狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

リーバイス501の思い出。

♫ あれは〜まだ〜私が限界を知らなかったころ〜
 10月のとある日曜日に神宮球場に行きまして〜

その先、さだまさし「雨やどり」の歌詞をよく知らないので替え歌にできません。

ま、深く考えず、2010年10月10日(日)のことと思いねえ。テンテンテンだな。

私はその日初めて走って神宮球場に行き、広島カープ最終戦のナイターを見たのです。短パン半袖姿で走りますが、夜じっとして野球を観るには少し厚着しなければなりません。背負って走るには、着替えは少々重い。

そこで考えました。金曜日に飲み会があったので、帰りに国立競技場駅に寄って着替えなどの荷物をコインロッカーに預けたんです。なんて用意周到な私。

本来、土曜日の試合でしたが、雨天中止で日曜日にスライドしました。

以下、あるところに書いた文章のコピペ。

 信号待ちと自販機に立ち寄るほかは休憩を入れず、旧甲州街道と甲州街道を走る。二箇所で秋祭りの神輿に遭遇した。ふくらはぎの筋肉痛がやや残っていたが大丈夫だ。1キロ5分10秒前後で快調に走る。明大前の手前で住宅街に入るも幸い迷わなかった。渋谷はその名に違わず谷だねえ、と思いながら坂を上り下りし、原宿に。駅前の雑踏で歩くようなスピードに落ちてしまうが、器用に人を縫っていく男性ランナーを発見、彼の背後をしばらく追って千駄ヶ谷小学校を通過。神宮球場到着は予定通り16時だった。我ながらお見事ッ。厚い雲はいつのまにかなくなり、快晴になっていた。
 信号・給水・地図確認などのロスを引くと、2時間22分で27.3km走ったことになる。チケットを購入して、駅まで走って28km超。預けておいたザックを取りだした。万事順調だ。

当時のカープは弱くて人気がなく、当日券を買えたんですねえ。いい時代だ。

 千駄ヶ谷の鶴の湯に入る。たまに銭湯に寄るけど、どこも夕方から混んでるよなあ。鶴の湯はランナーも多いようだ。10月10日はラベンダー湯と書いてあっる。良き哉、良き哉。

ところが……。

 さ、風呂入ってメシ食っていよいよビールだな、と入浴前に荷物をあらためたとき事件が発覚した。
 チ、チ、チ、チノパンがない! 入れ忘れたのだ、オーノウ! 万事順調なんてとんでもない間違いだった。
 烏の行水で銭湯を出た。試合開始まで1時間足らず。汗くさい短パンでタクシーに乗り、新宿三丁目のジーンズショップに向かう。店員に事情を説明して(笑われて)急いで一本所望。先日の健康診断でウエスト69cmと言われましたと言い、「憧れのリーバイス501も試してみたいなあ」というと、501の28インチが、裾あげ不要のジャストサイズで助かった。タグをとってもらい、履いていく。ジーンズがン千円。タクシー代約1000円。走って神宮までやって来たのに無駄な出費するなんてバカバカしい話だ。情けない。

こんな具合に失敗しちゃったのでした。

私、2003年くらいまでは贅肉がたくさんあり、体重マックスが74kg、ウエスト80cmくらいでした。あのころ、リーバイス501みたいな細身のストレートジーンズを穿くと腿のところでつかえてしまい、諦めていました。

現在は自宅仕事のフリーランスゆえランニングウエア以外で外出することは少なく、ジーンズはあのとき購入した501一本で用が足りますが、このあいだ、アウトレットパークに行ってリーバイスのジーンズを2本買ったのです。

それで上記の話を思い出した次第。
 
ついでに2010年の日記をつらつら読み返したんです。

なんと楽しげに走っていることか。1日の最長距離とか、最高ペースとか、ビルドアップ走の達成にいちいち喜んでは、「明日なにを試そうか」と考えていたのです。体重も頑張って落としていて、いまより1〜2kg瘦せてます。

当時の嬉々とした感じをまた取り戻したいな、と思いながら本日もダラダラとジョギングしたのでした。

ちなみにですね、新調したジーンズ穿いて観戦した2010年のカープ最終戦、栗原健太が15号ホームランを打ち、梵英心が3割を確定させました。たった8年前のことですけど、彼らはもうプロ野球にはいません。