教え』
アメリカの文化人類学者カルロス・カスタネダ『ドン・ファンの教え』(1968)は、ヤキ族の呪術師ドン・ファンの言葉を紹介し、70〜80年代の精神世界ブームをもたらしたそうです。《ところが現在では「ドン・ファンノ教え」はカスタネダのフィクションであり、ドン・ファンは架空の人物であることが判明している。カスタネダはドン・ファンと共にヤキ族呪術者の「伝統」をも捏造していたのである》。私はこの本は読んだことありませんけど、ずいぶん前に、ある有名な学者が引用していたのを記憶しています。
◉アサ・アール・カーター『リトル・トリー』
チェロキー族出身の人物が少年時代を回想したという自叙伝『リトル・トリー』(1976)は世界的ベストセラーになったそうで、カバーのイラストが印象的な日本語版は私もよく覚えています。しかし、《実際の作者はアメリカ先住民どころか白人至上主義・人種差別論者のアサ・アール・カーターであることは一九九一年には明らかにされていたが、その事実がこの書籍の評価に影響するには長い時間を要した》とあります。
◉ロバート・リチャード・ヒエロニムス『アメリカ国璽の秘密』
《ビジュアル・アーチストのロバート・リチャード・ヒエロニムス(一九三四〜)は、一九八九年の著書》『アメリカ国璽の秘密』で、《アメリカ合衆国の民主主義・平等思想・連邦制度はアメリカ先住民がコロンブス到来以前から構成していた部族連合・クロクォイ同盟に起源すると主張》するとともに《同様の思想は西欧の秘密結社によっても伝承されていた》と言うそうです。西欧の「伝統」とアメリカ先住民の「伝統」がたまたま合致していたということでしょうか。少々無理筋です。
◉『アメリカインディアンの教え』
《アメリカ先住民をありがたる風潮は当然、日本にも波及している。一九九〇年にはドロシー・ロー・ノルト(一九二四から二〇〇五)の詩 “Children Learn What They Live” が、 『アメリカインディアンの教え』という表題で邦訳されてベストセラーになっているが、その内容はアメリカ先住民と関係ない。
──原田氏によれば、「江戸しぐさ」はアメリカ先住民を江戸の人たちに置き換えることで歴史を捏造しました。私はACジャパンのコマーシャルで江戸しぐさを見て、山口晃さんのイラストに感心しましたけど、あれが江戸時代の作法だなんて信じなかった。一過性の啓発CMと思ったのです。だから、のちに教科書に載ると知り、腰を抜かしました。しかし、あれを信じている人は、創作だと教わってもこう擁護するのです。「ウソだって、結果的に大切なことを説いているんだからいいんじゃない?」って。これは前述の『ドン・ファンの教え』を庇う人の論法と同じらしい。
江戸しぐさが説く《共有・互助・共生、そして自然に従うエコロジカルな発想、これらはアメリカ先住民の文化・思想を称賛する際によく使われる表現でもある》そうです。
脱線。アメリカ先住民の話ではないので本書には出てきませんが、一時期売れたエーリッヒ・ショイルマン『パパラギ』(1920、邦訳1982)もドイツ人による創作でした。ヨーロッパを訪ねたサモアの酋長が、島民に向かって西洋の印象を聞かせる体裁です。
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コロンブス到達時にはすでにアメリカ先住民は首長制社会の段階にあったはず。狩猟採集生活をターゲットとする本ブログではあまり扱いません。
でもね、《共有・互助・共生、そして自然に従うエコロジカルな発想》と見ると、私は首長社会よりも狩猟採集社会を思い浮かべるのです。もちろん私は、彼らの生活を捏造してまで賛美するのではなく、文化人類学者のたしかなレポートを参考に科学的に学んでいるつもりです。したがって、狩猟採集社会に不都合なことがあれば書いていきます。
《縄文人に学ぶ豊かな暮らし》とか《アイヌ民族の生活の知恵》なんて本、ありそうですね。それを創作かどうか見極める目も必要です。
1月5日……走ってませんが。
「ドラえもん」ならジャイアンのトランプ大統領のイラン攻撃。まったくなにやってんだ。スネ夫・安倍首相は声明を出していないようですけど、出方次第でオリンピックに影響しますよ。いとも簡単にカルロス・ゴーンが出国した国で、テロを未然に防げるんでしょうか。
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さて、走らなかったけど1月5日のくだらない日記です。
朝9時半に、チャイムが鳴りました。妻がすぐにインターフォンのモニタを覗いたんですけど、何も写っていなかったとのこと。ああ、多分あれだな、と気づいてマンション一階の宅配ボックスに行くと、やはり入っていました。
16KGのケトルベル。
今年は筋トレをきちんとやっているんです。自重トレばかりでしたが、重めのケトルベルが欲しくてネットで注文したのでした。
宅配の人は、「こんなクソ重いもん、運べるかい」と、ピンポンダッシュしてしまったに違いありません。少しずつ種類を増やしたいんですが、これ以上に重いものは自分で買いに行こう。
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午後は、近所に住む友人と昼飲み。
帰りに、妻から言われていた買い物をしました。2,000円ごとにスタンプがもらえるスーパーで、指示されたものに加えて、あれこれ。「ちょうど4,000円くらいかな」とレジに行きますと…………ジャーン!!
ほほほほほ。じつは、昨年4,001円という奇跡もあったのですけど、そのときと違って本日は「ポイント5倍デー」だったのサ。スタンプ10個ゲット!
▲昨年1月中旬、4,001円のレシート。