狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

MGC

スタート時は夢のなかでしたが、起き上がってテレビを点け、MGCを観ました。テレビを2画面にする機能を使って、TBSで男子マラソン、NHKで女子マラソンを。

男子は、ひとり飛び出した設楽悠太選手を上り坂で2位集団がとらえました。中村匠吾選手が終盤素晴らしい仕掛けを見せ、1位に。中村を追ったのは、服部勇馬選手と大迫傑選手。大迫は確実に2位狙いにいかず果敢に中村を猛追したのが災いしたか(とはいえ、大迫らしい)3位、大迫を抜いた服部が大迫を抜き、2位でした。優勝タイムは2時間11分28秒。

女子は、前田穂南選手が仕掛け、差を広げ、暑さのなか2時間25分15秒で優勝。鈴木亜由子選手が手堅く2位かと思いましたが、小原怜子選手がどんどん差を詰めます。結果、4秒差で2位・鈴木、3位・小原。松田瑞生選手は4位でした。選手の表情を見ても消耗ぶりがよくわかります。

とくに男子はナイキズームXヴェイパーフライネクスト%だらけでしたね。足もとがピンクピンクピンク……。男子は1〜3位が、女子は2位・鈴木がナイキでした。もしこのシューズで何分かタイムが縮むのだとしたら、アシックスを履いていた小原と鈴木の4秒差はシューズの差……?

3位の大迫、小原選手は即決定ではありません。

男子は福岡・東京・びわ湖、女子はさいたま国際、大阪国際、名古屋ウィメンズの3大会で設定記録を上回った選手がいた場合、そのうちいちばんいいタイムの選手がオリンピックに選出されます(ただし、過去のMGC選考レースで完走していることが条件)。

逆転できる設定記録は男子2時間05分49秒、女子2時間22分22秒。どちらも現役選手の最高記録を上回ります。男子は日本記録です。

オリンピックを狙う選手は、男子の場合、記録がでやすい東京マラソンで勝負するのが得策でしょう。日本記録を上回るペースで突っ込む選手が出てくるはずです。

女子は日本歴代記録9位(松田瑞生の2:22:23)以上なので男子よりは可能性がありそうです。さいたま国際は坂だらけの難条件なのでオリンピックを狙う選手はまず出ません。大阪国際の結果を睨みつつ、多くの選手は名古屋ウィメンズで勝負するような気がします。

東京オリンピックのマラソンは盛夏で、レースできる環境ではありません。選手が気の毒でしかたない。私はスピードのある選手をマラソンでも応援したいので、たとえば松田瑞生選手にも活躍してほしいんですけど、オリンピックにはトラックで出てもらいたくもあります。