ドラえもん、100m、要領の話、その他。

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 平成23年といったら、何年前?……ジーガシャガシャ……6年前か。
 となると西暦で……ジーガシャガシャ……2011年、東日本大震災の年かあ……。

 その日、いつものように、仕事しながらTBSラジオ「小島慶子キラ★キラ」を聴いていたんです。ちょうど聴取率調査週間(2ヶ月に1度の、いわゆるスペシャルウィーク)でして、毎日一番いいメッセージに3万円をあげる、という企画をやっていました。
 その日のテーマは、「藤子不二雄と私」でした。
 ああ、そういえば……と書いたのが、次のメッセージです。

 勉強もスポーツもできず、コンプレックスだらけで鬱々と過ごしていた高校1年のころのことです。
 当時小学生の妹が読んでいた学年に《足が速くなる方法》の図解が出ていました。のび太が走る格好をし、ドラえもんが指示棒持って《走り方》を解説しています。アゴを引けとか、つま先で走れとか、腕を振れ、などとドラえもんが言っています。
そんなんで速く走れるなら誰も苦労はしないよ、フン、と私は雑誌を放り投げました。
 が、翌週、たまたま100M走の計測があり、だまされたつもりでドラえもんの指示通りに走ったら、あら不思議、いつもクラスでビリを争っていた私が13秒前半で走れ、上位に入ったのです。ゴールしてタイムを聞いた瞬間、空の色が明るくなりました。

 それから私は活発に外で遊ぶようになり、性格も明るくなりました。
 100Mのタイムも最終的に12秒半ばまで伸びました。
 ありがとうドラえもん!

  誇張はありません。将棋と読書が好きなインドア派で、それ以前は、いまほど快活ではなかったのです。
 私のメッセージがラジオで読まれました。
 パーソナリティの小島慶子さんとライムスター宇多丸さんが盛り上がるのです。
「この人すご〜い。クラスのいじめられっ子だったのに(いじめられっ子だなんて書いてない)、ドラえもんの指導でクラスで一番になったんだよ(一番だなんて書いてない)。リアルのび太じゃん!」
 ドラえもんの漫画に直接影響を受けたエピソードではないので、まさかとは思いましたが、なんとその日のメッセージ王に選ばれ、3万円を獲得したのでした。
 写真はその証拠です。^^ 頂戴した3万円のうち1万円は妻に進呈し、あとはシューズ代と飲み代に消えました。

【以下、蛇足】
 上記のとおり私は将棋部でした。
 空が明るくなったとき、「将棋なんてやってる場合じゃねえな」と感じました。その年の夏休み、団体戦で広島の代表になって全国大会に行き、ベスト8という結果でした。私はそれで満ち足りて将棋をしばらくやめました。今はネットでたまに早指しする程度で、もっぱら観戦です。藤井聡太四段、強いっす。
 私、ドラえもんのおかげで100Mのタイムが伸び、「世の中、要領がわかれば大きく伸びることがある」と学習しました。受験勉強の要領を理解するのに人より長くかかってしまい、浪人しちゃいましたけど。
 短距離が少し速くなっても、長距離はほとんどビリのままでした。
「要領よく」マラソンが速くなる方法はわからんままじゃ。