『はじめての構造主義』

 本日は5キロだけジョグと公園トレ(ボックスジャンプ、逆手懸垂、ランジウォークなどなど)。走る距離が半分くらいになったせいか、よく本を読んでいる気がします。ブログに来て下さるランナーのみなさんは辟易されているかもしれませんけど……。

はじめての構造主義 (講談社現代新書)

はじめての構造主義 (講談社現代新書)

 

  橋爪大三郎『はじめての構造主義』(講談社現代新書)を読了。構造主義の手引きですが、レヴィ=ストロースの解説が中心です。1988年初版で、私が読んだのは2018年3月の56版。帯には20万部突破とあります。この手の本が売れ続けているの、なんか、うれしいね。
 大学時代に読んだ数々の本を思い出しました。
構造主義やポスト構造主義(橋爪氏も書くように両者の違いはよくわかりません)の著作と悪戦苦闘したものです。大学院に進んで文学研究をやろうかとも考えていたので理論武装する必要もありました。ソシュールは丸山圭三郎の本で勉強。熱心に読んだのはロラン・バルト、ミシェル・フーコー、蓮實重彦などです。書棚を見るとジュリア・クリステヴァ『テキストとしての小説』も並んでいます。懐かしい! 「これを理解できるか否かで、これからの学問についていけるかどうかがわかるだろう」と大学の先生に言われ、おそるおそる読んだのは浅田彰『構造と力』でした。
 私の足りない頭では一知半解がいいところだと感じてましたが、意外とポイントは理解しているらしい。そして、今でも私が思考するうえでの礎になっているようです。
『はじめての構造主義』では、ソシュールの言語学をヤーコブソン経由で教わったレヴィ=ストロースが人類学に応用した過程を解説してくれています。なるほどね。
 大学時代、人類学には興味がなかったので(講談社学術文庫版『悲しき南回帰線』の訳文がよくわからないこともあり)構造主義の基本図書と知りながらレヴィ=ストロースは読まずじまいでした。今年、狩猟採集民に興味が湧き、やっと中公クラシックス版(同じ本ですが、こちらの邦題は『悲しい熱帯』です)を読みました。
 アマゾンの未開社会を観察しながらレヴィ=ストロースが西欧中心主義を相対化したように、私も狩猟採集民の本を読んで常識と信じていたことを問い直しています。

悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス)

悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス)

  • 作者: レヴィ=ストロース,Claude L´evi‐Strauss,川田順造
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2001/04/01
  • メディア: 単行本
  • 購入: 13人 クリック: 89回
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悲しき熱帯〈2〉 (中公クラシックス)

悲しき熱帯〈2〉 (中公クラシックス)

  • 作者: レヴィ=ストロース,Claude L´evi‐Strauss,川田順造
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2001/05/01
  • メディア: 新書
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