親知らず抜いたの。

今日もよく働いた〜。
夕方、歯科医に往復して親知らずを一本抜きました。

以下、今日のウンチク。
出土した顎の骨を観察すると、農耕を始める前の人間は歯が均等に磨り減っているそうです。狩猟採集時代の人間は赤身肉など硬いものを時間をかけて咀嚼していました(自然界には霜降りなんてないけんね)。霊長類のなかでもトップクラスの硬度を誇る人間の歯は硬いものを食べるのに適していました。彼らの口は咀嚼することで嚙み合わせが良くなり、顎が大きくなりました。親知らずだってきちんと活躍していたのです。
穀物食や火によって柔らかいものを食べるようになり、顎がだんだん小さくなりました(現代っ子は嚙まずに流し込むのを好むと最近ラジオで聴きましたよ)。結果、親知らずが邪魔者扱いされるようになったのです。
熱したデンプンや砂糖が、あれほど硬い歯をむしばんでます。
ウンチク終わり。

私、歯医者さんに「親知らずが斜めに生えているので、歯茎を切ったり歯を割ったりするかもしれません」と言われ、麻酔を打たれました。しばらく待って横に倒され、グイグイガツンガツン……しかし、数分後、
「あ、抜けました」と歯を見せられました。
「え? もうへすか?」と私。(麻酔のせいでうまくしゃべれない)
「運がいいですね。簡単でした」
なんだよ脅しやがって。麻酔がいちばん痛かった。
……ま、いいか。
さっきまで私の一部だった歯よ、さらば。
生まれ変わったら、子供のころから硬いもの嚙んで、親知らずにも活躍してもらうからな。「抜いた歯、持って帰りますか」と言われて「まさか」とことわりました。テイクアウトして屋根のうえに投げるべきだったか。
45分かかると思っていてください、と予約時に言われたのに、診察室を出たのは10分後でした。