小出義雄さんが4月24日に亡くなったとのこと。
2012年6月のこと。山縣亮太選手の追っかけをやっている私は、大阪・長居陸上競技場まで日本陸上選手権を見に行きました。残念ながら100Mの山縣選手は3位でした。
表彰式を見たあと新大阪駅に行きました。ジャージ姿の若い男女がチラホラ見えます。新幹線のチケットを買うため並んでいると、背後から、どこかで聞いたような声が。振り返ると、酔っ払って顔を真っ赤にした小柄なおじさんがニコニコ笑っています。小出監督でした。チームの若いスタッフ(?)と話していました。
その日、新谷仁美選手が5000Mで優勝して、ロンドンオリンピック代表権を確実にしたはず。小出監督がご機嫌だったのは、そのせいではなかったでしょうか。
小出監督の本はたくさん読んだなあ。
『君ならできる』は、シドニーオリンピック直後に刊行された本。高橋選手が優勝すると見込んで、出版社が事前に準備していたのです。本の装丁された故・亀海昌次さんにそんなことを聞きました。『知識ゼロからのジョギング&マラソン入門』も同じ出版社から刊行された、亀海デザインの一冊。当時の私は持久走とまったく縁がありませんから「こういう本が売れるのかなあ」とぼんやり感じたのでした。まさか、のちに購入するとはね。
30キロ過ぎで一番速く走るマラソン サブ4・サブ3を達成する練習法 (角川SSC新書)
- 作者: 小出義雄
- 出版社/メーカー: 角川マガジンズ
- 発売日: 2013/11/09
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (12件) を見る