萩往還マラニック参戦記(1/3)

 第29回萩往還マラニック250kmの部に参戦しました。
 以下、どなたかが作ってくださったルートマップをご参照ください。

 長々と書きますが、どこに何時何分に着いたという詳細や、エイドの食事の写真などがほとんどないので参考にならないかもしれません……あらかじめお断りしておきます。

 萩往還250kmの踏破は、心のタスクリストに太字で記載していたんです。2017年と18年の2大会をもって終了するという話を聞いて背中を押され、挑戦を決意しました。250kmの部を完踏しないうちに大会がなくなったら後悔するはずですから。
 この1ヶ月くらい仕事が立て込んでいました。それに、5月1、2日は連休の谷間の平日。その2日を空けるため、毎日明け方まで仕事しました。5〜7時に寝て10〜11時に起きる生活。もともと昼夜逆転型ですけど、萩往還は二晩徹夜で走るようなもんだから、寝ない練習と考えていました。平日あまり走れないのはストレスが溜まりました。

5月1日(月)大会前日
 スタート前日。広島県の郡部出身の私は実家に寄らず広島市内のホテルに泊まり、萩往還出走する同級生ほか8名くらいでプレ飲み会をやりました。会場はサブスリーランナーIさんがやっているS食堂。Iさんは昨年250kmに参戦して残念ながらリタイアされています。今年はエントリーせず、われわれをサポートしてくださいました。
 250kmの部のスタート時間は2日18時、140kmの部は3日18時、70kmの部は4日の朝6時。山口市の瑠璃光寺の五重塔前(香山公園)をスタートし、各部4日の18時までに戻ります。ほかに歩け歩け35kmという部門もあり、4日6時にスタートして、70kmの往路にあたる35kmを踏破したあとバスで帰ります。
 私は70kmの部を4年前、140kmの部を3年前に完踏。ただ、その後2年間ご無沙汰していました。事情によりウルトラには積極的でないので、萩往還の140kmのほかに100km以上の大会を走ったことはありません。時間を度外視すれば長い距離に抵抗はありませんが、知り合いを見る限り、(その後何度も完踏しているランナーであっても)初参加時にはリタイアが多い。それが不安材料のひとつでした。

★5月2日(火)スタートまで
 レース当日の朝は、少し酒が残っていたので水をがぶ飲みしました。スタートが18時なので平気でしょう。
 250kmの部を走る知り合いのMくん(彼もサブスリーランナー)の車に同乗させてもらい、山口入りしました。お昼前には受付や食事、着替えをすませました。
 15時からの説明会で印象に残った話のひとつを紹介しますと……。
 前回の大会で「わたしギリギリまで頑張れるんです」という女性が入院してしまった例を挙げ、大会委員長は次のようなことをおっしゃいます。「限界まで無理して頑張る必要はありません。70キロの部の人にとって、白ゼッケン(250kmの部)のランナーは全員神々しいんです。スタートするだけで誇っていい。たまたま体調が悪くて第1チェックポイント(以下、CP)でリタイアしたって私は充分立派だと思いますよ」
 なるほどそうだった。4年前、70kmの部を走った時は、山から転がるようなスピードで駆け抜けていく速い人も、意識が朦朧として歩く人も区別なく、250kmの参加者はみんな超人に見えました。きっとあのときの私には信じられないでしょう、今日の自分は白ゼッケンをつけているのです。
 説明会場やスタート地点で全国から来た知り合いと再会、声をかけあいました。

★5月2日(火)スタート。18時〜
 いよいよ、18時からウエーブスタートです。f:id:mugibatake40ro:20170507163055j:plain
 私は最後から2番目のグループで、約21分遅れてエイエイオー。瑠璃光寺の五重塔が見える香山公園から走り始めました。ほどなく前のグループでスタートしたMくんに追いつきます。彼は余裕を持って制限時間いっぱい使うプラン。一方、私は例によってノープランです。Mくんはコースの予習が完璧で、以後助けてくれることになります。フラットな川沿いをゆるゆる走ると、だんだん日が暮れていきました。
 最初の上郷エイド(13.2km)でMくんと別れます。じつはすでに身体が重く、人と走る状態ではなかったのです。とくに左のハムやお尻が痛みます。カーフガード、ソックスともに、過去にレースで使ったモデルですが、この日はなんだかしっくりこない。それらを順に脱ぐとラクになりました。が、素足でシューズを履いたため、すぐに右足裏の皮が剥けて出血。さらに左足の甲や足裏もズルっと剥けました。無視していましたが、だんだん痛みがひどくなります。まあいい。全身だるくなって足の痛みが目立たなくなるのを待つことにしました。
 なんだか風邪っぽい気がします。半袖+短パンだったのですが、長袖やウインドブレーカー、ロングパンツなどを重ね着しました。半袖姿で夜通し走った方もいたので、明らかに私は厚着でした。
 体調がよくないのかなあ。
 すでに目標は「リタイアしないこと」になっています。

萩往還マラニック参戦記(2/3)に続く】