久々にPV見ると、骨盤を素早くねじる意識で走ってます。【その1】というエントリーにアクセスが多いのです。今は少し考えが違うので、アップデート版をここに書いておきます。骨盤主導というか体幹主導の考えは変わりませんが、フォームはいろんなことが連動しているので、いまは腰や骨盤の回旋を特別意識していないんです。
フォームに関する、今の考えを書いておきます。
毎度毎度の素人考えです。ご注意ください。
ランニングにはいろいろな筋肉の伸張 - 短縮サイクル(ストレッチショートニングサイクル、SSC)が関与するはずですが、今回はフォームと大腰筋の関係を概念図にしてみました。
着地した足が地面反力を受け、その力により腸骨は押し出されます。つまりきちんとした姿勢で走ると、自然に腰は前に出ます。腸骨が押し出されれば、骨盤をまたいで上半身と下半身をつなぐ大腰筋が伸びます。 筋肉はゴムみたいに急激に伸びると縮もうとすることや、骨盤の動きにひっぱられて足は自動的に戻ってくるのです。たぶんね。
オーストラリアのルーク・マシューズ選手の動画をご覧下さい。
短パンの模様を見れば、着地と連動して骨盤が押し出されるのがよくわかります。この局面で骨盤が後傾していると大腰筋は緩んでしまいます。
骨盤が押し出されるのと同時に腰に反りが生まれ、上体が弓なりになります。支持脚に体重を載せるため、(左足が伸びているときは左の)体側がやや伸びるはずです。そのとき大腰筋はもっとも長くなります。ランジをして、右足を前に出し左足を引いた状態で左手を伸ばし、身体を時計回りに回しながら、右に倒すと大腰筋がよく伸びるのと同じ理屈でしょう。
たぶん、そういうことです。
今は、骨盤など一部分なのだけを意識せず、胸から大転子くらいまで、身体の中心部のいろんなところを順番に意識しています。
正面から見える動きは、こちらの動画が参考になります。
ゼロベースランニング 走りの常識を変える! フォームをリセットする!
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